『浮雲 (1955)』のスタッフ・キャスト

『浮雲 (1955)』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 10日前

    ベトナムで出会った男女。帰国後男の元に女は現れるが、家庭があるとのことから反故にしてしまう。 成瀬巳喜男の代表作であり、かの小津安二郎に名を挙げさせる日本映画の恒久的名作。これもまたwikiに書かれていることであるが、本作は成瀬巳喜男らしい映画とは言えない。成瀬巳喜男らしさとは、もう少しラフに軽妙なように思う。一人の女が一人の男に対して執着に執着を重ね、その挙句流れ着いた辺境の島で、最後その関係性に終わりを迎える。失ってこそ気づくこととはこのことなのだろうか。 高峰秀子の演技力には驚嘆させられる。ベトナムでの汚れを知らぬ淑女らしい佇まいから一点、東京ではその汚れを一挙に身に纏っている。かと思えば前の男の元でいい暮らしをすればそれなりの身なりに。それぞれの姿になりながら、しかし男を見つめる眼差しはいつだって同じなのだ。

  • mince

    大戦時下仏印に転勤した女は妻子ある公務員と大恋愛。敗戦後日本に引揚げた男は職を退きどこか魂の抜けたよう。細君と別れることを信じていた女は自身が別れを告げられやさぐれた生活に。だが二人は関係を引き摺ったまま「浮雲」西宮6。女と見れば見境なし。でも純愛を感じてしまうふたりの奇妙さ。2017年2月27日。1955年作。メロドラマであるからのラストに悲壮さ、だがそれは感じ取れず爽やかな記憶が残った。高峰秀子という人の顔貌は突出した美形でもないのにずっと見ていると不思議とその美貌に惹かれる。飽きることのない容貌というのがある。それがこの役にはとてもマッチしている。一方、冴えない壮年であるはずの森雅之の役どころ、若い女性には魅力的なのかとにかくモテまくる。このあたりの話を高峰秀子の自伝で読んでとても面白かった記憶があるので再度読んでみたい。

  • Kei Miyazato
    Kei Miyazato 4 2014年10月11日

    森 雅之、高峰秀子、日本映画史のNo.1の男優と女優の共演に監督が゛やるせなきお゛こと成瀬巳喜男、ストーリーは結構激しさがあるのに成瀬の淡々とした演出で大仰にはならず 主演二人の転落人生劇を味わい深い作品にしています、ただ最近の映画しか見ない人には暗く退屈な作品にしか映らないはずですが名品であるのは間違いありません!

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