こりゃクソやばいわ。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は2021年夏最強のクレイジー映画だった

14人の愛すべきクソやばい悪党たちが大活躍する『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が、2021年8月13日(金)に公開されます。 マーベル映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズで、その手腕を見せつけたジェームズ・ガンがやりたい放題ぶちかます本作。辛口米映画批評サイトRotten Tomatoesでは、初登場100％フレッシュというパーフェクトスコアを叩き出し、7月31日時点でも96％フレッシュをキープするなど、「2021年No.1エンタメ超大作！」と大絶賛されています。さらに一足先に公開されたアメリカでも初登場第1位と、まさに乗りに乗っている今夏の注目作です！ ciatrでは、映画好きな精鋭たちを集めて本作の試写会を実施。彼らから寄せられたアツーい感想とともに、本作の5つの魅力を余すとこなくお伝えしていきます！

全員終身刑のクソやばい14人の悪党たちが、たった10年の減刑と引き換えに成功率0％の「怪獣」プロジェクトに挑む「ザ・スーサイド・スクワッド」。首の後に爆弾を埋め込まれ、命令に背けば即死、ミッション失敗でも即死という、自殺レベルの任務を成功させることはできるのか！？ 物語の始まりから全速力で最後まで駆け抜ける本作のスピード感は、さながらジェットコースター。これほど“観るジェットコースター”という表現がしっくりくる作品はそうそうありません。さらには、家族の絆やロマンス、友情など、さまざまな要素が組み合わさり、私たちの想像を良い意味で裏切り続けます。 試写会後のアンケートでも、9割の方が「展開が予測できなかった」と回答。テンションMAXのド派手なシーンだけでなく、「そうきたか！」と思わせる意外な展開にいたるまでが違和感なく＆テンポよく丁寧に描かれ、非常に満足度の高い一作です。

キャラ大渋滞の本作では、どんな悪党たちが活躍するのでしょうか。その一部を紹介しましょう。 まず1人目は、「ザ・スーサイド・スクワッド」の人気を牽引する悪カワ、ハーレイ・クイン。クレイジーで予測不能な彼女は、その明晰な頭脳を活かし、アクロバティックな戦いを得意としています。最高にイカれた彼女の、期待以上の活躍に大注目です！ そしてスクワッドのリーダー格である武器オタのブラッドスポートは、スーパーマンを半殺しにした罪で服役中の凄腕スナイパー。周囲にあるものすべてを武器に変える、超一流の暗殺者でもあります。殺しに人生を捧げてきた彼には、弱点などないはずですが……。 本作のもう1人のヒロインといえるのが、キュートなネズミのセバスチャンを相棒に戦う、ラットキャッチャー2。ネズミを操る能力の持ち主である彼女ですが、戦闘時以外はすぐにうたた寝してしまううえ、寝起きの悪さもハンパではありません。「ネズミを操るって、役に立つの？」と思われるかもしれませんが、その活躍に乞うご期待！

イタチのウィーゼルは、試写会でもハーレイに次ぐ人気を獲得したキモカワ悪党。そのモフモフな見た目とは裏腹に、独房に監禁されていた危険人物？(動物？)です。ほかのスクワッドメンバーもドン引きするような超凶悪犯罪で収監されていた彼が、どんな戦い方をするのか注目！ 半分サメで半分人間のキング・シャーク。父親はすべてのサメの王で、母親が人間だとか。常に食べることしか頭にない彼は、子どものようなピュアな心の持ち主。なんでも誰でもおいしく食べてしまう彼は、最初はメンバーも食べ物としか思っていませんでしたが、次第に友情を育むように。ちょっと天然な彼とほかのキャラの不思議なやりとり、癒しです！ ひときわ目を引くピカピカの便器のようなヘルメットを被った筋肉野郎のピースメイカーは、筋骨隆々のマッチョボディが自慢。世界有数のスナイパーである彼は、ブラッドスポートにライバル心を燃やしています。またその名の通り、平和を保つためならどんなことをしても構わないと、「正義のための暴力」を振るう独特な正義感の持ち主です。 さらに、ちょいダサめな水玉模様のスーツを着込んだポルカドットマンは、見た目と性格こそ陰キャですが、「当たるとチーズになってしまう水玉を体から放出する」という強烈な個性の持ち主。実は、生い立ちからとある闇を抱えているようで......。テンションの低い彼と、クレイジーなメンバーのギャップが謎のハーモニーを生み出しています。

「ザ・スーサイド・スクワッド」の最大の見どころは、なんといってもド派手なアクションシーンです！ 序盤の敵陣への上陸シーンからそのボルテージは最高潮！火薬も血しぶきも大増量で、ありえない迫力とリアルな描写が混在した斬新なアクションシーンでは、スカッとするバトルが展開されます。 また、誰よりもイカれたハーレイ・クインの見せ場となるシーンには、画期的な演出が。血の代わりにカラフルな花が飛び散り、彼女のイメージにぴったりな、華やかかつダイナミックな映像を楽しむことができます。 それぞれのキャラクターの個性に合わせた戦い方や、爽快感あふれるシーンの数々には随所にさまざまな趣向が凝らされ、多くのアクション映画を観てきた人でも唸らされるでしょう。

そして、なにより本作は全編通して「めちゃくちゃ笑える」のが最大の魅力！メンバーの謎行動、緊迫した状況下での超くだらない会話、下ネタ、ブラックユーモアがそこかしこに散りばめられ、試写会場では、ちょっとシリアスなシーンを除いて常に笑いが起きるという異常事態に！試写会でこんなにみんなが笑っている光景は初めて見ました……。 しかもそれらは、背景となる知識が必要なアメリカンジョークではなく、全世界共通で誰もが笑えるようなものばかり。あなたも声を出して笑ってしまうこと間違いなしですよ！監督を務めたジェームズ・ガンの真骨頂ともいえるような、ぶっ飛んだユーモアに腹筋が鍛えられることうけあいです。 コメディ要素が強いので、血しぶきなどの描写がちょっと苦手な人でも楽しめる作品になっています。アメコミに詳しくなくても、なにも考えずにただただ笑える楽しさ。満点です！

またジェームズ・ガン監督といえば、その作中に流れる音楽のセンスの良さは有名。代表作となった「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでも、それぞれのシーンやキャラクターの心情に合わせたBGMが作品を盛り上げました。 本作でもその抜群のセンスが炸裂！見ごたえのある映像とともに流れるイカした音楽に、テンションがブチ上がります！ オープニングではジム・キャロル・バンドの「ピープル・フー・ダイド」が流れ、初っ端からノリノリ！そうかと思えば、刑務所のシーンでは、ジョニー・キャッシュの「フォルサム・プリズン・ブルース」でキャラクターの心情を代弁します。 そしてスクワッドが集結するシーンでは、『キック・アス』(2010年)などで音楽を担当したジョン・マーフィーによるオリジナルスコア「ソー・ディス・イズ・ザ・フェイマス・スーサイド・スクワッド」が。音楽にマッチした演出に思わず痺れちゃいました！ まさにそれぞれのシーンにぴったりのBGMが、映画体験を盛り上げること間違いなし！ゴリゴリのロックからしっとりしたカントリー調、クールなダンスミュージック。懐かしの名曲も最新アーティストの曲も盛り込んだ、その選曲の幅広さでもヤバいくらいのセンスを発揮しています。 映像はもちろん、オシャレで大胆なBGMにもぜひ注目してみてくださいね！

悪党だけど、憎めない。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、そんなヤツらがくり広げる、この夏いちばんクソヤバい映画です！ 最高にアガる音楽とともにくり広げられるド派手で斬新なアクションはもちろん、テンションだけで押し切らない予測不能でしっかりとしたストーリー、思わず笑ってしまうユーモア！そしてなによりも、クセの強い独特なキャラクターまですべてが高品質！2時間ちょいでここまで満腹になれる映画は、これまでに観たことがありません。 映画の楽しみ全部のせで、どんな映画のファンでも必ず楽しめる瞬間があるはず。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、8月13日(金)全国公開です！