BIUTIFUL ビューティフル (2010)
BIUTIFUL ビューティフル (2010)
BIUTIFUL
2010年製作 メキシコ・スペイン 2011年6月25日上映
rating 3.8 3.8
60 24

『BIUTIFUL ビューティフル (2010)』の感想・評価・ネタバレ

  • Kozai Szatosi
    Kozai Szatosi 4 2018年7月2日

    「バードマン」なんかより遥かに凄い、イニャリトゥの最高傑作。 霊的、オカルト的なモノとリアリズムの、実に美しい融合。 Biutifulなのは、ハビエル・バルデム自身でした。

  • ののはな
    ののはな 3 2016年5月21日

    重い。空気感に漂う重さに息苦しくなるけど、映像、効果音、音楽と好みの作品だった。 舞台はスペイン・バルセロナ。主人公はまだ幼い子ども二人を抱えたシングルファザー。別れた妻は精神の病を患っている。 経済的にキツい暮らし。移民達を違法に取り仕切る裏稼業にも手を染めている そんな彼が余命二ヶ月の宣告を受ける。 あとたった二ヶ月で何が出来るのだろうか。いったい愛する者に何を遺せるのだろうか。 彼は死者の声が聞こえると言う特殊能力を持っているが、そんな「死」の影に近い彼でも死ぬのはやはり恐ろしい。 焦れば焦るほど物事は悪い方に転がって行く。 彼は貧困と言う負の連鎖を受け継ぎ生きてきて、不器用で教養もなく、行いからして良い人間とは言えないが「人に手をさしのべる」という信念は持っている。それは彼がもって産まれたものだ。 死ぬまでに出来ることって何だろう。 いつもの日常を過ごす。 日々の空の美しさ。 飛ぶ鳥の行方。 愛する者を見守る。 「どうか幸せで」そんな事しか思えないのかなと思う。 それは「BIUTIFUL」だ。

  • mazda

    すごく生き苦しい。 登場する人物はみんな人として大きく何かがかけている。 間違った歩み方をしていたりするし、やり方がきたないなって思うし、終始お金の話がでてくる。 それでも誰のことも悪いとは思えなかった。もちろん法的に常識的に考えれば悪いことだらけなんだけど、そういうことではなくって。みんな大切な人のために必死になって考えたその人の人間性を誰も否定なんてできないでしょう。 148分の中で物語は解決しなかった。この中に出てきた人物のこの先はどうなるんだろう?っていう疑問ばかりが残った。でもそれは、この中で生きていた彼等はこの先も、どんなに生き苦しくてもきっと生き続けていくから、だから148分なんかで安易に解決できない。 正直、世界中の人全員に想いやりを向けるなんて言葉じゃ簡単に言えるかもしれないけど、そこまで目を向けてあげられない。自分の身の回りのことだけで、すでに世界中みたいな大きさで、それだけでいっぱいいっぱいなんだよね。想いやったところですごく中途半端になることなんかわかってるから。 でもその男は、手から溢れるほど抱えるものがありながら、それでも誰かに手を差し伸べる。その差し伸べた手は器用じゃないから言ってしまえば全て中途半端な救いだったかもしれない。子供の頃親と過ごさなかった彼はきっと、もっと愛をうけたかったんだと思う。自分がしてほしいことは人にやる。みんなが間違ってるのわかってるし、ギリギリで生きてるのも知ってるから、なおさらだ。彼の行動は全て不器用な形の愛だった。 正しい選択とはいえない、かっこのつくやり方じゃない、人に自慢できる人生かどうかわからない。 でも必ずしも完璧なものを美しいっていうわけじゃない。間違ってることを正当化しようとかじゃないけど、綴りが少し違くても、みんなbeautifulだって読めるじゃん、。人間誰でも何かかけてるし、生きてて苦しいのも正直当たり前だし、何かかけてても苦しくても自分なりに人生や大切な人のために必死になってることは、例えきたないやり方でもそれはbeautifulだと思う。彼の人生も彼自身も間違いなくbeautifulだって言える、綴りが違っていてもその意味は同じだよ。 こんなにゴチャゴチャして埃っぽい薄汚れた町でも毎日の空がすごくきれいに映るのは、それもまたこの映画のタイトルと同じことといえると思う。映像から伝わってくるその空気感がなにより素晴らしかった。

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2016年2月24日

    死者の声が聞こえる男は貧しく、精神的に脆い妻、二人の子供、危ない仕事など問題山積み。加えて癌の宣告で泣きっ面に蜂というわけです。 beautifulではなくbiutifulなのは劇中で主人公が子どもに綴りを聞かれて間違ったものを教えてしまう、というもの。他の方のレビューにありますが、正しい「美しさ」ではないけど、間違ってはいるが「美しさ」に読める、というグッとくるメタファーになっています。生きるのが非常に下手な男が、それでも子供達に伝えようとしたものは正しい美しさではありませんが、それでも子供達は美しいと感じるのでしょう。それは主人公の父に習ったものなのかもしれない。 映画のラストはあえて曖昧にしています。鑑賞した人にだけわかるように書きますが、「本当に帰ってきたか否か」です。物語的には「帰ってきていない(幻想)」なのですが、光を見出すような映画なので「帰ってきていてほしい」という願いを込めたいと思います。

  • lessmore
    lessmore 3 2016年2月9日

    アレハンドロ監督作品のバードマンを観賞の後、作品のメッセージに興味を持ち観賞 生と死、境遇や環境、生き様が描かれている 現実を自身の運命と向き合い生きる難しさのようなメッセージでは

  • あやみ
    あやみ 3 2015年1月23日

    ハビエル・バルデム主演、バベルのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(名前覚えられない)監督の余命わずかの父親の話。 彼の顔の濃さにやられます。 幸せをのぞんでいるのは皆同じなのにうまくいかない感じが苦しい。 彼もつらいけど、奥さんの心の弱さがけっこうきついかも。 巻き込まれる子どもたちが一番つらいか…。 救われたのは映像のきれいさかな。 タイトルに関係するシーン、なんかよかった。

  • Moto Ishiduka
    Moto Ishiduka 4 2015年1月4日

    タイトルはビューティフル、でもスペルは間違い。でもそんなことはなんの意味もない。そう、なんの意味もないのだ。何が正でなにが誤なのかなんて、ここには不必要。 光と影、正と悪、本物と偽物、裏と表。そんなことはどうでもよくてなにが大事かわからなくなる。この映画にはそれが生々しくリアルに映し出されていて、受け止めるのにはかなり難しい。唯一の光は、父と子の愛。あとは人情なんて生ぬるい世界ではない。ここにそんなものは存在しない。 ある男は末期の癌で子供2人も幼い、妻は鬱でアル中、これだけでもう十分なのに、もっともっと凄まじい。不法滞在者との絡みや、霊能力、想像をはるかに超える大きなことがこの物語には詰まっている。 何を信じればいいのか、そこに正は存在するのか、どこかに光はあるのか。 その目で見て確かめてそして苦しんで欲しい。

  • yubinashi
    yubinashi 4 2014年11月11日

    余命ナンチャラ系映画なんだけどすごくディープでアンダーグラウンド。このジャンル暫定1位。 子供を守るために必死で試行錯誤を繰り返しすが、ことごとく報われない。どうにかなってほしいのに、全くうまくいかない。その愛を感じるからこそ辛すぎる。 ゴキブリや血尿ですら美しい映像も、またいい。 たまにでる、おばけ何?

  • Daichi Yamada
    Daichi Yamada 5 2014年2月22日

    なんかもう感情移入しちゃって大変だった。華やかなサグラダ・ファミリアばかりが目立つが、庶民は貧しい。しかし、何食ってるんだ?子供たちは幸せになれるんだろうか? 突然ホラーな映像になる、監督のセンスに驚く。

  • Muum

    報われない。良い評判を聞き過ぎて、あまりストーリーが入ってこなかった。落ち着いてもう一度ちゃんと見たい。

  • kyon

    題名と内容のギャップで少しショックを受けた… 苦しかった。

  • Yuki Ishii
    Yuki Ishii 4 2013年10月12日

    ハビエル バルデム好きとしては見た方がいい。 私は好きです

  • Imari

    Sink into the psyche of he... - Do they influence a man's mind and activity?

  • Kenta Sugizaki
    Kenta Sugizaki 4 2013年9月14日

    スペインの裏社会で生計を立てるウスバル(ハビエル・バルデム)は、あらゆる闇取引に手を染めながらも、愛する2人の子どもと情緒不安定の妻を支えて暮らしていた。ある日、自分が末期がんであることを知ったウクスバルは、やがて訪れる死の恐怖と闘いながらも、家族との愛を取り戻すために新たな決断を下すのだが……。

  • 杏菜

    すごくすき なんとなくみたのに、いつのまにか引きこまれて 見終わったあとも余韻がのこる また見たいとおもう映画 映像にも人物にも物語りにも、すごくひかれる 湿ってかすれた声が、音のような背景のような。その場所のくうきに触れているような錯覚をおこす

  • shotaxixi
    shotaxixi 2 2012年8月18日

    途中寝てしまったので、また観ます。 観ようと思ってみないと挫折する映画。

  • gwashiiii
    gwashiiii 0 2012年7月18日

    ビューティフル/アレハンドロ・G・イニャリトゥ(2010) ★★★★★★☆☆☆☆ これまでの同監督の「複数のパートが交錯する」という作風から一変。 余命を宣告された男と彼を取り巻く人々との関係を描く。 主人公親子、別れた妻と子供たち、不法侵入の中国人親子、アフリカ移民の親子。 作品中にはさまざまな親子関係が描かれる。 余生をいかに生きるかを題材に「生」と「死」そして僕には「親子愛」をテーマにした作品に思えた。 説明臭くならないようにその状況や環境をセリフでなくシーンで語る状況説明はお見事。 物語は本当に自然にリアルにすすんでいく。 そのせいで淡々としすぎるのを嫌ってか、なぜか主人公は霊能力者っていう設定が。。 これはいらなかったかなぁ。。ストーリー上にそれほど絡んでるとも思えないし。 命や生き方をテーマにした作品で、そういう突飛な設定は不要かと。 また「BIUTIFUL」というタイトルについて。 「"美しい"の綴りは?」と娘に聞かれた主人公が「発音のとおりだ」と教える単語の綴り「BIUTIFUL」。 風の音と海の音の吹き方として同じような音を吹く別の親子間のシーン。 両者に通じるのは、綴りは違えど発するものは同じだという事。 それは手を汚しても子供たちのために生きる、美しくなくとも美しい親子愛の暗喩だと僕には感じた。 ちなみに本作は黒澤明監督の「生きる」へのオマージュであるらしい。 僕は「生きる」を観たことがないのでその点についてはなんとも。。 また華やかなイメージがある中で、人種や階級の違う人々が必死に暮らしているというバルセロナの影の面にも気がいく。 そういう視点で観るのも面白いかも。

  • nana

    DVD

  • naoyaaaman
    naoyaaaman 0 2012年5月19日

    さすがイニャリトゥ。amores perrosなみに心に刺さる。

  • さくら
    さくら 0 2012年5月2日

    貧困。子2人。元妻はアル中。 そして余命宣告。 やりたいことは単純。 ただ子どもに、自分が死んだ後のために、お金をなるべくたくさん残そうと必死に稼ごうとする。でも何をしても悪い方向へ転がる。 喧騒と劣悪な環境がうまく悲惨な様子を表す。逃げ場はどんどん無くなる。 生きた証は綴りの違うビューティフルと指輪。 発音通りだけど綴りの違うBIUTIFULな生き方だったのかなあ。 しかし長編すぎて途中うとうと...