漫画『かろりのつやごと』のネタバレあらすじ！完結済みの最終回の結末は？

作者・小田ゆうあの最新シリーズ『かろりのつやごと』は特徴的なぽっちゃり体形のアラサー女子が年下の男子大学生を好きになっちゃう年の差恋愛物語。運命的な出会いと恋愛模様にキュンとして、ほんわかとした雰囲気に癒されてしまいますよ？ 今回の記事では、14巻(68話)で完結した『かろりのつやごと』のネタバレやあらすじを紹介していきます！ 『かろりのつやごと』最終話までのネタバレを含むあらすじを読むことができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

食べることが大好きなアラサー女子。礼儀正しく品の良い女性ですが、太っているせいで自己肯定感が低く、恋愛にも消極的。気になる人ができるとついつい妄想を膨らませる癖があります。両親を早くに亡くし、大きな屋敷で1人暮らし中。

定食屋でバイトをしながら大学に通う19歳の青年。風月の人となりに好感を持ち、仲良くなりました。正義感が強く真っすぐな性格で、風月に対する周囲の偏見に真っ向からぶつかっていきます。

ぽっちゃり体形のアラサーヒロイン・花鳥風月。その見た目と名前からもじって「かろり」という弄りネタのあるあだ名をつけられています。食べることが何よりも好きで、恋愛はあきらめ気味。そんなかろりはある日、定食屋でアルバイトをする学生・青井柊吾と運命的な出会いをします。 青井は正義感の強い真面目で素直な青年。ある夜、体の重みのせいで椅子を壊してしまったかろりに対して他の客が笑い嫌味を言ったのを見て、我慢できずに喧嘩を売ってしまうほど。 それ以来、なんとなくかろりのことが気になった青井。かろりもまた見た目で判断しない青井の態度に親しみを覚えるようになって……。

かろりにぬか漬けを譲る過程で彼女の家に訪問することになった青井とその友人たち。かろりの両親はすでに亡くなっており、彼女は大きな家に一人で暮らしていたのです。 美味しい物を食べながら1人で生きていくのだと彼女は語りますが、それに対して青井の友人・成美は「女ならもっと他に喜びを見出すべきだ」と厳しい言葉をかけます。価値観は人それぞれなのでしょうが、この発言はかろりを大いに悩ませてしまうようですね。 そんなある日、青井のバイトする定食屋で外国人とのトラブルが発生します。理不尽に我慢できなかったかろりは英語で外国人に反論、撃退に成功。自宅に帰ってからも自分の行動に動揺しているかろり。そんな彼女に青井は連絡先の交換を申し出て……。

青井に好意をよせる成美が大学のミスコンに参加することに。優勝できたら青井に告白すると語る成美に女性としての圧倒的な魅力を覚えるかろり。 ミスコン当日。思わぬトラブルが発生したため、かろりを頼る成美と青井。複雑な感情を抱いていても、困っている人を放っておけないかろりは成美を助けます。その後、かろりを褒めてばかりの青井の態度を見た成美は、彼への告白を延期することにするのでした。 それから暫く時間が経った頃、青井の母親が息子の様子を見に田舎から東京へ。年頃の大学生な青井は母嫌に対しておざなりな態度を隠しもしません。それを見たかろりは青井に冷たい態度をとるようになって……。

母親の1件があってかろりの家を訪れた青井。ともに食事をとった後、くつろいだ青井はそのままうたた寝していました。青井の寝顔にかろりはドキドキが止まりません。 自分の感情をコントロールできず、つい青井にくっついて少しの間だけ添い寝するかろり。朝までずっとではなく、その後はちゃんと青井を起こしているかろりに不器用さと純粋さを感じますね。 翌日、青井や成美と定食屋で顔を合わせたかろり。添い寝の件がバレてないか心配なかろりをよそに2人は共通の友人・めぐの彼氏の件で頭を悩ませているようでした。流れで3人でめぐのライブを見に行くことになりますが、そこでかろりは女たちの修羅場に巻き込まれることになって……。

青井への恋心を自覚し、行動しなければと思い立つかろり。しかし、頭の中では妄想を繰り広げられてもなかなか行動には移せないでいました。そんなかろりを見ていた成美は、かろりの感情に気づくのです。 青井もかろりに対してどこか特別視しているような印象をもつ成美。それでも自分の気持ちに素直な成美はついに青井に告白します。周りにからかわれつつも、青井はそれを受け入れるのでした。 青井と成美が付き合うようになったことを知ったかろり。驚きながらも彼らの前では、祝福の言葉を述べ決して動揺を悟らせません。このシーンは青井や成美を困らせたくないというかろりの優しさに切なくなってしまいます。

見た目にコンプレックスをもち、恋愛とは縁遠かったはずの主人公・かろりの人生。しかし、年下の大学生・青井に恋心を抱いてからは妄想が爆発、ちょっとしたことでドキドキするなど少女のような純粋な恋愛を繰り広げます。 明らかに恋愛感情のあるかろりに対して、青井の方はあくまで正義感からくる行動のため、2人の感情のすれ違いが恋愛の切なさやハラハラ感を演出しているのです。 青井が成美と付き合い始めた結果、かろりの恋心が一体どうなってしまうのか読者も予想がつかない展開に！三角関係と恋の行方が最後まで気になってしまいますね。

屋敷が火事になり、両親の写真だけでも持って逃げようとしたかろり。しかし煙のせいで意識を失ってしまった彼女は、青井に助け出されます。 病院に駆け付けたおかみさんたちはかろりの命が助かったと聞いてほっとするものの、かろりは家事のショックで声が出せなくなっていました。 帰る家がなくなって大粒の涙をこぼすかろりのもとに叔母たちが訪れ、青井にお礼を言うとともにかろりに温かいお茶をふるまいます。 叔母たちが“誰かの家でかろりを引き取ろう”と話し合うなか、かろりはおかみさんの厚意でナナツノコの空き部屋に仮住まいすることになるのでした。

ある日すっかり焼け落ちてしまった屋敷を見て立ちすくんでしまったかろりを車に乗せた叔母の桃子は、「1人暮らしがしたい」というかろりの想いを受け止めます。 桃子に紹介してもらった不動産屋で見つけたお気に入りの物件に青井を連れていったかろりは、青井から「本当は2人で生活がしたい」という本音を打ち明けられるのでした。 その後新居に移ったかろりはなかなか2人きりになれないのが不満な青井の気持ちを察し、彼を小旅行に誘います。 旅行を終えたあと自身の実家へあいさつに行き、かろりに“結婚しよう”と言いかけてやめてしまう青井。 「この言葉の重さも分からんうちに口にしたらあかん」 ぐっとこらえる青井の横顔を見てくすりと笑ったかろりは、こんな日々が続いていくことに幸せを感じるのでした。