誰よりも狙われた男

A Most Wanted Man
0000年 アメリカ・イギリス・ドイツ
rating 3.8 3.8
51 31

「誰よりも狙われた男」のスタッフ・キャスト

「誰よりも狙われた男」の感想・評価・ネタバレ

  • HMworldtraveller
    HMworldtraveller 3.5 2016年12月18日

    【できる奴が出世するとは限らない】 ジャンルとしてはスパイ映画に分類されるのだと思うが、ミッション・インポシブルや007のようなアクションやエンタメ色の強い映画とは全く趣きが異なる。重厚で 小説を読んでいるような味わいがあり リアリティがある一方で、胸のすくような鮮やかなアクションやハラハラドキドキするようなシーンは皆無に近いから退屈に感じる人も多いかもしれない。が、実際の諜報機関の活動は社会の中に潜みつつ一般市民の目には決してそれとわからず 地味に密やかに行われているのだろうから現実モデルに近いのだと思う。 主人公はドイツのテロ対策諜報機関の男バッハマン。ある日イスラム系過激派の一味と思われるチェチェン人の青年が入国してくるのだが、バッハマンのやり方は、青年を直ちにテロ分子として逮捕・監禁・尋問するというものではない。青年は下っ端であり、テロの協力者ではあるが直接的なテロ行動はしないものと見極め、泳がせて やがて こちら側に取り込み、もっと大物の 真の悪党の尻尾を捕まえようとするのである。実際のところは定かではないが、目先の歩兵ばかり闇雲に捕らえていても モグラ叩きに過ぎずテロの首謀者や黒幕には辿り着けないのだと考えれば 合理的な方法にも思える。 かくしてバッハマンは上部組織やアメリカCIAの思惑をよそに着々と事を進めていくのだが。。なんというか、いろんな意味で溜め息が出てしまった。結局、頭が切れようが 仕事ができようが 最後は政治力がものを言うことだろうか?いや、人の立ち位置を見定めた上での根回しや懐柔を含めてはじめて「仕事ができる」というべきか? こういう展開を予想していなかったのでちょっと唖然としてしまった。何かを成す時のアプローチの違いや、組織の中でやっていくには少なからず政治力も必要なんだという辛辣な皮肉を感じる、渋さ漂う映画であることは確かだ。 本作が遺作となってしまったフィリップ・シーモア・ホフマン。ニヤケているようで眼光鋭く、頭が切れるけれどいけ好かない役柄のバッハマンになりきっていた。決して好みの映画ではないが、現実に潜む脅威の存在を感じさせる作りと、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技には点を献上したい。

  • Yamanaka__Akira
    Yamanaka__Akira 3 2016年5月15日

    地味ーに面白い映画です。 リアリティーのある展開に突っ込みたどころもあまりなく、ジワーってくる映画です。

  • asitane
    asitane 3 2016年2月6日

    ぼーっと見すぎた

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