マシュー・ボーンの「白鳥の湖」3D

マシュー・ボーンの「白鳥の湖」3D

作品情報

原題 Matthew Bourne's Swan Lake
製作年 2012年
日本劇場公開日 2015年6月6日
製作国 イギリス
上映時間 120分

新着感想・ネタバレ

s_p_n_minacoの感想・評価
バレエには詳しくないけど、これはファビュラスでマーヴェラスでブラーヴォ!観て良かった!王子、男性ダンサーによる白鳥、群舞、振り付け、衣装に舞台装置に照明、最初から最後までマシュー・ボーン演出がツボ。3Dじゃなくても、って気はするのだが(メガネonメガネが難儀なんで)、カメラワークもアップショットが少なく効果的で良かった。音楽はそのままなのに、イメージの改変で全く別の物語になっていて、コミカルな場面もあるし(白鳥おばさんに笑った)、何よりすごくセクシー。解釈は人ぞれぞれだろうけど、抑圧や支配、ホモソーシャルな関係と死の魅惑に『フォックスキャッチャー』を連想した。ダンサーはすべて素晴らしくカッコ良く、何といってもリチャード・ウィンザーによる白鳥+ストレンジャーの変わり身にクラっときます。ハアア…思い出しても溜息。ヘンな話、映画を観るようなスペクタクル、ビジュアルのゴージャス感が(余談だが、白鳥のメイクがウォーボーイズを彷彿)。いや、生の舞台ならもっとクラクラしそう。しかし素人目にヒールでバレエ踊るのすごいな!
whentheycryの感想・評価
本家の白鳥の湖は見たこと無いのですが大分内容が違っていた。

大きく違う点は、本家は"呪いをかけられた女性と王子が恋に落ちる"ストーリーだけどマシューボーンは"男性同士の悲恋"ストーリー。
内容だけ見ると僕はこちらの方が好きな感じ。

ともかく踊る男性の体のシルエットが凄く綺麗。序盤の宮殿シーンで踊る所は本当に見ていて飽きない。その中でもシルエットが一番綺麗なのがプリンス。
それとは対照的に雄々しく踊る白鳥たちは男らしく凶暴な白鳥でこちらのシルエットも見ていて楽しい。

王子の悲恋ストーリーも素敵。
母親からの愛情に飢え、母親もまた息子を愛しているのだけれど息子の体に触れて「愛してる」と言えない。
ある日ダンスパーティで出会った小さい頃に見た悪夢に出てきた白鳥と瓜二つの男に恋をするも男は次々と女たちを誘惑しそんな男に王子はついに精神が壊れる。(この精神が壊れるあたりから演出が凄く好きでトリハダ!)
ラストはとても切ないエンディング。やっと母親から手を握ってくれ、叶うはずのない恋はあの頃の姿へと戻って夢の中で永遠のものとなる。彼にとってはハッピーエンドなのかもしれないけどあまりにも悲し過ぎるラブストーリーでした。

ストーリーも僕好みで見応えもあり凄く好きだけれど途中公園の白鳥達のシーンが長いって思っちゃった。生で見たらまた別なんだろうけどなぁ!
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