漫画『夜ノ井月彦の幸せな地獄』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！スパダリドSなヒーローとのラブコメ！

「史上最悪の、未曾有の大災害」 厳しい言葉でヒロインを切って捨てるドSなヒーローと、何事も一生懸命でちょっぴりおバカなヒロインがすったもんだで愛を育んでいくラブコメ『夜ノ井月彦の幸せな地獄』8話までのネタバレを紹介します！ もちろん本作をお得に読む方法もバッチリ紹介していきますので、ぜひ記事内の情報を参考に『夜ノ井月彦の幸せな地獄』をお得に読んでみてくださいね！

自分の知らないところでお見合いすることが決まっていたことに激怒したヒロインの実柑は、「私にはもう大事な人がいるの！」とお見合い会場から逃走した挙げ句に公園でチューハイを煽っていました。 するとそこに現れたスーツ姿のイケメンが。実柑を心配しているのかと思いきや、「愛だの恋だのくだらない」とぴしゃりと言い切った彼。 実は彼こそが今日の見合い相手だった夜ノ井月彦だったのですが、彼は急成長を遂げている食品会社・「ムーンフード社」の社長として名を馳せていました。 しかし、“最愛の人と結ばれる”ことが一番の幸福だと考える実柑にとっては地位も学歴もなんの意味もありません。 そんな中で実柑が結ばれたいと思っていた恋人の高志は別の女性と結婚を決め、実柑はどん底に。酔っ払って月彦と再会した彼女は、自身の想いを彼にぶつけますが……。

祖父から「結婚する気がないならいい就職先を見つけてやるからな」と言われてしまった実柑は、月彦が社長を務めるムーンフードで働くことに。 すでに夜ノ井HDの社員となっていた高志と最後にちゃんと話そうと彼の後を追いかけようとしますが、彼の婚約者に腕を掴まれて高志の前に引きずり出されてしまいます。 「困るんだよね、勝手に彼女気取りされても」と冷たい言葉を浴びせられ、実柑の目からは大粒の涙がこぼれます。もはやボロボロだったものの、そこに現れた月彦から「男なんて山ほどいる」と励まされて元気を取り戻した実柑。 その夜、お礼を言いに来た彼女と部屋で一杯飲むことにした月彦でしたが、「まやかしでいいから満たしてほしい」と実柑が言い出し……。

実柑のおねだりに乗せられて、彼女と月彦は男女の関係になってしまいます。実柑は「好きな人とじゃないとエッチなんてできない」と常々思っているのですが、月彦から「俺とお前は恋人でもなんでもない」とキッパリ宣言されてしまうのでした。 あまりなドライさにムカついた実柑は月彦がシャワーを浴びている間にクローゼットに閉じこもり、そのまま眠ってしまいます。目を覚ますと月彦が新製品のクッキーを焼いていて、食べた瞬間ローカーボのクッキーだと気づいた実柑。美味しそうにクッキーを頬張る彼女を見て月彦もわずかに微笑みます。 その後「身体をつなげることってすごい大変なことなのに、それで好きになって何が悪いの？」とストレートな実柑の告白を聞いた月彦は、思わず彼女のことを“すごい”と称賛します。しかし、のちに彼女が自身の会社で働くことになったと聞いた月彦は……。

ムーンフードの秘書課に配属になった実柑でしたが、初日からトラブルばかり起こしてしまいます。ちょうど実柑が書類にお茶をぶちまけてしまったところに月彦がやって来て、「最初からうまく出来る人なんていません」とさり気なくフォロー。 色めき立つ女性陣ですが、そこにやって来た人事部の戸塚は「笑顔が完璧すぎて心がない」とバッサリ月彦を評した挙げ句に実柑を口説き始めます。 2人の様子を横目で見た月彦は「バカにわく虫もいるんだな」と若干不機嫌に。その後何かとちょっかいを掛けてくる戸塚にアドバイスをもらった彼女は、思い切って月彦をデートに誘うのでした。 実柑の隙だらけな振る舞いに苛ついていた月彦はその場で彼女を押し倒すのですが、「頭冷やせこの痴漢！」と実柑から強烈な頭突きをお見舞され……。

自分のことを好きだったはずの実柑から痴漢呼ばわりされ、何も手につかなくなってしまった月彦。一方、実柑はいつも公園で餌をあげていた野良猫“のりしお”の具合が悪くなったため、リモート業務に切り替えていました。 「なぜ自分のことを好きな女から痴漢呼ばわりされなければならないのか」とモヤモヤしていた月彦は自身もリモートに切り替え、実柑のもとへ。実柑はのりしおの具合が悪いことから「今日は夜ノ井さんに構ってられないの！」と月彦を追い返そうとする実柑。 言い争いになった2人でしたが、そこにやって来たのりしおを見た月彦が「ゆり子さん！」とのりしおを抱き上げます。実柑もこの子の面倒を見ていてくれたことを知り、彼女にお礼を言う月彦。しかし、実柑から「ちゃんとお互い謝って仲直りしよう」と言われ……。

一旦は収まったはずなのに、ふたたび野良猫を巡って大喧嘩を始めた月彦と実柑。そこに割って入った月彦の専属秘書・間宮の一言で月彦はあっさり引き下がります。 その時間宮と月彦が腹違いの兄弟だと知った実柑は、「ちゃんと怒ってくれるお兄ちゃんがいてよかったね」と2人の関係性に思いを馳せるのでした。 ちょうどその頃、実柑の祖父が内閣の辞任ドミノによって閣僚に復帰すると自身の祖父から聞かされた間宮。「月彦に、親友の大事な孫娘を守ってくれと伝えろ」と聞いた間宮は月彦のもとへ。 兄から実柑の祖父が正解に復帰すると聞いた月彦は動揺し、適当な女性を引っ掛けようと電話をかけ始めます。危うい行動に出た月彦に「自分から逃げるのに他人を利用するな！」と喝を入れた間宮でしたが……。

間宮を勘違いで襲ってしまい、半裸で愛し合っているかのような月彦の姿を見てしまった実柑。さらに「あんなバカ女好きじゃねえ！」と月彦が言っているのを聞いて泣き出してしまいます。 どうして良いのかわからなくなってしまう実柑でしたが、親戚の柚から「無理やり結婚させられそうになって困ってるの！」とヘルプが来て急遽実家に向かうことに。 実柑の祖父は自分が政界復帰することになってすぐに来た見合い話にキナ臭いものを感じ、断りの連絡を入れようとしていました。 しかしその頃実家では柚の代わりに実柑が見合いに臨むことが強引に決められていて、実柑は月彦の従兄である国会議員の夜ノ井星矢との見合いに臨むことに。 見合いの席で星矢が実柑を襲おうとしたところに月彦が止めに入り、難を逃れた実柑。自分の気持ちに気がついた月彦は、「俺が好きなのは間宮じゃない」と実柑に言い……。

嫉妬でおかしくなりそうな自信を押し殺しながら実柑に触れ、彼女を抱きしめながら「バカ実柑、好きだ」と囁いた月彦。しかし翌朝実柑は月彦の言葉を「自分が見た幸せな夢」だと勘違いしていました。 自分の告白を覚えていない実柑にどう接すれば良いのか悩んでいると、なぜか彼が実柑に思いを伝えたことが社内に伝わっていると間宮から聞かされます。 思わず実柑を呼び出したものの、実柑が夢の中での話だと思いこんでいることに衝撃を受けた月彦。同時に恥ずかしくなってしまってぶっきらぼうな態度を取ってしまうのですが、「ちゃんと話をしなければいけない」と思うようになります。 間宮にも「お前が彼女を信じたいなら、裏切られたっていいじゃん」と背中を押され、月彦はもう一度実柑に想いを伝えるのですが……。

美麗な絵柄も見どころの一つですが、何と言っても冷酷さすら感じるヒーローの月彦がヒロインの影響でどんどん変わっていく姿が見どころの作品です。 ふわふわしているようでいて他人にまっすぐぶち当たっていくヒロインは様々な壁に直面するのですが、その度に悩むのも彼女が真っ当に自分の気持ちをぶつけているからなんですよね。 一方の月彦は自分の気持ちに蓋をして立ち回ってきたヒーローなので、そんな彼がヒロインの真っ直ぐな想いで徐々に変わっていく姿にキュンとします。