
『アンドレイ・ルブリョフ』とは
『惑星ソラリス』、『鏡』、『サクリファイス』など多くの傑作を残したソ連が生んだ巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督。と日本でも多くのファンを持つ彼の初期作品。中世ロシア史上最高のイコン(聖像画)画家アンドレイ・ルブリョフの生涯を描いた、二部構成、3時間を超える歴史大作だ。『暴走機関車』『デッドフォール』など、ハリウッドでも活躍したソ連のもう一人の巨匠アンドレイ・コンチャロフスキーが共同脚本を手掛けているのも注目。
『アンドレイ・ルブリョフ』のあらすじ
モスクワのアンドロニコフ修道院で、絵画の修業をしていた3人の男、アンドレイ、キリール、ダリール。自分の画才がアンドレイに敵わぬことを悟ったキリールは、イコン(聖像画)の名匠フェオファンに取り入り、宮廷画家になろうとする。しかし、選ばれたのはアンドレイの方だった。憤慨したキリールは、聖職を捨てて俗界へと身を投じてしまう。一方、宮廷画家となったアンドレイは、寺院の白壁にイコンを描こうとするが一向に筆が進まない。彼はこれまでのような迫害されるキリストではなく、愛にあふれた世界を描きたかったのだ。そんな中、タタール人が宮廷を襲う。
『アンドレイ・ルブリョフ』のスタッフ・キャスト
『アンドレイ・ルブリョフ』の感想・評価・ネタバレ
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2015/6/19 DVD観賞
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タルコフスキー1966年の長編二作目、15世紀のロシア 動乱の時代に生きた宗教画を描くアンドレイ ルブリョフの苦難が表立ったストーリー、その物語を観ていくとスターリン支配時のソビエト批判や宗教への不信感、とりわけ神の不在といったテーマが浮かんでくる造りになっていますが、 鐘を造る少年(父親から鐘造りを教わったので自分につくらせて!と言うが実は父親は息子に鐘造りを伝授していなかった)と言うエピソードから神様頼りなんてせず自分の努力でのみ事は成し得るって強いメッセージに思えました、、が、しかし三時間 タルコフスキーの時間の流れを理解出来ないと寝る人続出かも、ラストは素晴らしく感動的です音楽も素晴らしい!。