2020年12月15日更新

CGなしの馬にも注目!映画『ブラック・ビューティー』にあきらめない強さをもらう

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ブラックビューティー
@ 2020 Disney

馬の視点で描かれた希望をもたらす物語『ブラック・ビューティー』

12月18日からディズニープラスで配信が開始される『ブラック・ビューティー』は、これまで何度も映像化されてきた小説『黒馬物語』を現代風にアレンジした感動作です。 主人公の馬ビューティーの声を演じるのは、映画『タイタニック』(1997年)などのケイト・ウィンスレット。そしてビューティーと特別な友情を育む少女ジョーは、映画『インターステラー』(2014年)や『くるみ割り人形とひみつの王国』(2018年)などへの出演で知られるマッケンジー・フォイが演じます。 時代を超えて愛される原作に現代的なメッセージを込め、どんな困難な状況にあっても希望を持ちつづけることの素晴らしさを描く本作は、こんなご時世だからこそ心に染みる作品。今回は、そんな『ブラック・ビューティー』の見どころや魅力を紹介しましょう。

『ブラック・ビューティー』のあらすじ

『ブラック・ビューティー』では、ある馬の視点でその生涯が語られます。広大な自然のなかで、家族とともに野生で暮らしていた黒く美しい馬。しかしあるとき彼女とその群れはハンターに捕らえられ、黒い馬はある牧場に買われます。 そこで彼女が出会ったのは、両親を失い傷ついた少女ジョーでした。ジョーは馬を「ビューティー」と名付け、心を通わせていきます。しかし、いつしか2人は離ればなれになり、ビューティーは過酷な運命に翻弄されることに……。

目を奪われる映像と演技の数々

黒い馬ビューティーがとにかく美しい!

ブラックビューティー
@ 2020 Disney

『ブラック・ビューティー』で最初に目を惹くのは、馬たち、とくに主人公ビューティーの美しさです。彼女のつやのある黒い毛並みや、走る姿の力強さに魅了されます。彼女が大自然のなかを疾走するときの、まるで空を飛んでいるかのような軽やかさ、優雅さは本作の大きな見どころの1つであることは間違いありません。 本作のビューティーは、マスタングと呼ばれる野生の馬。彼らは独立心が強く人間に服従しない性格として知られています。ビューティーは作中でもマスタングの精神について語っており、その誇り高さが美しさに現れているのではないでしょうか。

キャスト陣の演技に魅了される

ブラックビューティー
@ 2020 Disney

本作のヒロイン、ジョー・グリーンを演じるのは、『インターステラー』(2014年)などへの出演で知られるマッケンジー・フォイ。彼女は、両親を失い心を閉ざしたジョーがビューティーとの出会いによって変わっていく姿を、繊細に、そして現実味のある演技で表現しています。 監督のアシュリー・エイヴィスは、フォイについて「ジョー・グリーンというキャラクターを書いていたとき、私が望んでいたすべてのことを見事に体現してくれた」と絶賛。 そして主人公である馬のビューティーを声で演じるのは、『タイタニック』(1997年)など多くの作品で活躍しているケイト・ウィンスレットです。彼女は、ビューティーの思いをおだやかな声で語ります。ジョーや、そのほかのやさしい人間との友情や信頼、そして彼らとの別れの悲しみも見事に表現しました。 また、ウィンスレットは今回、ZoomやSkypeを駆使してリモートで録音に臨んだのだとか。ジョーを演じるフォイとは1度も顔を合わせていないとは信じられないほどの化学反応を起こしています。

CGなし!迫力のシーンはキャストやスタッフ、馬たちの努力の賜物

ブラックビューティー
@ 2020 Disney

本作で最も印象的なシーンのひとつに、ジョーとビューティーが海辺を走るシーンがあります。 ジョーとビューティーがまさに人馬一体となって海辺を疾走する姿には、言葉はなくとも彼女たちの深い絆が見て取れます。マッケンジー・フォイは、自らこのスタントをこなしました。しかもこのシーンはワンショットで撮影され、一発成功だったというのですから驚き! 難しいスタントを自らこなしたのは彼女だけではありません。ビューティーを演じた数頭の馬たちは、川でのシーンをグリーンバックなしで演じるため、数週間かけて水に慣れるよう訓練されたのだとか。ここは、本作のなかでも屈指の名シーン。迫力のあるアクションとともに、危険な川での任務をこなすビューティーの勇敢さ、人間への信頼に心が揺さぶられます。 美しい海辺のシーンや川でのハラハラするシーンを、ぜひその目で確かめてください!

ビューティーとジョーの絆に涙!お互いとの出会いによって生きる希望を得たふたり

ブラックビューティー
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ともに家族を失い、傷ついていたビューティーとジョー。そんなふたりが出会い、深い友情で結ばれたことから、彼女たちは変わっていきます。他者との関わり合いを避けていたビューティーもジョーも、お互いを受け入れたことで他の人たちとも交流できるようになりました。 ふたりが離ればなれになったあとも、ビューティーはジョーとの絆を胸に、どんな困難な状況でも希望と誇りを失わず、力強く生きていきます。 またジョーも、ビューティーとの出会いによって人生の目的を見つけることができました。映画では詳しく描かれていませんが、彼女もやはり希望を持ちつづけ夢の実現のために歩んでいたのです。 人生も変えてしまうほどの彼女たちの強い絆に、観ている私たちも希望を与えられ、熱いものが込み上げてきます。

原作から大きな改変 監督の意図は?

ブラックビューティー
@ 2020 Disney

『ブラック・ビューティー』の原作は、19世紀のイギリスの女流作家アンナ・シュウエルによる『黒馬物語』です。本作には、時代を超えて愛される原作小説から大きく改変された点がいくつかあります。 ひとつは物語の舞台が19世紀末のイギリスから現代のアメリカに変更されたこと。もうひとつは、「ジョー・グリーン」の性別とビューティーとの関係です。 エイヴィスは日本のディズニープラスによるインタビューで「私にとってまったく新しいブラック・ビューティーのストーリーを作り上げるだけでなく、原作のメッセージに敬意を表することはとても重要でした」と語りました。 “馬の自叙伝”といわれる原作は、出版当時、動物の権利保護への関心を高めた作品として知られています。現代のアメリカが舞台となった本作では、現在進行形の野生の馬の扱いついての問題や、人間と働く馬がどのような仕事をしているのかなどを盛り込んで、原作のメッセージを見事にアップデートしました。 またマッケンジー・フォイが演じた「ジョー・グリーン」は、原作では少年でした。しかも彼は物語の最初と最後に登場するだけで、ビューティーとそれほど深い関わりがあったわけでもありません。 ジョーを女性に変更したことについて「女性に声を与え、女性たちを代表するのはタイムリーだと思いました。だから、ビューティーとジョー・グリーンはどちらも女性なのです」とエイヴィスは語っています。さらに原作にはなかったジョーとビューティーの強い絆で、女性同士の連帯を描いているのではないでしょうか。 これらの変更を加えたことで、本作は現在進行形の問題として動物の権利保護を訴えつつ、女性の生き様を力強く描き出す作品となったのです。

心に傷を負った黒馬と少女の深い絆が起こす、奇跡の感動物語『ブラック・ビューティー』はディズニープラスで12月18日から配信!

ブラックビューティー
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お互いに心に傷を負った者同士が深い友情で結ばれ、その絆で希望をつなぐ『ブラック・ビューティー』。時代を超えて愛される原作小説を、見事に現代的にアレンジした本作は、現代の動物の権利に関する問題、そして馬と人間の絆を描く感動作です。 こんなご時世だからこそ、ほんの小さな希望を胸に、どんな状況でも最善を尽くして生きていくビューティーの姿に胸を打たれるでしょう。 『ブラック・ビューティー』は12月18日からディズニープラスで配信開始。美しい映像と力強いメッセージが込められた本作を、ぜひ鑑賞してみてください!

提供:ディズニープラス