海賊とよばれた男

2016年 日本 145分
rating 3.6 3.6
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「海賊とよばれた男」のあらすじ

主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を予感していた若き日の国岡鐡造(岡田准一)は、北九州・門司で石油業に乗り出すが、その前には国内の販売業者、欧米の石油会社(石油メジャー)など、常に様々な壁が立ち塞がり、行く手を阻んだ。 しかし、鐡造はどんなに絶望的な状況でも決して諦めず、それまでの常識を覆す奇想天外な発想と、型破りの行動力、何よりも自らの店員(=部下)を大切にするその愛情で、新たな道を切り拓いていった。 その鐡造の姿は、敗戦後の日本において、さらなる逆風にさらされても変わることはなかった。 そしてついに、敗戦の悲嘆にくれる日本人に大きな衝撃を与える “事件”が発生する。 石油メジャーから敵視され、圧倒的な包囲網により全ての石油輸入ルートを封鎖された国岡鐡造が、唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を、秘密裏にイランに派遣するという“狂気”の行動に打って出たのだった。 イランの石油を直接輸入することは、イランを牛耳るイギリスを完全に敵に回すこと。しかし、イギリスの圧力により貧困にあえぐイランの現状と自らを重ね合わせた鐡造は、店員の反対を押し切り、石油メジャーとの最大の戦いに臨む。 果たして、日承丸は英国艦隊の目をかいくぐり、無事に日本に帰還することができるのか? そして、国岡鐡造は、なぜ“海賊”とよばれたのか? その答えが、明らかになる―。

「海賊とよばれた男」のスタッフ・キャスト

「海賊とよばれた男」の感想・評価・ネタバレ

  • Kenta_Kawamura
    Kenta_Kawamura 4 2月13日

    国岡役演じる岡田の役者魂に感動。 最後の声がかすれているのは、4-5時間ほど喉を潰すまで叫んで作品に臨んだそうだ。

  • HMworldtraveller
    HMworldtraveller 3.5 2月5日

    【夢があり、志があり、人がいて、形に成る】どこか『プロフェッショナル 仕事の流儀』を思わせる、よく言えば信念が強く辛めに言えば破天荒で無茶な手段も厭わない男のサクセスストーリー。出光石油を立ち上げた出光左三をモデルとした百田尚樹原作小説を映画化した本作。主人公は、日本人としての誇り、強引さと表裏一体の求心力とカリスマ性、類い稀なる発想力と実行力に富んだ人物。ビジネスものとして とても面白く、かつ、実在の人物をモデルにした割にはエンタメ性も高い骨太な作品だと思った。 主人公 国岡鐵造は熱い男だ。次々と襲いかかる困難を物ともせず、窮地に追い込まれても不屈の精神力と行動力で這い上がり苦難を乗り越える。人を巻き込み動かす力にも秀でている。しかし、うまくいったからいいようなものの、冷静に見るとその経営手法はバクチ的でかなり強引な感は否めない。けれど、時代がそれを余儀なくさせたとも言える。海外の大手石油メーカー、国内の競合他社、配給公団などからの圧力や嫌がらせを受けながら、大正から昭和、2度の大戦を経ての終戦後復興という激動の時代を闘い抜くにはあのくらい強引なまでの牽引力が必要だったのだろう。 現代だったらどうだろうか。どんなに時代が進んでも原点は人にあるはず。本気の志と行動は人を動かすはず。だから彼の心意気は必ずや何かを成し遂げはすると思うけれど、あの時代ならでこそ輝けた部分もあるのではないだろうか。時代が違えばブラック企業と呼ばれかねない要素がそこかしこに垣間見えるのも事実。現代の風潮の中に彼のやり方を放り込んだら果たしてどんな化学反応を起こすのだろうか。見てみたい気がする。 20代から晩年までを熱量のみなぎる演技で演じ切った岡田准一は素晴らしかった。『永遠の0』『蜩の記』と来ての本作で俳優としての足場を確かなものにしたように思う。堤真一、鈴木亮平、吉岡秀隆、國村隼など脇を固める俳優陣も良かった。 ちょっと残念だったのは後日談。個人的にはあの部分は蛇足だった気がする。起業家と言えども1人の人間。家族愛の描写があってももちろん違和感は無いのだけれど、家族との強い絆を感じさせるエピソードが薄かったこともあり、あの部分がなんとなく取って付けたように見えてしまった。せっかくの女優陣が活かし切れていない気がしたのは私だけだろうか。組織のマネジメントに長け、困難を力に変えて進んできた男の映画なら最後は あの船が帰還したところで締めくくってほしかった。

  • Nao_Ookubo
    Nao_Ookubo 4 2月2日

    胸が熱くなった!岡田くんはもちろん、染谷君がいい味出してました!方言が筑豊弁ぽかったなー。 面白かった、が、詰め込みすぎ。最後の妻との思い出の回想はいらなかった。どことなく、レミゼラブルを感じた。

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