北朝鮮強制収容所に生まれて

北朝鮮強制収容所に生まれて

作品情報

原題 Camp 14: Total Control Zone
日本劇場公開日 2014年3月1日
製作国 ドイツ

新着感想・ネタバレ

funnypochiの感想・評価
公式HP:http://www.u-picc.com/umarete/index.html
ドイツ人監督による強制収容所に育った青年の脱出後のインタビューと
アニメーションによる再構成ドキュメンタリー。
母と実の兄が強制収容所からの脱出を画策していることを密告する弟が、その企てを暴くことによリふたりを密告し、密出国直前に摘発され、処刑される。その密告自体を正当化していく感覚がどうしてもしっくりこない。『中にいる人達は自殺など微塵も考えない。:外に出た途端、死を考える』という。そりゃそうだ、中にいるときは殺されること、逃げ出したいと思う気持ちはあるかもしれないけれど、自分から死のうという気持ちは持ち得ないんだから。

日本では考えられないようなことだけど、これが北朝鮮の現実なのか、と思うと暗然とする。亡命した主人公のたんたんとした語り口から繰り出される強制収容所の中の出来事、日本に住む僕らにはとても考えられないことが日常であることの異常さに驚きながら観ました。
Marimoの感想・評価
世界には色々な世界がある、ということを改めて思い知った。それもこんな近くに。
nagahima5050の感想・評価
2014.3.1.13:00〜ユーロスペース
最高指導者を呼び捨てにしただけで政治犯として収容所に連行され、独房のような小屋でトウモロコシ団子と白菜汁だけを食べて死ぬまで重労働を強いられる
収容所では逃亡を企てたら即射殺され、看守の都合や気分でも簡単に射殺される
パピヨンもクール・ハンド・ルークも射殺

北朝鮮に生まれなくて本当によかった
そういう映画だと思っていた
しかし、終盤にきて耳を疑う

この収容所の中で生まれ、22歳で脱北するまで外の世界を知らずに生きてきた主人公は帰りたいと云うのだ

教育(抑圧)とは恐ろしい
そういう映画だったのかと納得しかけた時、更に主人公が云う

人が金に支配されている社会が優れているとは思えない
韓国の自殺者の数は収容所の自殺者の数よりずっと多い
脱北した自分は純粋さを失ってしまった

共産主義は社会システムではなく宗教なんだと思い知る

人間は純粋じゃないから哀しく
完璧じゃないから愛らしい

愛や迷いのない世界からやって来た彼が、純粋じゃない自分を愛せるようになる事を心から祈る
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