死にたいほどの夜

死にたいほどの夜

作品情報

新着感想・ネタバレ

mazda620の感想・評価
『男のすることには必ず理由がある』
人生に1つの夢をもっていた彼が夢を掴む一歩手前までいく実話に基づくストーリー。
相当好き嫌いが別れるタイプの作品だと思うけど私はとても好きな映画だった。この映画の空気がはまるかはまらないかで評価は変わる。
私的にはおしゃれムービーベスト10にはいる映画だった、おしゃれ映画、雰囲気映画というよりもムード映画というのがとてもしっくりくる。この独特な映像の作りがすごく好み。映像、音楽、作りのあらゆる部分がマッチして観ながらこの映画に酔ってる自分がいて、異性を好きになるみたいにこの映画に惹かれてしまった。お酒飲みながら観て、きもちよくなっちゃいたい映画って感じ。

夢にまで思っていたことが手に入れられるかもしれない事態がすぐそこにあったとしても、今自分の目の前にある現実の方に気がいってしまったという、すごく男の人(と、くくったら怒られそうだけど)の本能的な部分を感じた。
終盤までは、彼は「夢を手に入れられなかった人」と思っていたけど、最後に"待っていればよかったのかもしれないけど"という言葉が出てああ、「夢を手に入れなかった人」か、と私は思った。
観者には失敗したダメ男と映るように作られてると思ったので、夢を手に入れられなくてあーあ可哀想。みたいなのが素直に感じる感想だけど、考えてみると彼にとってそれは夢以上になんでもなく夢のままでよかったことなのかもしれな...
Harumi_Terasakiの感想・評価
1998/8/25 サロンシネマ
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