疑惑のチャンピオン

疑惑のチャンピオン

The Program
2015年製作 イギリス・フランス 103分 2016年7月2日上映
rating 3.5 3.5
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『疑惑のチャンピオン』のあらすじ

1993年にサイクルロードレースの最高峰〈ツール・ド・フランス〉にデビューした若きアメリカ人、ランス・アームストロングは、勝利への飽くなき野心に満ちあふれていた。しかしスイスの薬局で血液中の赤血球を増加させる薬を購入し、レースで優勝した直後、激しく咳き込んで吐血してしまう。医師から、重度の精巣ガンに冒されすでに脳にも転移していると宣告された彼は、絶望のどん底に突き落とされる。  過酷な大手術とリハビリを経て快復したアームストロングは、競技生活に復帰しチャンピオンに返り咲くため、スポーツ医学の権威であるイタリア人医師ミケーレ・フェラーリの指導を仰ぐ。フェラーリはサイクリストのパフォーマンスを向上させる独自のプログラムの実践者だった。 こうして再出発の態勢を整えたアームストロングは、1999年の第86回〈ツール・ド・フランス〉に乗り込み、驚異的な快走を披露して見事に優勝を果たすが、ガンを克服してのセンセーショナルな復活劇にかねてからアームストロングの才能を高く評価していたスポーツ・ジャーナリスト、デイヴィッド・ウォルシュは疑念を抱く。上り坂が苦手だったアームストロングが、短期間のうちにこれほど飛躍的にスピードが上昇するようになったのは、あまりにも不自然ではないかと……。  その後も彼は無敵の快進撃を続け、2005年の〈ツール・ド・フランス〉で7連覇を達成。しかし、その偉業と共に巧妙な手口でドーピング検査をすり抜けながら、ウォルシュからの追及を躱し続ける闘いも繰り広げられていた。サイクルロードレース史上に偉大な記録を打ち立てた最強のチャンピオン、ランス・アームストロング。果たして彼は英雄か、それとも……。

『疑惑のチャンピオン』のスタッフ・キャスト

『疑惑のチャンピオン』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2017年12月5日

    疑惑でなく最初からクロ前提の作り、それでも映画として見応えあるものになってた。自分はツール七連覇中のランス・アームストロングも、フロイト・ランディスの総合優勝もリアルタイムで観てるし、勿論当時から「疑惑」も関係者の件も把握してる。なので、あのレースのあの時あのシーン!って生々しい。あの時ホントにあんな会話してたんかよ(震)。アイリッシュ記者クリス・オダウドの視点かと思ったら意外と本人視点で、まあランスは噂や想像通りの人として描かれる訳だが、敢えてそのブレなさがガチ。そもそもフェラーリ医師がかなりアレだけど、ランスほど恨まれる人もいないよね…。そしてベン・フォスター(ランス)やジェシー・プレモンス(ランディス)の思いの外そっくり似せた演技&体型がすげえ。プロだ…。(コンタドールだけは美化されてるけど) フリアーズの映画化はとにかく「打った走った勝った」ってシンプルな栄光と転落の物語に絞り、言い訳や擁護めいたものはなく、むしろ最初から影の部分だけ。代わりにそのシビアで冷酷な世界の「敗者」であり「犠牲者」がより浮かび上がる。その最たる象徴として大きく扱われるのがランディス。マイヨジョーヌ当時あの山岳ステージは強烈だったし、その後も衝撃だったけど、アウトサイダーだった彼とランスの立場が皮肉すぎて、辛すぎる。観るとジェシー・プレモンスがまたぴったりで。そうして、自転車RRというある意味ルールで計れない「人間らしい競技」の狂気を端的に見せていたと思う。但し、注釈無しのこれだけだと自転車RRファン以外にはわかりづらいかも?

  • susamishin
    susamishin 3 2016年7月7日

    コンタドール、似てねぇ! 好きなスポーツなので色々知ってたつもりでしたが、幾つかの新事実発見。まず映画だとガンになる前からドーピングしてて、まるでガン発病とドーピングが関連してるかの表現だった。後は闘病からの復帰にもドーピングを使ったこと、最後に引退から復帰後もドーピングしてたのか?と言う3つのこと。 コレが知ってたことと違ってた。 あとはドキュメンタリーなので既知の事実をリアルに描いてました。 主役のランス憑依は見事。 ちょっと寄り目で空を見つめる視線は本人そのものでしたね。レースの再現も良く出来てる。 すごいな!と思ってたらエンドロールでサイクリングアドバイザーでデビッドミラー元選手の名前が!やはりね! ロードレース好きは見るべし!! でも映画作品としてはドラマチックなトコとか無いし!(笑) ラブロマンスも無いしな! 映画好きにはちょっと?かも!

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