4分間のピアニスト

4分間のピアニスト

作品情報

新着感想・ネタバレ

Higasayama_Taiyoの感想・評価
教師が問題児でありながらも天才ピアニストである女性を教育しコンテストで優勝させようとするが、ラストに自分のスタイルを貫き通しながらも教師の教えの「お辞儀」を披露する場面に、この映画の深みを感じました。
mazda620の感想・評価
無実の罪で刑務所に収監されている心に傷をおった天才ピアニストの話。
見るきっかけが、本作ファンの知人にラストのすごさをかなり熱弁されて鑑賞してしまったために期待値をあげすぎたあまりかなりの拍子抜け。
内容も作品を通してのメッセージ性もまったく異なるけど、ところどころ「セッション」に近いものを感じる。ラストのシーンから伝えたいことはとくに似ていたと思う。あえて比較するけどラストにいたるまでの奥深さの規模がもう全然違うので(セッションは★4.5にしました)それはもう演奏から感じた響き具合が違ってもしかたないと思った。
本作一番の見どころであるラストは確かに"すごい"とはなるけどそれ以上には何もない。内からぞくぞく伝わる演奏をするセッションに対してこちらはビジュアルばかりにこだわった演奏にみえる。弾き方の演出の独特さに魅了されても音としてすごく良かったかと言われるとそこまで感じることはなかった。彼女の内を表現した演奏としてはうまくできていると思えるけど、そもそもその内にかかえたものの描写が弱いせいで結局表面的な演奏に変わりない。
同性愛とかレイプとか無実の罪とか言葉のインパクトがある要素が多いわりに、その名前に頼り切って一つ一つの掘り下げがすごくあまくて薄い。彼女の抱えてる重さや感じてきた傷というものは、多すぎる設定のおかげで伝わるには伝わるけど入り込めるほどではなく全てが「設定」にしかなれてない。
結局彼女がどう変わったかという変化はあまり感じられず1つのストーリーとしてうまく着地できていない感じが残念。
gallivant55の感想・評価
タイトル通り、4分間の演奏は鳥肌が立ちっぱなしだった。

彼女が奏でる音色には、まるで山猫のように飛んだり跳ねたりと、荒々しく奔放で、見ている先生がアワアワするぐらい大胆で自由だった。

そして、時折見せる繊細な一面ものぞかせながら、音が耳から耳へと伝わっていく。

そう、この演奏後に待ち構えている彼女の運命が分かっていたからこそ、私にはよりいっそう心に強く残ったのかもしれない。
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