この国の空

2015年 日本 130分
rating 3.1 3.1
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「この国の空」のあらすじ

1945年、終戦間近の東京。 19歳の里子(二階堂ふみ)は母親(工藤夕貴)と杉並区の住宅地に暮らしている。 度重なる空襲に怯え、雨が降ると雨水が流れ込んでくる防空壕、 日に日に物価は高くなり、まともな食べ物も口には出来ないが、健気に生活している。 妻子を疎開させた銀行支店長の市毛(長谷川博己)が隣に住んでいる。 里子の周りでは日に日に戦況が悪化していく。 田舎へ疎開していく者、東京に残ろうとする者...。 戦争が終わると囁かれはするものの、すでに婚期を迎えた里子には、 この状況下では結婚などは望めそうもない。 自分は男性と結ばれることなく、死んでいくのだろうか。 その不安を抱えながら、市毛の身の回りの世話をすることがだんだんと喜びとなり、 そしていつしか里子の中の「女」が目覚めていくのだが──。

「この国の空」のスタッフ・キャスト

「この国の空」の感想・評価・ネタバレ

  • YU66
    YU66 2 2016年5月13日

    戦時中の緊迫した毎日や貧しさの中必死で生きていく母子の姿と、里子が段々と女性へと心と体が成長していく様子を描いていますが…もっとエロティックさが欲しかった、ちょっと物足りない。 と思いましたが、最後の詩で帳消し。 心に沁みる良い詩でした。

  • HMworldtraveller
    HMworldtraveller 3 2016年2月6日

    二階堂ふみの色気は「艶かしい」という言葉がしっくりくる。汗で肌に張り付いたシャツとか、誘っているのか単に無防備なのかわからない眼差しとか、汗と一緒に滲み出るようなウェットでまとわりつくようなエロさ。そして平成生まれなのになぜか昭和の佇まいにハマる。本作はそんな彼女の持ち味をよく活かした映画だと思う。文学的だけど映画的ではなく、おもしろいかと問われると正直答えに詰まるけれど、間違いなく二階堂ふみは良かった。 原作は高井有一の小説で谷崎潤一郎賞受賞作。谷崎潤一郎の世界ほどの恍惚や倒錯は無いけれど、なるほど確かに谷崎潤一郎っぽい。終戦間近の昭和20年東京が舞台だけど戦いは描かれない。二階堂ふみ演じる19歳の里子が、妻子が疎開中で独り住いの隣家の38歳の男性に惹かれていく話。 戦時中なので若い男性は皆 徴兵され、彼女が一番美しい時に周りにいたのは老人か虚弱・病気などで兵役を免れた男だけ。19歳、恋をしたい年頃、明日空襲で死んでしまうかもしれない。そんな状況下で里子が身近にいて何かと気にかけてくれる年上の男に惹かれるのは無理の無いことのように思う。最前線で戦い死んで行く人々がいるのに不謹慎だという声もあるだろうけど、明日空襲で死ぬかもしれない事態に晒されたことの無い身で彼女の批判をするのは憚られた。里子のおんなが徐々に露わになる。地味な色彩と戦時中という時代設定が背徳感を助長していた。 トマト、柄杓で汲んだ水、食べ物が運ばれる口元。ともに人間の営みである食と性を何気なく結びつけたシーンが多く、生活臭と艶の両方を醸し出していた。 二階堂ふみと長谷川博己のファンは観て損はないと思います。ただやっぱり映画よりは小説向きかなと思う内容なので、抑揚を求めて行くと、淡々とした展開に眠くなるかも;^_^A。

  • melancholix666
    melancholix666 3 2015年9月7日

    これからの映画のこういう役を全てふみちゃんがやっていくのかな?と思うのと。

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