
『恐喝(ゆすり)』のスタッフ・キャスト
『恐喝(ゆすり)』の感想・評価・ネタバレ
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女は不倫相手である男の部屋で、突然行為を迫られてナイフで突き刺してしまう。 イギリス時代のヒッチコック映画。サイレントからトーキーへと移行する時代の映画であり、ちょうど狭間にあったこの映画はトーキーでの完成を見越して撮られたのだという。すごいなヒッチコック。どこかで見たことあるようなオーソドックスなサスペンス映画だが、その源泉がここにあると思うと感慨深い。緊迫感の煽り方など、のちのヒッチコックに通づるところはある。襲われそうになる女がカーテンの奥からナイフを握り、カーテンがいくつか揺らめいた後に、男の手がだらりと出てくる。これが映画だよな。 ゆすりをする男役、スリーピングアイなのでロバートミッチャムに似ている。