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- ミッキー・ロークのプロフィール
- 1:伝説と呼ばれた兄を一心に慕う弟と、影を持つ兄の悲しいすれ違い【1983年】
- 2:凄惨な内容から、アメリカでは廃刊運動も起きた問題小説を映画化【1987年】
- 3:衝撃のプロボクサーデビュー直前に出演した作品【1991年】
- 4:弁護士志望の青年が、実際の裁判を通して弁護士としての在り方を考える【1997年】
- 5:刑務所帰りの男と行きずりの少女の異色ラブストーリー【1998年】
- 6:少女の母親との約束を胸に、殺人事件の犯人を追う老刑事の悲劇【2001年】
- 7:名優ベンゼル・ワシントン主演、強い絆で結ばれた少女を取り戻す復讐劇【2004年】
- 8:過去の栄光を取り戻そうとする中年プロレスラーの復活劇【2008年】
ミッキー・ロークのプロフィール
ミッキー・ロークは、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身、1952年9月16日生まれの元プロボクサー・俳優です。7歳の時の両親が離婚し、兄弟と共に母親に引き取られました。その後、母親が5人の子供をもつ警察官と再婚し、ニューヨークからマイアミへ移住しています。
継父は、ミッキー・ロークをモハメド・アリなどが所属する有名なボクシングジム「五番街ジム」に通わせたのだとか。演技よりボクシングに打ち込む少年時代を過ごしたため、本格的に演技を学んだ経験があることはあまり知られていないようです。
19歳の時、単身でニューヨークに戻り、アル・パチーノやレオナルド・ディカプリオらを輩出したアクターズ・スタジオで演技を学んでいます。1979年に映画『1941』でデビューしてからは、ヒット作にも恵まれ一躍有名になりました。
1:伝説と呼ばれた兄を一心に慕う弟と、影を持つ兄の悲しいすれ違い【1983年】
____RiN____
不良少年ラスティの憧憬との決別を描く80年代の青春不良映画。全編白黒に効果的に挟まる「色」が痺れるくらいお洒落、マット・ディロンの片耳ピアスとミッキー・ロークの甘い声がびっくりするくらいセクシー。あと、ニコラス・ケイジが禿げてない(笑)ちょこっと少女時代のソフィア・コッポラも出てます。
BGMがすごく特徴的、白黒映画にこういうアンビエントっぽい音重ねるの面白い。白黒の視野の狭さを利用した画面の作り方や、ミュージカルっぽくすらあるリズミカルなファイトシーンも他ではあまり見ない手法で、新鮮でした。94分間の観易い尺も丁度いい、ストーリー自体はあまり詰め込んでいないので。
Maaaaaaboou
内容はそんなにおもしろいと感じるようなものではなかったけど、主人公の兄貴役のミッキー・ロークがめちゃくちゃかっこよかった。現在の写真を観ると太ってかなり残念な感じやけど、このときはほんまにかっこいい!ポリスのドラマーが音楽を担当してるだけにかっこいい音楽がかかってた。
喧嘩に明け暮れる不良少年ラスティは、実兄でもあるモータサイクルボーイと呼ばれた伝説の不良に憧れていました。しかし、原因不明の失踪から舞い戻った兄は、まるで別人のようになってしまっていて……。
光輝く部分だけに憧れる弟と、それをかわす兄のすれ違いに切なくなります。弟を優しく諭す一方で、影を背負った力のない笑顔を見せるミッキー・ロークの演技に注目です。
2:凄惨な内容から、アメリカでは廃刊運動も起きた問題小説を映画化【1987年】
Satoko_Suzuki
ちょっとオカルト入ってるミステリー。今じゃよくあるドンデン返しも、この当時は新鮮。期待しないで観たので、ものすごく面白かった記憶。こういう胡散臭いの、大好き。
pikkapikkarun27
途中で落ちはわかったけど面白かった。
音楽とか階段とか換気扇とか不気味さがすごいでてた~
ミッキー・ロークがほんとかっこいい!
原作は、ウィリアム・ヒョーツバーグの小説『堕ちる天使』。作中には、天井から2トンもの牛の血が振るという描写があり「悪魔のバイブル」とも呼ばれました。
ミッキ・ロークは、ブルックリンに事務所を構える私立探偵のハリー・エンゼル役で主演。ワインサップ弁護士を通じて、謎の紳士ルイ・サイファーから人探しを頼まれるという役所です。
3:衝撃のプロボクサーデビュー直前に出演した作品【1991年】
tamago3
風来坊のミッキー・ロークと骨太カウボーイのドン・ジョンソンの男の友情物語。 ハーレーダビットソンが超クール、好きな映画トップ5に入る。 ただし誰にでもすすめられる映画ではない。
男前なセクシー俳優と名高いドン・ジョンソンとツートップで共演。2年ぶりに再会した旧友2人が、新種のドラッグ「クリスタル・ドリーム」を巡って、ヒットマングループ相手に大暴れします。
飛びぬけた格好良さを見せた主演たちと、作中に登場するバイクは、当時の若者たちの憧れになりました。
4:弁護士志望の青年が、実際の裁判を通して弁護士としての在り方を考える【1997年】
tetsuaki
新米弁護士(マット・デイモン)が大手保険会社相手に闘う法廷サスペンス。
派手すぎず、そんなに盛り上がりもせず…普通に良作。ちょっとあっさりしすぎな印象。
マット・デイモンは知的な役 ハマるね!
ミッキー・ロークの格好良さとクレア・デインズの可愛らしさが印象的!!
jasmin
アメリカでは悪名高い弁護士という職業のお話。
裁判をする毎に弁護士は皆
無意識の間に一線を越えてしまい
やがてはそれが当たり前になる•••
いつでも自分の仕事に誇りを持てているか
考えなければと思う。
弁護士志望の青年ルーディ(マッド・デイモン)は、悪徳弁護士のストーン(ミッキー・ローク)に雇われることになります。しかし、とある案件の裁判当日にストーンの印税が発覚し姿を消してしまって……。
「レインメーカー」とは、雨が降るように金を稼ぐ弁護士という意味です。ルーディは、ストーンの代わりに弁護に奮闘しながら弁護士としての在り方を考え始めていきます。
5:刑務所帰りの男と行きずりの少女の異色ラブストーリー【1998年】
ririri511
誘拐、脅迫から始まるラブストーリーっていう題材もが面白い。
いくらでも逃げる隙があったクリスティーナ・リッチ演じる拉致られ女とムショ上がりのギャロさんの異色な恋の行方にヤキモキ!
そしてギャロの母親役とクリスティーナ・リッチで密かにアダムスファミリーになっていた(笑)
ラストのギャロの開き直りも憎めないどころか微笑ましい(笑)
Atsushi_twi
あまりラブストーリーは見ないのですが、かなり好きな作品です。特徴的なカメラワークとストーリーの最後がいいですね♪ ヒロインが個人的にかなり好みです(笑)。
ヴィンセント・ギャロが、監督、脚本、音楽、主演を務めたことで話題になった作品。ヴィンセント・ギャロは、バッファローで1961年に誕生しており、自身の日常や恋愛観などの内面的なものが投影されていると言われています。
ミッキー・ロークは、フットボール賭博のノミ屋として出演。ヤクザな存在感が際立っています。
6:少女の母親との約束を胸に、殺人事件の犯人を追う老刑事の悲劇【2001年】
potunen
約束を口実にアイデンティティの埋め合わせをしてしまった男の悲しい話やった。
Ken_Chang
少女殺人事件に囚われた老刑事が狂っていきます
何が正しくて何が間違っていたのか…
元刑事ジュリーは、定年退職の日に起きた少女惨殺事件の犯人を追っていました。しかし、容疑者は逮捕後に自殺。真犯人の存在を直感したジュリーは、執拗に真相を求める中で妄想に囚われていって……。
退職後の心の隙間を埋めるように、犯人逮捕にのめり込んでいく老刑事の痛々しい姿が胸に刺さります。
7:名優ベンゼル・ワシントン主演、強い絆で結ばれた少女を取り戻す復讐劇【2004年】
savvy
この映画、見た記憶はないが、似た話を見たことあるような?
自分の子供をワザと誘拐させ、身代金を要求。奥さんに暴露て大ゲンカ!的な話。
ダコタちゃんはかわいいね!
今は立派な大人だけど。
全米で初登場1位、5日間で興行収入2279万ドルを記録した大ヒット映画。ある実業家一家のボディーガードに雇われた青年クリーシーは、娘のピタ(ダコタ・ファニング)との交流の中で生きる希望を取り戻していきます。しかし、ピタが何者かに誘拐され、その裏には巨大組織や様々な思惑が絡んでいて……。
ミッキーロークは、誘拐犯との交渉を取り仕切ろうとする弁護士ジョーダン役で出演しています。
8:過去の栄光を取り戻そうとする中年プロレスラーの復活劇【2008年】
Tomochika_Nakano
彼の人生はレスラーザ・ラム、家族より自分より大事なものがプロレスラーであること。オーバードースで倒れようとも娘から縁を切られようとも。
この映画は80年代美形俳優として人気だったがドラッグや酒に溺れた主人公役のミッキー・ロークと役柄のランディーはまさにそれぞれの人生を表している。だからこそのリアルな作品になっているといっても過言ではなかったのでは?度々出てくる自らが輝いていた時代への懐古と90年代への愚痴、本心から演技だろう。
taira1981
タイトルを「ミッキー・ローク」としても良いぐらいに本作は彼が演じる事に意義がある。表情一つとっても哀愁が滲み出る、あの不器用さの塊のような(いやむしろそのもの)を体現した演技に拍手を。そして彼を主演に拘った監督に喝采を。
第65回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品。主演を務めたミッキー・ローク自身も、ゴールデングローブ賞、ドラマ部門主演男優賞などを受賞し、その年のアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。
プライベートの様々な問題から、一時は干されていたこともあるミッキー・ローク。過去の栄光を胸に再帰を図ろうとする主人公と重なり、そのリアルな演技から多くの称賛を浴びました。ミッキー・ローク自身にとっても復活のきっかけとなった作品です。