異世界×クセ強キャラ×爆笑の吹替で満足度◎ 良い意味で予想外すぎた映画「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を正直レビュー
血湧き肉躍る冒険物語。RPGは、いつの時代も人気のゲームジャンルです。そんなRPGの要素がたっぷり詰まった映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』が3月31日に公開されます!! 本作は元祖TRPG(テーブルトークRPG)「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の世界を舞台に、おかしなパーティがドタバタの冒険をくり広げるファンタジーアクションアドベンチャー。一見よくあるファンタジー作品かと思いきや、試写会では「期待を超えてきた!」との声が続出。 この記事では、試写会での感想を交えながら、ひとクセあるキャラクターたちの笑えてハラハラドキドキの冒険ストーリーの魅力を深堀りしていきます。
映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』あらすじ
舞台はさまざまな種族やモンスターが生息する世界。 盗賊のエドガンと彼の相棒である戦士のホルガは、ある目的のために旅に出ることになります。2人は途中、特殊能力を持った魔法使いサイモンと自然の化身であるドリック、そして聖騎士のゼンクとパーティを組み、全世界を脅かす巨大な悪の陰謀に対峙することになりますが……。
めっちゃ面白かったです!コメディ要素はもちろんですが、RPGとしてのストーリーやファンタジーとしてのクリーチャーデザインも面白く、ゲーム原作の映画としてとても完成度の高い作品でした!自分でも驚くほどめちゃくちゃ笑っちゃいました!
ファンタジーものは苦手で観ないことも多かったんですが、この作品は今まで避けてたのは食わず嫌いだったかもと思わせてくれました。面白かったです。
普段からよく映画を観ますが最近見た中では五本の指に入るほど大満足であり人にオススメしたくなりました!
冒険の主役はまさかのアウトロー?個性豊かすぎるクセ強キャラ&モンスターの大渋滞!
盗賊×戦士×魔法使い×自然の化身×聖騎士 本当に大丈夫かこのパーティ?!
RPGの主人公といえば、勇者を中心に、各部門に秀でたパーティメンバーで構成されていくのが基本。しかし、本作のパーティは、クセ強でちょっと不安なメンバーばかり。 リーダーは盗賊で吟遊詩人のエドガン。カリスマ性はあるものの、テキトーな性格です。彼の相棒は、残忍な力を持つ無敵の戦士ホルガ。かつて冒険をともにした魔法使いのサイモンもパーティに加わりますが、彼が使えるのは「草の匂いを出す」など激しょぼ魔法だけ。 そして新たに仲間に加わったのは、さまざまな生き物に変身できる自然の化身ドリックと、皮肉やジョークが通じない超真面目な聖騎士のゼンク。 世界の運命を託すのに、こんなメンバーでパーティを組んで大丈夫?彼らの力が合わさった時、悪を倒す強さを生み出すことはできるのでしょうか?!
冒頭から個性溢れるキャラが次々と出てきて、その壮大なスケールの中で繰り広げられる冒険に目が離せませんでした。
ブラックファンタジー感の作品でありながら、出てくる登場人物たちがコミカルで、それぞれ立ったキャラクターなのが面白かったです!
詐欺師と最恐魔術師のコンビでお送りするクソ怖ヴィランチーム
エドガン率いるおかしなパーティは、“ある物”を手に入れるため、かつての仲間で彼らを裏切った詐欺師のフォージのもとへ。しかし、自分が優位に立つためならなんでも利用する狡猾な彼によって、エドガンの娘は父に捨てられたと思い込まされていました。
ヒュー・グラントの悪役はかなり新鮮でした。悪いヤツなのに、愛嬌やユーモラスがあり憎めない......
さらにフォージが従えている強力な魔法使いソフィーナは、見た目が超怖いうえに超強い!エドガンたちが投獄されたのも、彼女とフォージの策略だったのです。実は彼女は邪悪な魔法使いザス・タムが率いる闇の組織の一員で、アンデッド軍団を使って世界征服を目論んでいます。 フォージは自分の利益のためなら誰がどうなろうがお構いなし。ソフィーナは世界征服のためならどんな犠牲もいといません。 そんなクソ怖ヴィランとの対決、エドガンたちには無理ゲーなのでは……。
脳みそ君やデブゴンがキモカワイイ?危険度MAXなモンスターたち
RPGといえば、そこに登場するモンスターも楽しみの1つ。もちろん本作にもさまざまなモンスターが登場します。強くて恐ろしいモンスターだけでなく、ちょっと笑ってしまうようなキモ可愛いモンスターも魅力的。 原作が元祖TRPGなだけあって、一般的なRPGゲームなどで慣れ親しんだモンスターたちも登場します。たとえば宝箱などの無機物に擬態して、獲物をおびき寄せる捕食モンスターのミミック。ゲームファンなら、一度は痛い目をみたことがあるでしょう。 また、生きたまま組織細胞を吸収するゼラチナスキューブは、日本の某有名RPGの人気モンスターの元ネタ。クマとフクロウをかけ合わせた生き物アウルベアの登場には、原作を知るファンからの熱い声が寄せられました。
尻尾の先に食虫植物のようなものが付いた黒ヒョウのようなディスプレイサービーストは、自身の触覚で幻影を作り、獲物を惑わして攻撃。そのため、追い詰められれば逃げ場ナシ!? 一方でコミカルなモンスターも登場します。ドラゴンの中でも巨大で、炎を吐くレッドドラゴンは、思わず「巨大ってそっち?」「ちょっとかわいいかも」と思ってしまうような姿。ドラゴンとは思えないような、とんでもない攻撃を仕掛けてきます笑。 そして、筆者イチオシのモンスターは脳みそ君!脳みそから足が生えてきてトコトコ歩く姿がキモ可愛い。笑いを誘うモンスターたちも本作の魅力です。
エドガンの脳みそのくだりがお気に入り!
モンスターのビジュがイけてないけど、なんか憎めない!ぽっちゃりドラゴンが可愛くてたまらなかったです(笑)
吹替版でオモロさ倍増!爆笑展開&スタイリッシュアクションでテンポ感が完璧
思わず笑ってしまう会話のオンパレード!怒涛&爆笑の展開で2時間があっという間
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は、そのテンポ感と爆笑必至の会話にも注目。前半は世界観の説明的な場面が盛りだくさんですが、そのなかにもギャグを挟んだり、スピード感のあるカメラワークで飽きさせません。 たとえばエドガンとホルガが投獄された経緯の回想も、途中に「ところで……」とギャグ要素の強い現在のシーンが挟まれることで、テンポよく進んでいきます。
特に、物語を握る死体たちとエドガンが繰り広げる漫才のような掛け合いには大爆笑必至。疑問形はダメだって、エドガン! また、フォージの屋敷に侵入するためにサイモンが使った魔法は思わぬ結果になり、そのヴィジュアルも笑うこと間違いなしです。
最高に面白かったです!テンポが良くて2時間ちょっとがあっという間でした。周りを気遣って声を出して笑わないように気をつけていますが、この映画は無理でした。面白いシーンで、ついつい何度か声を出して笑ってしまいました。
予想の10倍面白かったです。TRPGを知らなくても、頭を空っぽにして楽しめる作品です。話の展開もわかりやすく、声を出して笑ってしまうシーンも多々ありました。
爽快感120%!ハイクオリティで個性的な異世界アクションアドベンチャー
ここまで本作の世界観や笑えるポイントを紹介してきましたが、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は、れっきとしたアクションアドベンチャーです。そのため、アクションシーンも迫力満点◎ まず注目したいのは、「ワイルドスピード」シリーズなどで知られるミシェル・ロドリゲス演じるホルガの力強い戦闘シーン。思わず「かっこいい〜!」と叫んでしまいそうなパワープレイに釘付け。 また、アンデッドたちと戦うシーンでは、聖騎士ゼンクが大活躍。不気味な集団を相手に大立ち回りをくり広げる姿は、まさに英雄です。
ゼンクがカッコ良すぎて、戦う姿に思わず見惚れてしまいました(笑)
ソフィーナとの最終決戦では、クセ強パーティがそれぞれが自分の強みを活かして大乱闘。ハラハラドキドキさせる演出に、もうダメかと思う場面もありながらも、力を合わせて最強の魔法使いに挑む姿は必見。 ドリックはさまざまな動物に変身しながら格闘し、戦闘では役に立たなそうなエドガンやサイモンの奮闘にも注目です。迫力満点のアクションシーンに思わず見入ってしまうこと間違いナシ!
ファンタジーやアクションなど色々なジャンルの映画のいいとこ取りで映像も迫力があってとても面白かったです。相変わらずミシェル姉さんかっこいい!
映像のクオリティもしっかりしていて、ボスキャラと魔法を使いながらバトルするシーンは視覚的に楽しめました。
吹替版で面白さがマシマシに、超豪華声優陣による吹替版がめっちゃ良かった
そんなテンポの良い会話や迫力のアクションなど、本作の魅力を最大限に堪能するなら、吹替版がオススメ!普段は字幕派の筆者や編集部の面々も、そのクオリティの高さに唸りました。 特に前半はかなり展開が早いため、日本語で見るほうが世界観に入っていきやすいです。床が砂に変わり捕らわれたエドガンとホルガを見て、フォージが「“ユカ”イだな」と言う日本語ならではのギャグも、テンポ感を失わずにくり出されます。 出演声優は人気・実力ともにトップクラスの面々が集結!エドガン役には武内駿輔、ホルガ役は甲斐田裕子、サイモン役に木村昴、ドリック役は南沙良、そして聖騎士ゼンク役には中村悠一と、演技力に信頼の置けるメンバーがパーティを結成。 さらにヴィラン側はフォージ役が森田順平、ソフィーナ役に沢城みゆき、ザス・タム役には岩崎ひろしと、錚々たる面々が顔を揃えています。
また墓場で蘇る死体パーティには、神谷浩史、森川智之、津田健次郎、諏訪部順一が参戦。イケボの無駄遣いがすぎる? それだけ気合いの入った吹替であることは伝わるはず。作品自体が面白いので、字幕ももちろん良いですが、吹替での鑑賞もめちゃくちゃオススメです!面白さが倍増することを保証します!
映画館で流れる予告は吹替ばかりで、なんでこんなに吹替推ししてるのか気になっていた。観ていてすぐに理解した。これは、初見で字幕を追いながら観るとしたら情報量があまりにも多すぎるかも。
吹き替え声優の方々も豪華で、エンドロール後のキャストを見てビックリ(笑)特に蘇る死体の方々(笑)無駄遣いにも程があります(良い意味で笑)
洋画は字幕派なので、ヒーローものの吹替は実はとてもドキドキしていたんですが、冒頭の声を聴いた時に全く違和感なくて、声優さんたちに拍手です!吹替だと映像に集中できて良いですね。
クセ強パーティとヤバすぎな旅へ!映画「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は3月31日(金)から公開
クセ強パーティのトンデモな冒険に出る「ダンジョンズ&ドラゴンズ」。軽快なテンポで進むコミカルさと迫力満点のアクションを併せ持つ本作は、ゲーム好きや映画好き、どんな人も楽しめる作品となっています。 映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』は3月31日(金)から公開。普段は字幕派のあなたも、吹替版でぜひ本作を最大限に体感してみてください。映画館でこのおかしなパーティとともに、冒険に出かけましょう!
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