
『悪魔』とは
ソフィー・マルソー主演作『狂気の愛』、イザベル・アジャーニ主演作『ポゼッション』など、カルト的な作風で一部に熱狂的支持者を持つ異才アンジェイ・ズラウスキー監督の初期作品。18世紀後半のプロイセンによるポーランド侵略を背景にした不条理サスペンスで、処刑されそうなところを謎の男(悪魔)に救われた主人公が地獄巡りをする様子を描く。後期作品に見える狂気的な一面は、2作目となるこの作品ですでに確立されていたことがわかる。
『悪魔』のあらすじ
隣国プロイセンの侵略をうけるなど、軍事勢力により領土が分断されていた18世紀終わりのポーランド。陰謀を企んだとして精神病院に捕らわれていた青年・ヤコブは、処刑寸前のところをスパイの男に救われ脱走に成功する。急いで故郷を目指すヤコブだったが、その途中でポーランドの荒廃した大地や人々の姿を目の当たりにし、地獄めぐりのような錯覚に襲われる。そして実家に辿り着いたものの、スパイから渡されていた刃物で、家族を皆殺しにしてしまう。スパイと名乗った男は、じつは悪魔だったのだ。ヤコブは、すべてを悟るが、すべては手遅れだった….。
『悪魔』のスタッフ・キャスト
『悪魔』の感想・評価・ネタバレ
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映画の真意は理解できなかったけど、おもしろかった。暗い映画だけど見応えある。 エビはなんの暗喩なのか、悪魔は誰に宿ってたのかとかわからないけど、おもしろい。
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