街の灯(1931)

街の灯(1931)

作品情報

原題 City Lights
日本劇場公開日 1934年1月20日
製作国 アメリカ

新着感想・ネタバレ

HMworldtravellerの感想・評価
【語らずして語る】
言葉の持つ力は本来大きい。だからだろうか?最近の作品は台詞に頼り過ぎているような気がする。無ければ無いで 動作や表情、動作と動作のあいだに生じる間(ま) などで 意思や感情を伝えることができるはず。そして台詞が無いゆえに観客は表情から状況を読み解き、解釈もまた無限大に広がる。そんなことを思い起こさせる映画だと思う。

言わずと知れたチャップリンの名作『街の灯』。その有名なラストシーン。目が見えるようになった娘と再会し、娘が、目の前にいる人物が恩人であると知る シーンだ。手放しでのハッピーエンドと感じている人が多数派のようだけど私にはそうは見えなかった。

目が見えなかった頃の様子は微塵も感じられず朗らかに笑いながら花屋で働く娘。チャップリンと会う直前、花屋に入ってきた立派な紳士を見て動揺し母親に「あの方が帰って来たような気がしたの」 と言う字幕が出る。彼女は今も自分に優しく尽くしてくれた「紳士」の帰りを待っている。その後にウインドウ越しに目に留まった浮浪者。娘を見てうれしそうに微笑むチャップリンに対し、娘は「この人、きっと私を好きなのよ」と笑いながら母親に話す。そして花とお金を恵んであげようとして2人は向かい合うことになり手が触れ娘は気がつくのだ。「あなたでしたのね」と。その表情は一点の曇りも無い笑顔ではなく 微かに戸惑いをたたえているように見える。

この温かな手の...
jetsetの感想・評価
2015.7.20
lessmoreの感想・評価
チャップリン作品はユーモラスに社会の問題が描かれている。
この作品は差別や偏見の無い主人公が運命に翻弄される様を基本サイレントでパントマイムの映像で進行するが表現のアイデアが洒落ていて面白く観ているこちらの想像を刺激する。

頼りなく、欲もなく、愛は持っているチャップリンの奔走ぶり。
盲目の恋人を無心で助けようとして奔走、目の治療費と家賃を用意した末に刑務所へ

後に出所したチャップリンと恋人との再開シーンは、まるで生で観ているかのような臨場感で素晴らしい。
名場面間違いなし。

是非、観て感じてほしい。
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