陽だまりハウスでマラソンを

陽だまりハウスでマラソンを

作品情報

原題 Sein letztes Rennen
製作年 2013年
日本劇場公開日 2015年3月21日
製作国 ドイツ

あらすじ

元オリンピック選手で伝説のランナー・パウルは、最愛の妻の病気をきっかけに夫婦で老人ホームに入居する。 忙しく働くひとり娘に負担をかけられないからだ。70歳を越えても心身共に健康なパウルは子供だましのレクリエーションや規則にとらわれる施設側の態度に耐えられず、ウン十年ぶりに走り始めることに。 目標はベルリン・マラソン完走!呆れ顔だった妻も、パウルの熱心な姿に影響されて名サポート役に復帰。パウルの若き日を思い出した元詐欺師で片思い中のフリッチや優雅で美しいジャンヌ・モロー気取りのモートホルスト婦人、バイオリニストの娘を自慢するはラビンスキー夫人など個性的でチャーミングな入居者たちはにわか応援団を結成し、ホームは賑やかに変わっていく。 ところが、大会が近づいたある日、妻が倒れるアクシデントが!最大の理解者を失って動揺するパウルを施設は「老人性うつ」と診断。自由に走ることすら許されない状況に。 果たしてパウルはベルリン・マラソンに出場することができるのか――?

新着感想・ネタバレ

HMworldtravellerの感想・評価
【今日という日は残りの人生の最初の日である(Today is the first day of the rest of your life.)】これは米国の薬物中毒患者救済機関Synanonの設立者であるチャールズ・ディードリッヒの言葉で、映画「アメリカン・ビューティー」で使われたセリフでもある。この言葉を思い出させ、幾つになっても自分の人生に夢中でありたいと思う作品だった。

邦題から想像したのは、老いても人生に興味を失わず 楽しみつつマラソンにチャレンジするほのぼのムードの人生讃歌。実際は、人生讃歌には違いないけれど、介護問題, 家族との関係, 老人ホームのスタッフとの摩擦など容赦ない現実が織り込まれたシリアスな作品で最初は邦題とのギャップに少々困惑した。

主人公はかつてマラソンの伝説的選手だったおじいちゃん。妻と静かに暮らしていたが、その妻の病の重篤化に加え自身も高齢で介護がままならず、娘の強い勧めで2人揃って施設に入居する。認知症の入居者, お仕着せのカリキュラムの合唱や工作, ルーティンのように過ぎていく退屈で単調な日々。誰の立場で観るかによって見えるものが違う。

マラソンを完走する厳しさを知っている主人公パウルが施設の生活に居心地の悪さを感じる気持ちはわかる気がする。一方、高齢の両親を不安に思い施設を勧める娘の心情も理解できる。彼女にも生活や仕事がある状況下なら納得の選択肢だ。劇中では悪者のように描かれていた施設のスタッフ達。い...
afukinheadytaleの感想・評価
2016/03/09
YU66の感想・評価
仲の良い老夫婦が愛し合い、信頼し合う姿にほっこり。
誰もが直面する老いによる日常生活の変化や苦労は、他人事ではなくいつ自分の親や自分が起こり得るかわからないのが怖く感じました。

でも幸せな笑顔や運動、仲間がいかに素晴らしく、人生を輝かせるかも知りました。
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