漫画『異形頭さんとニンゲンちゃん』ネタバレあらすじ＆感想！無料で読める？rawやpdfはやめよう

発表後、SNSで瞬く間に話題となった大人気作品『異形頭さんとニンゲンちゃん』は、三毛たまによる異種族間のラブストーリーを描いた作品。胸キュン展開の連続に、引き込まれる人が続出しています！ この記事ではそんな本作の5巻までのあらすじを、ネタバレありで徹底解説！気になっている場合は、ぜひ記事の最後まで目を通してみてくださいね。

事故に遭って命を落とした限界社畜OL・チカが目を覚ますと、なんと異形頭の世界へと転生していました。目のない黒い頭部を持つ異形頭・ラズに拾われた彼女は、彼のペットとして彼の家で暮らすことに。 社畜時代よりも幸せを感じながらラズの元で過ごしていた彼女でしたが、現世の悪夢のせいで声が出せなくなっていました。 一方でチカのことをペットとしながらも、彼女のことを恋愛対象として見ていたラズ。彼はチカに嫌われないようにいい飼い主として振る舞いながら、自分の気持ちは心の奥底へとしまっていたのでした。

ある日突然チカからキスをされたラズは、人間の求愛行動に関する調査を開始。しかし彼女からキスをされたことが嬉しすぎるあまり、仕事が手につかない状態が続きました。 チカもラズに対して恋愛感情を抱いていましたが、キスをしてしまったことで気持ち悪がられてしまうのではないかと不安に思う日々。そんな中ラズのあまりの仕事の手につかなさが心配になった同僚の熊頭・セオは知り合いの医者・ナナに連絡し、チカの診察を依頼します。 結局チカの失声症はストレス性だということが判明し、それを聞いたラズはチカがリラックスして過ごせるように奮闘するのでした。

ナナからのアドバイスをもらったことで、以前よりもチカとしっかり意思疎通をできるようになったラズ。さらにチカとのスキンシップも増え、彼は毎日必死に理性を保っていました。 医者の飼い主である包帯頭・レノは、ナナにチカとラズを自身の屋敷に呼び出すように指示。屋敷へ向かうとレノはメイドたちに丁寧に接しており、ラズは彼が自身と同類なのではないかと思い始めます。 その後家に帰ったチカとラズでしたが何の進展もなく、そのことに焦った彼女はある日おしゃれをして彼を出迎えるだけでなくついに自分の言葉で彼への気持ちを伝えるのでした。

ついに声を出すことができたチカはラズに対し、これまでの感謝を自分の言葉で伝えることに成功。さらに彼女はラズに対し、告白をするのでした。告白の真意が分からず混乱したラズでしたが、まずはチカを休ませることを優先します。 ここでシーンが変わり、この世界に転生してきた男がナナのカウンセリングを受ける場面へ。ヒステリックになった男に対してレノが耳打ちしたことが気になったナナはセオに、ラズとチカを助けて欲しいと連絡を入れました。 しかしその後チカとラズが再び屋敷を訪れた時、興奮した男がチカに手を出そうとしてくるのでした。

ようやく気持ちが通じ合ったラズとチカ。チカは早くラズに抱かれたいと思っていましたが、ラズは自身の欲望を解放することで彼女を傷つけてしまうのではないかと葛藤していました。 そんな彼の想いを盗み聞きしていたチカは思い切って、まずはお互いに触れ合うことをラズに提案します。少しずつお互いに触れ合うチカとラズでしたが、どちらかが気絶してしまいなかなか先へと進むことができません。 ある日ラズの気絶でショックを受けて勢いで家を飛び出したチカは、行くあてもなく気がついたらレノ邸の前まで来てしまっていました。

SNS上で話題沸騰している少し珍しいラブストーリーを描いた『異形頭さんとニンゲンちゃん』ですが、タイトル通り人外と人間の恋愛が描かれています。異形頭・ラズは一見少し不気味な見た目をしていますが、死ぬほど優しくてチカに対して甘々なところに胸キュンが止まりません！ 特に最初の方の両片思いの時はややもどかしさを感じますが、その分駆け引きのようなものも見ることができるため思わずニヤニヤしてしまうこと間違いなしです。

異形頭とニンゲンという種族の違いがある2人。この世界ではニンゲンには基本的に人権はなく、ペットとして飼われるのが普通なのだとヒロインは認識しています。 そのため、ヒロインは自分がペットとして愛されているのだと思っていますが、実は異形頭さんはヒロインを恋愛対象として好いていました。 そしてヒロインもまた、優しい異形頭さんに惹かれていきます。両思いなのに種族の違い、世界の違いからなかなか思いを通じ合わせることができない、そんな状況が、読者をもどかしくもドキドキとさせてくれるのです。

普段は温和で、オネエ口調で喋っている異形頭さん。口調に似合わず、体型は筋肉質でがっしりとしており長身です。仕事も、この世界の警察というポジションについています。 ヒロインのニンゲンちゃんにゾッコンで、毎日猫っ可愛がりをする様子はどこか可愛らしく、コミカルなのです。 しかし、ニンゲンちゃんを苦しめてきた人がいるとなると途端に雰囲気が変わり、ドスの利いた声を発する一面も。このギャップがときめきを感じさせてくれます。