『クリスマス・キャロル』についてあなたの知らない10のこと

2017年11月20日更新

1843年出版、チャールズ・ディケンズ代表作のクリスマスを舞台とした物語『クリスマス・キャロル』は150年以上が経った現在も語り継がれている名作です。今回はmentalfloss.comより『クリスマス・キャロル』についてあなたの知らない10のことを紹介します。

1.『クリスマス・キャロル』のアイデアが生まれた瞬間とは!?

1843年、チャールズ・ディケンズは”知識の向上と知識の普及”のために開催されたチャリティイベントでスピーチを行った後に、『クリスマス・キャロル』の執筆を開始しました。

当時31歳だったディケンズの他にも若かりし日のベンジャミン・ディズレーリ(後にイギリスの首相になった人物)がチャリティでスピーチをしていたそうです。

イベントに触発されたディケンズはその夜に長い散歩に出掛け、そこで『クリスマス・キャロル』のアイデアが生まれたと言われています。

2.9月から執筆を開始してクリスマスに発売!?

チャールズ・ディケンズが『クリスマス・キャロル』の執筆を開始したのが1843年9月のこと、そして執筆を終わらせたのが1843年11月、わずか6週間の間に書き上げたことになります。

1843年12月17日に『クリスマス・キャロル』が書店に並ぶと、わずか3日で売り切れになったと言われています。

3.公開朗読会を行った初めての著名作家!?

チャールズ・ディケンズは初めて公開朗読会を開いた著名作家。朗読会で最初に読んだ作品がこの『クリスマス・キャロル』だったと言われています。

『クリスマス・キャロル』が出版された10年後、イギリスバーミンガムのシティホールで朗読会が行われると2000人の聴衆が集まったそうです。

4.ディケンズはパフォーマーだった!?

ディケンズは単に本を朗読するよりも、パフォーマンスをしながら自身の作品を朗読することを好んだと言われています。

パフォーマンスをするために本のページを一度破ってから再び編集するなどして『クリスマス・キャロル』特別バージョンを制作していたそうです。

その本にはステージ上の合図など指示が書き込まれ、まるで演劇の台本のようになっていました。

5.貴重な本が現存している!?

チャールズ・ディケンズがパフォーマンス用に製作した貴重な『クリスマス・キャロル』の本がニューヨーク公共図書館に保管されています。

この本は現存するただ1冊の本だと言われています。

6.朗読会で荒稼ぎしていた!?

ディケンズは朗読会ツアーのためにアメリカを2度訪れていました。1867年クリスマスの時期にニューヨーク公共図書館で行われた朗読会ではパフォーマンス用の本が使われたそうです、

2度目のツアーでディケンズが稼いだ額は約1.9000ポンドと言われ、現在の価値に換算すると約140万ポンド(約26億円)です。

7.有名作家がディケンズのパフォーマンスを鑑賞していた!?

『トム・ソーヤの冒険』などで知られるイギリスの作家マーク・トウェインは32歳の時、ニューヨークで開催されていたディケンズ(当時55歳)の朗読パフォーマンスを鑑賞していたそうです。

8.朗読会の日のルーティーン!?

朗読会の日にはディケンズは決まったメニューを取っていたそうです。

まず朝食にクリームを入れたラム酒、ティータイムに1パイントのシャンパン。開演30分前にステージに上がり、生卵を入れたシェリー酒、そしてインターバルに牛肉のスープを飲んでいたと言われています。

9.引退作はもちろん『クリスマス・キャロル』!?

晩年、体調を崩していたディケンズは朗読会を引退することを決意します。

1870年3月15日、ピカデリーのセイント・ジェームズ・ホールでディケンズ最後の朗読会が開催されました。

もちろん演目は『クリスマス・キャロル』、ディケンズの息子が観客に向けた最後の言葉を記録していました。

“このきらびやかな光の中から私は永久に消え去ります。さようなら、感謝、尊敬、愛を込めて”
引用:mentalfloss.com

10.あの場所でクリスマスキャロルの朗読会が開催された!?

2013年12月、『サンドマン』などで知られるイギリスの作家ニール・ゲイマンがニューヨーク公共図書館で『クリスマス・キャロル』の朗読会を開催しました。

その時に使われていた本が1867年に実際チャールズ・ディケンズが使用したパフォーマンス用の本でした。