
『或る終焉』のスタッフ・キャスト
『或る終焉』の感想・評価・ネタバレ
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終末期患者の介護現場を静かに、冷徹に追い続けるカメラ。音楽なし、説明無し。出来れば観たくない部分が生々しく映し出される。だが、粛々と献身的に仕事する看護師の主人公はいささか謎めいていて、ティム・ロスの寡黙な演技からはある種ファナティックな使命感みたいなものが滲む。何故のめり込むようにまで患者に尽くすのか。やがて、周辺の断片が徐々に彼を物語り、死を待つ者の孤独、それに寄り添う男の孤独が容赦なく迫ってくる。映画の最後はそうなるだろうと思った。 登場する患者家族がみな無理解というか、隔たりがあるように描かれてるが、でもこれも現実。観るには辛いものがあるけど。
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看護がよく描かれてる。安楽死は難しい。
(C)Lucía Films–Videocine–Stromboli Films–Vamonos Films–2015 (C)Credit photo (C)Gregory Smit