陸軍登戸研究所

日本
rating 3.5 3.5
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「陸軍登戸研究所」のスタッフ・キャスト

「陸軍登戸研究所」の感想・評価・ネタバレ

  • funnypochi
    funnypochi 3.5 2014年8月19日

    名古屋・シネマスコーレで観ました。 登戸研究所は正式には陸軍第9技術研究所といい、極秘兵器の開発製造を任務としていました。怪力線と称する電磁波兵器、殺人光線、風船爆弾などの開発研究、製造の他、それらの生体実験、人体実験にまで及ぶ狂気の研究機関である。また、敵国経済の撹乱と物資調達資金づくりのための偽札製造も担っていたという。ポツダム宣言受諾の直前に証拠隠滅のために多くは破壊処分されて廃棄されたが、この作品ではその研究所に努め、研究に携わった人々からの証言を集め、ひたすら淡々とまとめ上げている。 携わった人々の、淡々とした語り口からはその狂気性は伝わってこず、まるで何か理科実験を楽しんでいるかのような雰囲気さえ伝わってくる。しかしそれが何にどのように利用されるためのものなのかを彼らはもちろん知っており、そこにこれらの研究への協力を拒むことの困難さが現れていたように感じるのだった。 認識を改めたのは印刷技術について。偽札づくりは軍事転用可能な応用性の高い技術の粋なのだと改めて感じたのだった。証言者が墓まで持っていくといった、終戦後にアメリカ軍に協力して行っていたものはなんなのか、具体的に語ることはなかったが、極めて高度な、重大なミッションだったに違いないし、それを口にしたらおそらく彼は老い先短い命をその場で奪われかねない恐怖を持っていたに違いないのだ。 戦争に役立てるための技術開発、技術研究に携わるためにはそれしか道のなかった時代とはいえ、科学者たちが科学者で有り続けるためにそれしか道がなかった時代というのがなんとも恨めしい。 もしも戦争をするつもりはない、平和を望むのだというのであれば、学術技術研究開発と軍事技術開発は厳密に分厚い壁で仕切り、決して混ぜてはならない、戦争はしてはいけないのだ、という気持ちを新たにさせられたドキュメンタリーでした。

  • Satoko_Suzuki
    Satoko_Suzuki 0 2014年3月31日

    2014/03/29 大戦時、陸軍の極秘研究所が設立され、信じがたい研究・実験・製造が行われました。その施設関係者に行ったインタビューを中心とした、記録映画です。肯定・否定はせず、眈々と説明が付されます。 お土産(考えねばならないこと)いっぱいもらって、帰宅しました。