2018年11月16日更新

大人のあなたから子供へ。『ワンダー 君は太陽』という人生の教科書

このページにはプロモーションが含まれています
ワンダー

『ワンダー 君は太陽』は大人が子供に“人生”を教える手助けをしてくれる

2018年6月に劇場公開された、開始5分から最後まで泣きっぱなしな感動映画『ワンダー 君は太陽』が遂に11月16日(金)よりTSUTAYA限定でレンタル開始されます。 いや、本当に泣きっぱなしなんですよ、この映画。そのわけはズバリ、誰もが自分の子供に見せたくなるような人生の生き方や教訓が詰まっているから。また、自身の子供の頃の辛かった体験を“新しい視点”を持って追体験できるから。 それは一体どういうことなのか。本気で全人類視聴推奨な『ワンダー 君は太陽』、本記事で徹底的に本作の魅力を紹介します。

大人の目線で描かれない、子供たちが多面的に語る物語

ワンダー 君は太陽

本作はオギー・プルマンという、遺伝子疾患によって見た目が“普通じゃない”10歳の男の子が主人公……ではなく、その彼の周りをとりまく少年少女たち皆が主人公の映画。 “普通じゃない”子が主人公の映画って、彼の視点または彼の両親の視点からその子の物語が描かれがちですが、『ワンダー 君は太陽』はそういう意味で一線を画しています。「その子の人生は、その子以外の人間が関わって形成している。」その事実を、同じ時系列の中で「その時あの子はどんな状況で何を思っていたのか」という登場人物ごと(オギーの親友となる少年ジャック・ウィル、オギーの姉のヴィア、ヴィアの親友だったミランダ)にそれぞれのチャプターで描いていきます。 この要素が、本作が素晴らしい映画である理由のひとつなのです。同じ状況の中で立場の違う子供が多面的に語るからこそ、多面的な真理がみえてきます。 また、珍しいことに本作には両親側のモノローグが一切登場せず、オギーを中心に彼の周りの子供達のみのモノローグで展開されていきます。この構造のおかげで、大人が本作を観ると「こういう時、子供はどう感じるのか」をより理解していくことができるようになっているのです。

子育てに迷う大人へ。『ワンダー 君は太陽』の名言・格言が子供に物事を説く方法を教えてくれる

ワンダー 君は太陽

子育てをする際、まだ「善悪の区別」や、「行動に伴う結果」を理解しきれていない子に、道徳だったり生き方をであったりを教えることがありますが、これは非常に難しいことではないでしょうか。 さて、『ワンダー 君は太陽』の劇中には、“格言”が大事なことに対するルールやモットーとして登場します。それは、やる気を与えるものであったり、大事な決断をする時に役立つものであったりします。そして、その格言の一つ一つは物語の中の、それぞれのエピソードに紐付けられて紹介されているのです。 そして、この格言そのものが、本作の大切な核となる部分を描いており、大人が子供に生き方を説く際にとっておきの「教科書」のようになってくれるのです。では、早速そんな格言の一部をエピソードとともに紹介しましょう。

①「正しいこと、親切なこと、どちらかを選ぶなら“親切なこと”を」

ワンダー 君は太陽

これは、オギーの担任となるブラウン先生が初日の授業に子供達に紹介した格言です。 この格言は、まさにこの映画全体を表しています。全編を通して、この格言を聞いたクラスメイトのジャック・ウィルをはじめ、サマーやシャーロットは「親切なこと」を選ぶという選択をしていくのです。 そして、実際に格言を聞いたわけではないミランダも、かつての親友だったヴィアに対して映画の終盤である“親切な行い”をすることに。

②「全てがあなたのことではない」

ワンダー

少し自己中心的になって騒ぎ立てるオギーに対して姉のヴィアが叱った言葉がこれ。そう、たとえ彼が“普通じゃない子供”だとしても、だからといって全てが彼のことになるのはおかしいのです。顔の造形を除けば、彼も周りと変わりない10歳の少年。 人は傷ついた時やひどく落ち込んだ時は特に自分のことしか考えられない、自己中心的になってしまうものです。しかし、「悪い日だった」のはあなただけではない。誰しもがいつかの「悪い日」を経験していて、誰もがそれぞれに悩みや悲しみを抱えていたりするもの。自分だけが悲劇の主人公であると驕るな、という事、そして周りのことも考える必要がある事をこの一言が教えてくれます。大人になっても、この教訓はこたえますね。

③「行いは、あなたの記念碑だ」

ワンダー 君は太陽

これもまた、オギーの担任であるブラウン先生が授業で紹介した格言です。この言葉をきいて、自分の気づかない場面でオギーを傷つけてしまったジャックが、自身の行いを見直すことになります。自分の過ちに気づいた彼は、それを正すためにオギーいじめの主犯であったジュリアンという少年に、立ち向かい、最終的に彼を殴ってしまいます。 一見「人を殴る」という正しくない行動ですが、これもまさに先述の格言のように「親切でいること」を選択したうえでの行動なのです。

④「何事にも二面性がある」

ワンダー 君は太陽

これはトゥシュマン校長が、上で述べたジュリアンを殴ったジャックに当てて書いた手紙に書いてあった言葉です。喧嘩というものは、一見どうみても殴った側が悪いようで、そこには殴られる側の言い分、殴った側の言い分があるものですよね。校長先生はこれを理解し、ジャックがジュリアンを、オギーをいじめるから殴った事を理解し、深い罪には咎めなかったのです。 この校長先生の素晴らしいところは、もちろんジュリアン側の気持ちも理解しようと努めるところ。彼の両親が、子供が殴られた事で学校に抗議に来るのですが、その際にジュリアンのいじめっ子精神、もとい人を傷つけている事を理解できない精神が、両親に起因していることがわかります。親が、人を平気で傷つける人間だったのです。 親の背中をみて育つのが子供。彼は、校長先生に咎められた時、反発する両親をみて違和感を覚え、そこで初めて自分がオギーにしてきた事を、いじめを理解するのです。 このように、いじめられる側の物語だけではなく、いじめる側の背景、つまり二面性を描いている点も、本作が素晴らしい理由の一つです。

今年見逃せない映画No.1『ワンダー 君は太陽』今観なければいけない理由とは

ワンダー 君は太陽

さて、これまでご紹介してきた格言はほんの一部。これ以上に、本作にはあらゆる場面で自分の行いや人生を見つめ直させてくれる、そして子供に教えたい教訓的な名言や格言が溢れているのです! まさに、“人生を感じさせる映画”として、本作は11月16日からTSUTAYAで「人生を変える映画 ONLY ONE」というコンセプトで、レンタルが開始されます。そしてレンタル開始を記念して、「#ワンダーな体験」キャンペーンがスタート!TSUTAYA公式アカウントをフォローして、twitterで#ワンダーな体験をつけて投稿をすると抽選で豪華リゾートの宿泊体験やTポイントが当たります。是非あなたのワンダーな体験を投稿して見てください。

批評家や、実際に映画館で本作を観た人が絶賛し、米国を中心にダイバーシティ(多様性)を受け入れることが本格的に浸透し始めた2018年だからこそ、観ておかなければいけない本作『ワンダー 君は太陽』。 筆者も、子供ができたら絶対にこの作品を一緒に観たいと思っています。大げさではない、これはまさに全ての人におすすめしたくなるような、人生ベスト級の“奇跡(ワンダー)”な一作なのです。

『ワンダー 君は太陽』リリース情報 【スタッフ・キャスト】 監督・製作:スティーヴン・チョボスキー『美女と野獣』『ウォールフラワー』 原作:R・J・パラシオ 著「ワンダー」(ほるぷ出版刊) 出演:ジュリア・ロバーツ『エリン・ブロコビッチ』 ジェイコブ・トレンブレイ『ルーム』 オーウェン・ウィルソン『ミッドナイト・イン・パリ』 2018年11月16日(金)TSUTAYAだけでレンタル開始 Blu-ray&DVDセル同日リリース 発売元:キノフィルムズ/木下グループ  レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ/セル販売元:ハピネット

Wonder
© 2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. Artwork & Supplementary Materials © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

提供:カルチュア・エンタテインメント株式会社