緑はよみがえる

Torneranno i prati
2014年 イタリア 76分
rating 4 4
1 2

「緑はよみがえる」のあらすじ

イタリア・アルプスのアジア―ゴ高原。冬は雪で覆われ、夏には緑が生い茂る。かつてここで戦争があった。1917年冬、第一次世界大戦のさなか、イタリア軍兵士たちは雪山の塹壕に身をひそめ、家族や恋人から送られてくる手紙だけを心の支えに、厳しい任務についていた。そんな時、まだ少年の面影を残す若い中尉がやってきて‥‥。

「緑はよみがえる」のスタッフ・キャスト

「緑はよみがえる」の感想・評価・ネタバレ

  • loomis
    loomis 4 2016年6月21日

    全体を通して色調が暗く冷たくて、兵士たちの憔悴しきった心といつ死ぬともわからない恐怖が反映される。 それに反して外は真っ白な雪原、雪をかぶったもみの木、それらを照らす月明かり、その下で駆ける動物が美しい。 相対する塹壕兵のオーストリア軍は一度も姿をみせない。兵士たちはなにものと戦っているのか、そんな疑問が湧き上がる。戦争の敵は戦っている相手ではなく、つきない強欲と傲慢を持つ人間そのものであり、この作品ではそれに犠牲となった若者たちが描かれている。 「戦争とは休むことなく大地をさまよう醜い獣だ」羊飼いトニ・ルナルディ 冒頭にナポリ出身の兵士が歌う歌がいい。オーストリア兵も敵味方関係なくそれを称賛する。 劇中歌「泣かないお前」「光さす窓辺」