血染海棠紅

血染海棠紅

作品情報

日本劇場公開日 1949年8月13日
製作国 香港

監督・スタッフ・キャスト

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
正式にソフト化されたことはないと思われるが、秘蔵ビデオで鑑賞。台湾の国家電影資料館にはビデオがある。まだ中華人民共和国ができる前の香港映画(1949)。北京語映画であり、当然上海からの移住組で作っている。主演の白光と龔秋霞、陳娟娟がそれぞれ一曲ずつ歌を披露する。白光の唱う「東山一把青」は白先勇の小説『台北人』でも使われているが、むしろ他の二人のほうが歌がうまいぐらいだ。(白光は白光で独特の魅力があるが。)
 これらの女優陣だけでなく、主演の厳俊も、監督の岳楓も、その他のスタッフ・キャストもみんな上海からの移住組である。左傾化する前の長城影業公司、社長は日本支配下の上海映画の中国側ボスであった張善琨である(長城はその後左傾化し、張は追い出されることになる)。
 映画の見所はもちろん白光。ファム・ファタールという言葉が甘く感じられるほどの、正真正銘の悪女を演じている。盗賊をしていたものの家族のために足を洗おうとする夫、厳俊。それを裏切って情夫の元に走り夫を陥れる妻、白光。そしてその情夫を殺してしまい、盗みの罪と併せて無期懲役に処せられる夫。警察長のもとで育てられた娘が結婚することを知り、ゆすりに現れる妻。それが許せず脱獄する夫。最後は元妻は追い詰められ、転落死してしまう。夫は、娘の結婚式を見届け、刑務所に帰っていく。
 張善琨はこのストーリーをよっぽど気に入っていたのか、数年後に新華で李麗華...
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