初恋(2020)

『初恋(2020)』の感想・評価・ネタバレ

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  S_Kyawai 2020年3月5日

  久しぶりのがっつりバイオレンス。 でも暴力一辺倒ではないストーリー展開がいい。 脇役のキャラ立ちも良く、なんと言うか…安定感のある映画、でした。 そういえば、三池監督作品をちゃんと見るのは初めてかも。

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  southpumpkin 2020年3月3日

  一人の天才ボクサーに余命が余命が告げられる。ちょうどその頃、暴力団幹部とマル暴の男が何か画策していた。 あの三池崇史が帰ってきた！ゼロ年代後期以降、いわゆる大衆映画ばかりを撮り続けてきた三池崇史が最高だったあの頃の映画を提げてカムバック。居そうで居なさそうな三池崇史的キャラクターがバラバラの状態から徐々に一つに。それぞれが葛藤を乗り越え、物語が展開していく。本作の大きな立役者であるベッキーが演じたキャラクターは『ベイビー・ドライバー』でジョン・ハム演じたキャラクターを彷彿とさせる。メインでないキャラクターが映画内で復讐の芽から花を咲かせるのだ。主人公ボクサーのキャラクター造形は『殺し屋1 』そのもの。しかもこの映画には大森南朋も出演しているので嬉しさったらない。染谷将太演じる男は『新・仁義の墓場』的末路を迎える。三池崇史とシャブとは切っても切り離せないのだ。 映画は荒唐無稽なナンセンスギャグを交えながら、ありそうであり得なさそうな展開を連発していく。これらが全く滑っていない。完全に映画の燃料として完全に昇華されていくのだ。三池崇史の腕が全く衰えておらず、どうやら私たちが全盛期と思っていた時代を超えるレベルに達している。韓国には『パラサイト』がありポン・ジュノがいる。でも日本には『初恋』があって三池崇史がいる。それでいいじゃないか。