セブンス・コンチネント
セブンス・コンチネント
The Seventh Continent
オーストリア
rating 3.9 3.9
11 9

『セブンス・コンチネント』のゆうの感想・評価・ネタバレ

ゆう

ミヒャエル・ハネケ監督の映画デビュー作。 この時から洗練されていてハネケ監督の映画の中で1番不快感が残る映画。 その家族が、起こす結末に対する理由が一切ないから同情の余地もないから胸糞悪いとも言えない。 あるレビューで「不快感とは案外簡単に解消できるものだ例えば不愉快な映画を見た後にその映画のことを非難すれば不快感は少し消える。ただ厄介なのは不快感をそのまま抱き続けてしまう人間だ」と書いてあった。 ハネケ監督の映画はこの"不快感を抱き続ける人"が見ると惹きつけられてしまうように思える。 ファニーゲームなんて最たる例だけど「なんだこの胸糞悪い映画は!」と言ってしまえばそこで終わり。考察する余地もない。 気付くと日常のどこかにハネケ監督の映画がひっそりと潜んでいることに気づいてしまう。これもそんな映画でした。