最後の4分間で明らかになる衝撃の真実！ゾッが止まらない名作スリラー『ja mais vu / ジャメヴ』

突然家のリビングに現れた謎の男が、女の生活を狂わせていく――。なぜ男は女の家族と生活しているのか？男は一体誰なのか？この家に何が起きているのか？ 沖縄出身の平一紘監督による短編映画『ja mais vu / ジャメヴ』が、動画配信サービス「シアタープラス」で9/15(木)から配信開始されます。本作は沖縄のアングラホラーイベントとして人気を博した『琉球トラウマナイト2019』の作品で、カナザワ映画祭2019では恒例の特集「期待の新人監督」で入選を果たした注目作です。 作品全体に漂う不気味すぎる世界観、ラストに隠された衝撃の真実、そして最後の1秒まで気の抜けない展開など、とにかくサスペンス・ホラー映画ファンに体感してほしい本作の見どころをciatr編集部が徹底解説します！

息子・たくみと幸せに暮らしているシングルマザーの夜見(よみ)。ある日、彼女が身体中に痛みを感じならがリビングへの向かうと、そこに居たのは知らない男。 当たり前のように家族たちと食卓を囲み、家に居座り続ける謎の男によって、平和だった夜見の生活は狂わされ、体調は悪化していくばかり。 みかねた夜見の母親はついに介護士のリハビリを受けさせることにします。さらに加速していく狂気の世界に耐えかねた夜見が、ついにとった行動とはーー。

とにかく本作の特徴は作中全体に漂う不気味さ。例えば、煮えたぎった油を息子の頭にかけながら笑う男、なんだか少し引っかかる言動を見せる夜見の母親、ずっとニヤニヤと笑っている介護士の男など。登場人物全員が終始笑顔ですが、その笑顔がなんとも不気味なのです。 さらに、作中で語られる介護士の母親の話にもまた、妙に胸がザワザワさせられます。転倒したことで寝たきりになった母親と、その母親を30年介護してそのまま死んでしまった父親。一体誰が悪かったのか？と問いかける介護士の目には光がありません。 女性を拘束したり、謎の男を何も言わずに家に置いておく夜見の母親も様子がおかしい……。「何かがおかしい、何かが狂っている」と、主人公の夜見と一緒に観ている人も恐怖を感じるはずです。

周囲の人物の理解できない行動、次第に狂気の世界に飲まれていく夜見は、ラストでとある行動をとるのですが、そこで明らかになるのは物語を根幹から覆す衝撃の事実！怒涛の伏線回収に「ちょ、ちょっと待って！」と理解が追いつきません。 さらには、ただのホラー・サスペンス作品というだけでなく、その根底にあるのは家族愛。30分ほどの短編ながら、恐怖・家族愛・社会問題などいろいろなテーマを扱い、そして最後の最後にはとある仕掛けが隠されており、非常に満足度が高い名作です。ラストの1秒まで絶対に目を離さないで！

短編映画『ja mais vu / ジャメヴ』は、ciatrを運営する株式会社vivianeが提供する動画配信サービス・シアタープラスでレンタル配信中。 また、そのほかの動画配信サービスでも順次配信開始予定です。ぜひ本作の衝撃を、実際に体感してください！