『ただの総務ですが、なにか?』全話あらすじネタバレ！無料で読める？漫画rawやpdfで読むのはやめよう

特殊な能力を持っている総務部の女性が、社内で起きるさまざまな問題を解決していくストーリーの青年漫画『ただの総務ですが、なにか?』。 ここからは作品の配信情報や無料で読めるか、ネタバレ・あらすじを紹介していきます。結末の予想もしているので、最終回の展開が気になる人はぜひチェックしてみてください！

Web制作会社で働いている白山奈緒は、やる気や責任感のない部長・只野の代わりに多くの業務をこなしていました。大忙しの日々を送っていますが、同僚たちのおかげで何とか倒れることなく過ごしています。 そんなある日、帰国子女で有名大学を卒業して大手会社に勤めていた鳳が、中途採用で入社してくるのでした。優秀な経歴を持つ人物が加わることを嬉しく思っていた奈緒たち。 しかし鳳は、自身の経歴を武器にして横柄な態度を取る最悪の上司でした。そして自分は管理する側の人間だと主張し、多くの社員にパワハラをして……。

自分勝手な鳳が支配する制作部に、突如として総務部の佐々岡まどかがやってきます。そして上長のハンコがない領収書を鳳に突き出し、経費で落とすことはできないと説明。 彼女の態度にイライラし始めた鳳ですが、上手く言いくるめられるのでした。その後、鳳は只野に媚びを売るように接し、さりげなくまどかの悪評を広めていきます。 彼の行動に我慢できなくなった奈緒は、すぐさま鳳を注意するのでした。しかし逆ギレした鳳によって酷い暴言と、尊厳を踏みにじるような悪口を告げられ、涙を流してしまいます。 そんな中、まどかがハラスメント相談窓口を設置したことを知り……。

同僚と一緒にまどかに鳳のパワハラを報告した奈緒。しかし証拠がないと公にはできないと告げられ、無駄足となってしまいます。 その後、奈緒は今まで溜め込んでいた胸の中の苦しみを明かすと、まどかの態度が急変するのでした。そして彼女のアドバイスを受け、奈緒たちは鳳のパワハラの証拠を集めることに。 一週間後、昼の会議を終えて直帰しようとする鳳を注意していた奈緒。いつものように彼からパワハラを受けますが、突如としてまどかがやってきます。 そして鳳に対してパワハラの映像や証拠を見せ、懲戒解雇の通知書を渡し……。

「ただの総務ですが、なにか？」ーー。 そんなまどかの一言に怒りが頂点に達した鳳は、懲戒解雇通知書を奪ってビリビリに破きます。さらに社長からのハンコが押された通知書を偽造だと主張。 一方のまどかは、私文書偽造になるからやる意味がないと言い返し、追い打ちをかけるように鳳が偽造した書類を見せます。仕事で使っていない領収書が入っていたり、嘘の交通費を経費として落そうとしたりと、徐々に悪事を暴露していくまどか。 さらに鳳が取引をしていたと主張する会社からも、不正の証拠を得ることに成功します。そして我慢の限界を迎えた鳳に水をかけられますが、まどかは彼にマネジメント能力がないことや語学力もないことを告げ……。

次々と悪事を暴露して能力不足であることを遠慮なく告げるまどか。ついに鳳が暴力を振るおうとしますが、ギリギリのところで奈緒が介入します。 そして他の社員たちの援護射撃もあって、鳳の評価は地の底へと落ちていくことに。制作部から去ろうとするまどかは、最後に「他の会社を探したほうが良い」と鳳に伝えるのでした。 一週間後、鳳が退職したことで社内は静かな雰囲気を取り戻します。しかし鳳が来る前に戻っただけで、仕事量が減ることはありません。 仲の良い同僚たちと一緒に昼ご飯を食べて気合を注入した奈緒。そんな中、七亀コーポレーションの七亀という人物から電話が入っていることに気付きます。 その内容は、奈緒が今日の昼に企画書を持参する約束だったというもので……。

鳳が引き継ぎをしなかったせいで七亀から怒鳴られる奈緒。すぐに謝罪をして、クライアントへの提出期限である明日までに企画書を作り上げることを約束します。 企画書の内容は、超大手飲料メーカーの新商品をPRするためのサイトを制作するというもの。規模の大きい会社との仕事に加えて有名声優も起用するということで、奈緒の同僚は胡散臭さを感じ取ります。 しかし七亀には最大手の広告代理店に勤めていた過去があることを知り、すぐに仕事に取り掛かるのでした。そんな中、只野が明日まで会社にいないことを知って絶望する奈緒たち。 さらに再び七亀から連絡が入り、仕様書には記載されていない仕事を追加されてしまい……。

仲の良い同僚のメイや和田と一緒に、深夜遅くまで仕事をしていた奈緒。すでに営業時間を終えているにもかかわらず七亀から連絡が入り、次々と業務を追加されてしまいます。 そして鳳のミスの尻拭いをする形で、仕方なく追加業務も受け入れることに。大忙しの時間を過ごす中、奈緒たちの話題はまどかのことに。 まどかがいつ総務部にやってきたのかという話になりますが、誰も思い出すことができません。さらに英語力が高いことや鳳を論破した頭の回転の速さがあることから、彼女が只者ではない可能性を考えます。 しかし徐々に話は逸れていき、社長の愛人説や娘説まで出てくることに。その後、奈緒は夢の中でまどかと遭遇して……。

会社で眠ってしまったことに気付いた奈緒。ゆっくりと目を覚ますと、目の前にまどかがいることに驚いて大声を出します。 そしてまどかから、タイムカードを22時に切ったことを指摘されるのでした。奈緒たちは只野に「22時までには切るように」と言われていたことを説明しますが、まどかにしっかりと注意されます。 しかし納得のいかない奈緒は、残業代よりも大好きな仕事を優先していることを伝えるのでした。もちろんまどかも引くことはなく、最終的には怒られてしまいます。 その後、無事に七亀からの制作依頼が終わったことを確認した奈緒たち。七亀に連絡を入れて今日の業務に移ろうとしますが、突如として新たな仕事を依頼され……。

七亀から依頼されたのは、今日おこなわれるプレゼンに同席するというもの。「内容を理解していないから」という真っ当な理由でもあったため、奈緒は悩んでしまいます。 さらにプレゼンを押し付けられそうな予感がして尻込みするのでした。そんな中、営業部に所属する入社2年目の女性・手島がやってきて、大企業との取引という理由だけで仕事を引き受けてくれます。 そして営業部の部長・前園にもあっさりと話が通り、奈緒は手島と一緒に「天下広告」へと向かうことに。最初はぶりっ子で色目を使う素振りの手島に押され気味だった奈緒。 しかし天下広告に到着した途端、手島が裏のある態度で接してくるのでした。その後、遅れてやってきた七亀と合流しますが……。

天下広告の会議室に到着した奈緒ですが、プレゼンを見に来た社員の多さに驚いてしまいます。そこで手島が次々と名刺を渡していき、アウェイな雰囲気を感じてしまう奈緒。 何とか名刺交換を終えますが、軽くて馴れ馴れしい天下広告のノリに押されることに。その後も続々と社員がやってきて、プレゼンが苦手な奈緒は緊張してしまいます。 七亀が手伝ってくれる様子もありませんでしたが、手島が自ら主導してプレゼンを開始。すると手島は、資料を数時間前に預かったにもかかわらず、サイトの魅力を自分の考えも合わせて説明し始めます。 そんな彼女の様子を見た奈緒は、心の底から感謝するとともに安心感を覚えるのでした。しかし天下広告の社員からとある意見が飛び……。

天下広告の社員から、サイトに載るキャラクターと声優の声が合っていないことを指摘された奈緒と手島。必死に意見を言おうとする奈緒ですが、中々言葉が出てきません。 しかし手島が冗談交じりの明るい意見を伝えたことで、場の雰囲気は一気に明るくなります。さらに今まで聞くだけだった七亀が、プレゼンを後押ししてくれるのでした。 その後、無事にプレゼンは大成功して、会社へと戻ることになった奈緒。しかし返る途中で、役に立てなかったことを反省するのでした。 同僚たちに天下広告での出来事を話していた奈緒のもとに、七亀から電話が入ります。そこで天下広告との仕事が決まったことが告げられ、懇親会へと誘われるのでした。 しかし奈緒は七亀のとある一言が気になり……。

最終回の展開としては、まどかの過去が明かされるラストが描かれるのではないでしょうか。ストーリーが進むごとに明らかになっていくまどかの正体やツラい過去。 会社で起きるトラブルを解決していき、最後には世直しをするストーリーが待っているはず。

復讐系とかスッキリストーリーが楽しめる作品って、どうしても非現実的な展開になって楽しめない部分がありました。だけど本作は、ストーリーがリアルだし現実にいそうなキャラクターばかりなので、めちゃくちゃ面白かったです！ 特に社会人とか会社に勤めていたことがある人は、共感できるストーリーだと思います。無能な上司に仕事を押し付けられ、パワハラ上司に言葉の暴力を浴びせられる……。 本作で描かれるドラマチックな出来事は起きないにしても、小さいトラブルって毎日のように起きますよね。だからこそ主人公の奈緒を見ていると元気が出てきて、まどかを見ていると勇気がもらえます。 職場にモヤモヤしている人には、ぜひとも読んでほしい作品！

本作はとにかくストーリーにスピード感があって、サクサク読み進めちゃいます！最初は悪役の立ち振る舞いにイライラしてばかりでしたが、一気にまどかが制裁を与える展開は気持ち良いです。 綿密に計画を練ったり復讐に走ったりするのではなく、会社のルールやモラル・マナーに載っとって悪役を成敗するのがポイント高いですね。やり方がリアルでためになった気分でした。 そしてスッキリ展開の中で映えるのが、やはり作者の圧倒的な画力！とにかくかんようこ先生が描く悪役が良い味を出していて、これでもかというほど悪人面をしているのが最高です。 さらにまどかが格好良く成敗するシーンも迫力があって、非常にゾクゾクしましたよ！

調査したところ、漫画『ただの総務ですが、なにか?』は、小説が原作の作品ではないことがわかりました。本作は漫画が原作のオリジナルコミックで、書籍や小説などの原作は存在しません。 また本作は、めちゃコミックで独占先行配信されている作品です。他の電子書籍サービスでは読めないので、購入する場合はめちゃコミックを利用しましょう！