2019年2月26日更新

TBSドラマ『集団左遷!!』の豪華キャスト一覧 福山雅治主演の下剋上エンターテインメント

福山雅治が初めてTBS日曜劇場主演を務める『集団左遷!!』。重厚なドラマに織り込まれたコミカルさとユーモアが見どころとの本作は、このたび福山の他にも豪華キャストが発表され、期待は高まるばかり。そんな本作のキャスト、あらすじなどを紹介します。

福山雅治主演ドラマ『集団左遷!!』は下剋上エンターテインメント!

2019年4月、TBSで“平成最後の日曜劇場”(夜9時~)としてドラマ『集団左遷!!』の放送が決定しました! 江波戸哲也の人気小説を、福山雅治主演でドラマ化する本作。そのほか出演陣にも豪華キャストをそろえ、注目が集まっています。 本作は、廃店が決まっている銀行支店の支店長となった片岡(福山)と、左遷された銀行員たちが大逆転に挑む「下克上エンターテインメント」。 主演の福山のほかにも豪華キャストが次々と発表され、期待が高まる本作のキャストや原作について紹介します!

ドラマ「集団左遷」の各話あらすじ・ネタバレはこちらから

ドラマの気になるあらすじは?

50歳を目前にして、三友銀行蒲田支店支店長に昇格した片岡洋。しかし、蒲田支店は廃店が決まっており、上層部からは「廃店の際、本部に戻し優遇するからがんばらなくていい」と言われていました。 蒲田支店に勤めているのは、理不尽な理由によってリストラ候補として左遷された“ダメ社員”たち。廃店を知らされていないながらも、支店員たちは左遷によってすっかりやる気を失っていました。初めて仕事をがんばらなくていいと言われた片岡は、支店長たちの様子を見ながら葛藤を募らせていきます。 片岡は悩みながらも部下を守るため、彼らと力を合わせて銀行本部への下克上に挑むことを決意します。

主人公の支店長・片岡洋を演じるのは福山雅治

主人公の片岡洋役を務めるのは、TBS日曜劇場初主演となる福山雅治。福山は今回、初の銀行マン役に挑みます。 福山は、1997年に大ヒットドラマ『ひとつ屋根の下』に出演。2010年にはNHK大河ドラマ『龍馬伝』に主演し、ギャラクシー賞個人賞を受賞しました。また、2013年、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した是枝裕和監督作品『そして父になる』で、初の父親役を演じています。 また、ミュージシャンとしても活躍し、『HELLO』(1995)や『桜坂』(2000)など、数々のヒット曲を生み出しています。

福山が語るドラマへの意気込み

福山雅治は今回自身が演じる片岡を、諦めない男、そして“上手くやれない男”と解釈しているといいます。 そのうえで、「台本を読ませていただき、片岡の“上手くない頑張り方”に不思議な愛しさを感じました。誰の人生においても正解はわからないし、ひとつではない。それでも、やるしかない。上手くはない、でも諦めない」とコメント。片岡の強さと脆さを表現できれば、と語っています。

そのほかにも豪華キャストが集結!

蒲田支店副支店長・真山徹役/香川照之

いつも笑顔でつかみ所のない蒲田支店の副支店長・真山徹を演じるのは、数々の映画やドラマで活躍する香川照之。 香川は、テレビドラマ『アンフェア』(2006)や『MOZU』(2014)などへの出演で知られており、映画でも『北の零年』(2005)、「20世紀少年」シリーズ(2008〜2009)、『七つの会議』(2019)など、幅広く活躍。確かな演技力に定評があります。 今回香川は、『半沢直樹』(2013)以来の銀行もの、また『龍馬伝』以来の福山との共演とあって気合いが入っている様子。日曜劇場の“重厚なドラマ性”の中に、福山がどう化学融合して“コミカルさとユーモア”を醸し出していくのかが本作の見どころとコメント。 また、約9年ぶりの福山との共演に「実に楽しみが尽きない連ドラ……テンションはマックスにすでにあがっているのである」と意気込みを語っています。

元エリートの蒲田支店行員・滝川晃司役/神木隆之介

蒲田支店法人営業一課の滝川晃司を演じるのは、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)や『3月のライオン』(2017)などへの出演で知られ、若手俳優のなかでも実力派の神木隆之介。 神木演じる滝川は、かつては幹部候補でありながら、ある事件によってドロップアウトした“奈落のエリート”。 本作への出演について神木は、「福山さんをはじめとする諸先輩方とご一緒でき、とても光栄に思っています」と語り、視聴者に日曜の夜にこのドラマを見て「明日からまた1週間頑張るぞ!」と思ってもらえるとうれしいとコメントしています。

三友銀行常務・横山輝生役/三上博史

映画『スワロウテイル』(1996)や『パラサイト・イブ』(1997)などへの出演で知られ、そのほか多くのテレビドラマや舞台でも活躍している三上博史が演じるのは、主人公・片岡の宿敵となる常務・横山輝生。 横山は、蒲田支店の廃店および片岡の支店長就任を決定した人物で、徹底した合理主義者です。時に非情とも言える判断を下す横山は、ことあるごとに片岡に容赦ない圧力をかけてきます。 三上は、横山のキャラクターについて強烈な男と語り、「まだ撮影前だというのに、すでに彼の哲学にボク自身が乗っ取られつつあります。ボクの人格が完全に隠れてしまうのも時間の問題でしょう」とコメントしています。 いったいどんな演技を見せてくれるのか、楽しみですね。

三友銀行頭取・藤田秀樹役/市村正親

劇団四季出身のミュージカル俳優として知られ、映画『テルマエ・ロマエ』(2012)や『のぼうの城』(2012)などの映像作品でも活躍している市村正親は、三友銀行の頭取・藤田秀樹を演じます。 藤田は三友銀行に吸収合併された大昭和銀行の元頭取で、三友銀行の頭取に就任するも、実権は会長と副頭取に握られているお飾り的な存在。そんな藤田は、下克上を狙う片岡やそれを阻止しようとする横山とどう関わっていくのでしょうか。 藤田を演じる市村は「初共演となる福山さんのエンターテインメントに触れられることは、この上ない喜びです!」と語っています。

そのほかのキャスト

そのほか、蒲田支店の行員にはセクハラ上司を殴って左遷された法人営業一課主任・木田美恵子役に中村アン。ドジで気弱な本陣営業二課の平正樹役を、NHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』(2017)や『義母と娘のブルース』などの井之脇海が演じます。 そのほかにも、尾美としのり、高橋和也、橋爪淳、津嘉山正種ら実力派俳優の出演が決定しており、共演の期待が高まる出演陣となっています。

原作は江波戸哲也の『銀行支店長』と『集団左遷』

ドラマ『集団左遷!!』は江波戸哲也の小説『銀行支店長』と『集団左遷』の2作をもとにしています。 小説『銀行支店長』では、片岡は合併した元信用金庫の本店だった飯田橋支店にその立て直しを図るため、送り込まれます。信金猛者たちが集う支店に腹心の部下2人とともに乗り込んだ片岡は、抵抗にあいながらも再建に向けて戦い抜くというストーリー。 これはドラマとは違い、支店内部の戦いがメインの物語になっています。 一方、もうひとつの原作であり、ドラマのタイトルにもなっている「集団左遷」は、銀行ではなく不動産業会が舞台。主人公・篠田洋が本部長に就任した「首都圏特販部」は、実は大量解雇を目的とした新設部署。 そこには、社内で無能の烙印を押された50人が配属されていました。無謀な販売計画を押し付けられた彼らは、なんとか陣営を整え、大逆転をねらうのですが……。 2つの作品を融合し、より見応えのある作品になるのではないでしょうか。

ドラマ「集団左遷」は2019年4月から日曜9時にTBSにて放送

福山雅治主演で、リストラ対象集団が起死回生を狙うドラマ「集団左遷」。 原作者の江波戸は世界経済がますます混迷を極める今、日本のビジネスマンもその家族も、“左遷の危機”に戦々恐々としているだろうと、本作のコンセプトを語ります。 また、「最近いっそう男の風格を増した福山雅治さんと香川照之さんがその“危機”に直面した時、どのような熱い闘いをするのか、はたまた切ない裏切りに巻き込まれるのか……。巨大組織の理不尽と果敢に対峙する戦士として私が描いた銀行員たちが、このドラマの中でどんな新しい命を吹き込まれるのか、興味津々だ」とコメント。 主演の福山雅治をはじめ、人気実力派俳優たちが集結する本作は2019年の4月、TBS日曜劇場で夜9時から放送開始です!