タイム・オブ・ザ・ウルフ

タイム・オブ・ザ・ウルフ

THE TIME OF THE WOLF
フランス・オーストリア・ドイツ 2003年10月8日上映
rating 3.7 3.7
6 4

『タイム・オブ・ザ・ウルフ』のスタッフ・キャスト

『タイム・オブ・ザ・ウルフ』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2017年11月5日

    大飢饉が発生し飢えた一家は別荘に向かうが、そこには先客がおり銃を向けられ…。一家は別荘に居られなくなり放浪し人々が集まる土地に落ち着く。 難解かつ淡白で冷えた絶望を与えてくれるハネケ監督作としては異質。確かに大胆な省略は存在しますが、ストーリーは余裕で追えます。度々脱走する息子は何を考え、何を思っているのか。彼の思いを計ることは難しいのですが、映画の意図は彼に詰め込まれています。貧困により絶え間ない争いを目にした子どもが世界に絶望してしまうのです。子供達は人間の本質を目の当たりにしてもなお生きていくことができるのか。 天才女優イザベル・ユペールが主演。『ピアニスト』でハネケに相当気に入られたんでしょうね。彼女の存在感は本作ではそれほど感じられませんでした。

  • シロクマ
    シロクマ 4 2015年1月5日

    衝撃的なオープニング。世界設定については詳しい描写がないが、飢饉が深刻。かなりエグい作品。

  • ゆう

    冒頭からいきなりやられます。 世界的飢饉に陥った世界の話なんだけど、こんな時代に四人家族の大黒柱を失うところから始まります。 その時の妻の反応が忘れられない。 こういう状況に、立たされた時の人間の本質を描く映画は数あれどここまで違和感もなくドストレートなのは他にはないと思います。 何より、"家族の団結"を中心に人間同士の団結を描いているようなのに最後の終わり方は衝撃的。 1番幼い少年だけが一番の選択肢を考えようと必死だったのにそれを見守ったのは暴力を奮った男でその男に「こんなときにお前の家族は何してるんだろうな」なんて言われてしまう。 その男にも良心があり過ちに気付く心もあったと気付かされる。 最後のやっぱりある長回しは希望にも絶望にも見えてしまう。

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