ヘイル、シーザー!

ヘイル、シーザー!

作品情報

原題 HAIL, CAESAR!
製作年 2016年
日本劇場公開日 2016年5月13日
製作国 アメリカ・イギリス
上映時間 106分

あらすじ

1950年代、ハリウッドが“夢”を作り、世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック誘拐事件が発生!貧乏くじばかりを引いているスタジオの“何でも屋”が、撮影中の個性あふれるスターたちを巻き込んで、リークされないよう隠密裏に事件解決に挑む!

新着感想・ネタバレ

southpumpkinの感想・評価
相変わらず難しい映画を撮り続けているコーエン兄弟、難易度が一周したかに思われた『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』がかなり好みだったので、次作となる本作にも期待したのですが、「超豪華オールスター集結」という煽り文句を観て警戒をしていました。予想は見事に的中、今度は共産主義やハリウッドへの皮肉やらなんやらが込められた、意味すらわからないコメディでした。
ジョージ・クルーニーが消える事件を主軸に様々な事件が起こります。豪華キャストがちょいっと顔を出してひょうきんな顔をします。内容については学がないと絶対についていけません。日本人で理解できるのは専攻している人くらいでしょう。共産主義…?ハテ…?などとやっているようでは楽しむことは不可能でした。トリュフォーの『アメリカの夜』の方が楽しかった。
開き直って色々考えながら観るのをやめたら途端に楽しくなりました。チャニング・テイタム可愛いすぎかよ。
Shinya_Agoの感想・評価
馴染みない文化のネタとか小難しい話とか抜きにして、シンプルにつまらない。
ジョージクルーニーはコメディ向いてるんだけど コーエンとは合わない気がする。もっとアホ全開の分かりやすいコメディの方が合うと思う。
s_p_n_minacoの感想・評価
往年のハリウッドを舞台に、キリスト教、イデオロギー、セクシャリティ、女性に犬…ハリウッド的倫理観をめぐる話だった。赤狩りやヘイズコードなど当時の「規範コード」で「反社会的」とされた(であろう)スターや脚本家ばかり出てくる。特にゲイで共産主義は最もタブーな属性だし。そんな、今にすれば偏狭で愚かな「倫理」を笑いにしてるのだけど…どうもコーエン兄弟の立ち位置がはっきりしないので、笑えない。編集室のシーン(ここが一番好き)はまるでそのコードが自らの首を絞めてるという暗示に取れるが、それが本意なのかどうか。かつてのコードを嘲笑いながら、今のコードで観ると居心地悪い作りは意図的なのか。映画黄金期へのオマージュに見せて、実は反ハリウッド的挑発かと思えば「反逆者」たちを庇う訳でもなく。禁煙できずに懺悔するジョシュ・ブローリンは良心を虚構の世界に捧げるし、それを映画愛と言えばそうなのかもしれないけど…。結局、人間は不完全、作品は未完成ってことで「正しさ」なんか神のみぞ知る、とはミもフタもないよ。
まあ歌って踊るチャニング・テイタムが観られるだけで幸せだけど、ミュージカルシークエンスの演出がちょっとクドかったし、あのキャラはむしろ偏見ぽくてどうなの…とも。一番美味しいオールデン・エアエンライクは役に反してすごく器用な人だなあと感心。スカヨハのエスター・ウィリアムズなど各々のモデルがわかりやすいのに、そこへの愛があまり感じられずにモヤッとする。
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