2021年3月29日更新

女性にこそ!官能映画ランキングトップ30【2021最新】エロティックで刺激的な世界へ

『お嬢さん』 2
(C)CJ E&M Corporation ojosan.jp

官能映画に対して恥じらいを感じる女性は多いかもしれませんが、女性も男性も問わず、人間の本能は性欲や愛のに魅力を感じるものです。そこで今回は、特に女性におすすめの官能的な映画をランキング形式で紹介。さまざまな愛と欲望の世界に誘われてください。

目次

官能映画は“男性向け”だけじゃない!人間の本性に迫る愛と欲望の世界へ

古今東西、数多く制作されてきた官能映画。いわゆる「エロ」だけではなく、人間の根源的な欲求を描いたこれらの作品は、時代やジャンルを超えて人々を魅了してきました。しかしそうした性的な描写の多い映画は、男性が観るものだと思っている人もいるかもしれません。 実際には性や愛に関する深い問いを投げかける作品もあり、芸術性やメッセージ性の高い作品も多いのです。そこで今回は、性別を問わず楽しめるエロティックな官能映画30本を厳選。ciatr独自のランキングで紹介しましょう。

官能映画ランキングの基準

さっそくciatr編集部が厳選した30作品を紹介していきましょう!

ランキングの基準は以下の3つです。

①物語の面白さ(起伏など)を評価するストーリー性
②キャストや映像の美しさ
③セックスシーンの過激さ

各3項目から5段階で点数をつけ、合計得点を算出してランキングをつけました。

おすすめ官能映画TOP5
【1位】(15点)『お嬢さん』
韓国映画の美しすぎる傑作!ぜったいに騙されるエロティックサイコスリラー
 作品紹介を読む
【2位】(13点)『ニンフォ・マニアック Vol.1』
鬼才・ラース・フォン・トリアーが女性のセクシャリティに迫ったブラック・コメディ
 作品紹介を読む
【3位】(12点)『アデル、ブルーは熱い色』
官能映画の傑作!女性同士の愛を描いたパルムドール受賞作
 作品紹介を読む
【4位】(11点)『アンチクライスト』
森の中で本性を見せる!子どもを失った女性の喪失感がもたらす悲劇の結末
 作品紹介を読む
【4位】(11点)『ラスト、コーション』
日本占領下の中国で繰り広げられる、女スパイの愛と葛藤の物語
 作品紹介を読む

30位:『愛の渦』 (2014年)

乱交パーティーに集まった人々が心まで裸になっていく人間ドラマ

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★☆☆☆☆ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:6点

演劇ユニット・ポツドールの同名舞台を映画化した『愛の渦』。ポツドール主宰の劇作家・三浦大輔が自ら映画用に脚本を書き下ろし、メガホンをとりました。 六本木のあるマンションの1室。一夜限りの乱交パーティーのためにニート、女子大生、サラリーマン、フリーター、保育士など、さまざまな人々が集まりました。セックスするために集まった彼らは、いつしか心まで裸になっていきます。愛とセックス、性欲について問う作品です。

29位:『青い体験』(1973年)

母を亡くした家族に現れた天使のような家政婦!イタリアを代表する名作エロティックコメディ

『青い体験』
© DINO DE LAURENTIIS/ Zeta Image

■ストーリー性:★★☆☆☆ ■美しさ:★★★☆☆ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:7点

母を亡くした男ばかりの家族。慌ただしい葬儀から戻ると、そこにいたのは生前母が頼んでいた天使のような家政婦・アンジェラでした。その美貌にメロメロな男連中ですが、特に次男のニーノは彼女に特別な感情を抱いくようになり……。 「筆下ろしもの」といわれるジャンルの先駆けといえるこの映画は、1974年に日本でも公開され大ヒット。アンジェラ役のラウラ・アントネッリのキュートでグラマラスさとアレッサンドロ・モモのウブな演技が魅力的です。

同率25位:『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年)

ダメ女とクズ男たちの絡まり合う運命

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★☆☆☆☆ ■過激さ:★★★☆☆ 合計:8点

蒼井優、阿部サダヲ主演で沼田まほかるの人気ミステリー小説を映画化。『凶悪』(2013年)や『日本で一番悪い奴ら』(2016年)などで知られる、白石和彌がメガホンをとっています。 十和子は下品で貧乏な15歳年上の男・陣治を激しく嫌悪しながら、彼の収入だけを頼りに生きていました。 彼女はあるとき家を尋ねてきたデパートの社員・水島と体の関係を持ち、その後も情事を重ねていくことに。時を同じくして十和子はかつて恋仲だった黒崎という男が、5年前から失踪していると知り……。

同率25位:『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)

犬童一心監督の名作!ある日出会った脚の不自由な少女との不思議な関係

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★☆☆☆☆ 合計:8点

平凡な大学生・恒夫は、あるとき乳母車に乗った不思議な少女ジョゼと出会います。脚が不自由で遠くに行ったことのない彼女を、恒夫は様々な場所へ連れていくことにようになりました。しかし彼は、障害のある人と向き合うことの難しさに次第に悩むようになり……。 のちに『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)や『眉山 −びざん−』(2007年)などで知られることになる犬童一心監督の初期のヒット作。原作は田辺聖子による短編小説です。妻夫木聡と池脇千鶴が瑞々しい濡れ場を見せる本作は、くるりが主題歌を担当したことでも話題になりました。

同率25位:『火口のふたり』(2019年)

「身体の言い分」に身を委ねる

火口のふたり、柄本佑
©2019 「火口のふたり」製作委員会

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★☆☆ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:8点

離婚、退職、再就職するも会社が倒産し、全てを失った永原賢治。昔の恋人である佐藤直子の結婚式に参加するため、故郷の秋田へ帰ります。「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」という言葉をきっかけに、直子の婚約者が帰るまでの5日間を過ごし、快楽と葛藤の果てに2人が行き着くのは――。

火口のふたり
©2019 「火口のふたり」製作委員会

出演者は主演の柄本佑と滝内公美のみ。荒井晴彦が監督と脚本を務めています。賢治と直子は自分たちの行為を写真に収めており、様々なシチュエーションが描かれました。

25位:『シェイプ・オブ・ウォーター』(2018年)

異形の彼と声の出ない彼女

シェイプ・オブ・ウォーター
©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★★★☆☆ ■過激さ:★☆☆☆☆ 合計:8点

1962年の冷戦下のアメリカ。発話障害のあるイライザは、機密機関の清掃員として生活していました。ある日、施設に半魚人のような生物が運び込まれます。清掃の際にその生物を見たイライザは心惹かれ、やがて手話を通して2人は親密になっていくのでした。

『シェイプ・オブ・ウォーター』
© Fox Searchlight Pictures / Photofest / Zeta Image

ギレルモ・デル・トロが監督を務めた本作。異形の者との美しい恋愛が描かれ、アカデミー賞では作品賞を含む4部門で受賞しました。セックスも含めて、種を越えたふたりのリアルな恋愛が描かれます。

同率15位:『花宵道中』(2014年)

花魁の切ない初めての恋

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★★★☆☆ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:9点

新潮社の「女による女のためのR-18文学賞」第5回で大賞と読者賞をダブル受賞した宮木あや子の同名小説を原作に、安達祐実が初の花魁役に挑んだ本作。 遊郭「山田屋」で1番人気の女郎・朝露は年季明けまであと1年。そんなある日、彼女は染物職人の半次郎と出会い、恋に落ちてしまいます。江戸末期の新吉原を舞台に、遊女たちの叶わぬ切ない純愛が描かれました。

同率15位:『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』(2018年)

美しいヨーロッパを舞台にした禁断の愛

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛
© 2017 TULIP FEVER FILMS LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★☆☆☆☆ 合計:9点

世界最古の経済バブルとも言われる、チューリップバブル真っ只中の17世紀のオランダ。孤児院出身のソフィアは、豪商コルネリスの妻となるも、年老いた夫との生活を楽しむことができません。 そんな折、夫は貧乏画家のヤンに肖像画を依頼します。ソフィアとヤンは惹かれ合い、秘密の恋に落ちるのでした。

『チューリップ・フィーバー』
© THE WEINSTEIN COMPANY/ Zeta Image

当時の街並みが再現されている本作。ソフィア役のアリシア・ヴィキャンデルとヤン役のデイン・デハーンによる濡れ場の美しさに注目です。

同率15位:『ポワゾン』(2001年)

アンジーがヌードに!大富豪と謎の美女との官能的な駆け引き

『ポワゾン』
© MGM/ Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:9点

19世紀のキューバ。大富豪のルイスは文通がきっかけで知り合ったアメリカ人女性ジュリアと結婚することになります。謎めいた彼女に強く惹かれていくルイスでしたが、あるときジュリアは彼の財産とともに忽然と姿を消したのでした。

『ポワゾン』
©︎ Metro-Goldwyn-Mayer/Photofest/ Zeta Image

1969年に公開されたフランソワ・トリュフォー監督の映画『暗くなるまでこの恋を』をハリウッドリメイクした本作では、なんとあのアンジェリーナ・ジョリーとアントニオ・バンデラスのヌードシーンも話題に。 アンジーの美しいボディは、女性が見てもうっとりすること間違いなしです。

同率15位:『六月の蛇』(2003年)

異才・塚本晋也監督作!セックスレスの夫婦と妻にストーカーする男の奇妙な三角関係

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★★☆☆☆ ■過激さ:★★★☆☆ 合計:9点

第59回ヴェネチア国際映画祭第1回コントロコレンテ部門審査員特別大賞をはじめ、数多くの賞を獲得した塚本晋也による『六月の蛇』。 心理カウンセラーのりん子は、夫とのセックスレスの生活に満たされずにいました。そんなあるとき、彼女のもとに元患者・飴口から脅迫写真が届きます。それからというもの、りん子は彼に変態行為を強要されるようになってしまい……。

同率15位:『氷の微笑』(1992年)

ノーパンシーンは永久不滅!男たちを骨抜きにしていくシャロン・ストーンの魅力

『氷の微笑』
© CAROLCO PICTURES/ Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★☆☆ ■過激さ:★★★☆☆ 合計:9点

元ロックスターが殺害された事件を捜査するニック・カランは、事件が被害者の恋人だったキャサリン・トラメルが書いた小説の内容と類似していることに気付きます。捜査のためキャサリンに近づいたニックは、次第に彼女の妖艶な魅力にハマっていくのでした。

『氷の微笑』
© TriStar Pictures, Inc./ Photofest / Zeta Image

シャロン・ストーン演じるキャサリン・トラメルが取調中にノーパンで脚を組み替えるシーンは、あまりにも有名!数々の濡れ場を見せる彼女の妖艶な魅力は今なお人気を誇り、2006年には続編が公開されました。

同率15位:『髪結いの亭主』(1990年)

女理髪師と結婚したい!夢を叶えた中年男と美人女理髪師の切ない物語

『髪結いの亭主』
© Paramount Pictures /Photofest / Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★★ ■過激さ:★☆☆☆☆ 合計:9点

子どもの頃から女理髪師と結婚したいと夢見てきたアントワーヌ。中年になってから美しい理髪師マチルドに出会った彼は、調髪をしてもらったその場で求婚し受け入れられます。その後、愛に満ちた10年間を送ったふたりでしたが……。

『髪結いの亭主』
© Photofest/Paramount Pictures/Zeta Image

「髪結いの亭主」とは、妻の稼ぎで暮らす男性のこと。名匠・パトリス・ルコントによる美しい映像とエスプリの効いた語り口、そして切ない展開がいつまでも心に残る名作です。アンナ・ガリエナのコケティッシュな魅力に釘付けになるでしょう。

同率15位:『愛人 ラマン』(1992年)

元祖ロリコン映画!仏領時代のインドシナでの少女のひと夏の体験

『愛人 ラマン』
© MGM/ Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:9点

1929年のフランス領インドシナ。貧しい家庭に暮らす少女は、ある日裕福な華僑の青年に出会います。頻繁に会うようになったふたりは、やがて激しくお互いを求めるように。少女の母は娘を通して金品をもたらしてくれる男の存在に気づきますが、どうすることもできずにいました。

『愛人 ラマン』
©︎ MGM / All Star Picture Library / Zeta Image

フランスの作家・マルグリット・デュラスの自伝的な小説を映画化。当時18歳だったジェーン・マーチのなまめかしい肢体と妖艶な演技は今見ても衝撃的。エキゾチックで詩的な映像美にも注目です。

同率15位:『ラストタンゴ・イン・パリ』(1972年)

男と女の赤裸々な愛欲の日々を率直に綴った、世紀の問題作

『ラストタンゴ・イン・パリ』
© UNITED ARTISTS / Zeta Image

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★★☆☆☆ ■過激さ:★★★☆☆ 合計:9点

冬のパリ。アパートの部屋を借りようとした中年男性ポールはたまたまその部屋で出会った若い女性ジャンヌを衝動的に犯します。 何事もなかったかのように別れた2人でしたが、その後も逢瀬を重ねるように。しかし妻が自殺し絶望していた男が徐々に哀れな姿を晒してゆくうち、立場が逆転してゆき……。

『ラストタンゴ・イン・パリ』
©︎United Artists Photographer: Angelo Novi / Photofest / Zeta Image

イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチの代表作で、マーロン・ブランドがポール役を務めました。1972年当時としては考えがたいほどの性描写があるため、上映禁止になったりと問題になった映画です。

『ラストタンゴ・イン・パリ』
©United Artists / Photofest / Zeta Image

後年、レイプシーンがヒロインを演じたマリア・シュナイダーの合意なしに撮影されていたことが明かされ、波紋を広げました。

同率15位:『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』(1986年)

エキセントリックなベティとの激しい日々!80年代フランスを代表する名作ラブストーリー

『ベティ・ブルー』
©︎ GAUMONT/zetaimage

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★☆☆☆ ■過激さ:★★★★☆ 合計:9点

あるとき、エキセントリックな少女・ベティ・ブルーと出会ったゾルグ。2人はたちまち恋に落ち、激しい愛欲の日々を送ります。しかしベティは気性が荒く、やがて奇行に走るように。それでも彼女を愛し続けるゾルグでしたが……。

『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』
©︎Constellation/Photofest / Zeta Image

公開当時「ポルノ」とみなされたほどの激しくリアルなセックスシーンの数々は、今でも伝説的。しかし何よりも、今でいう「メンヘラ」でありながらもキュートな魅力が爆発したベティ・ブルーを演じきったベアトリス・ダルに注目です。

15位:『娼年』(2018年)

松坂桃李がすべてを脱ぎ捨てた!邦画史上に残る濡れ場の数々に言葉を失うこと間違いなし

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:9点

退屈な日々を送る大学生・リョウは、ホストクラブで働く中学時代の同級生・シンヤの紹介で、会員制ボーイズクラブのオーナー、静香と出会います。恋愛や女性に興味がないというリョウに彼女は「情熱の試験」を受けさせ、彼は静香の店で「娼夫」として働くことに。

娼年
(C)石田衣良/集英社 2017 映画『娼年』製作委員会

最初は戸惑っていたリョウでしたが、客の女性たち1人ひとりが抱えている欲望の奥深さに気づき、やりがいを見出していきます。 石田衣良の原作を三浦大輔監督が映画化した本作では、人気俳優の松坂桃李が一糸まとわぬ姿で数々の濡れ場を演じ、大きく話題に。本編の大半を占めるリアルな濡れ場の数々に、釘付けになるでしょう。

同率10位:『君の名前で僕を呼んで』(2017年)

イタリアの美しい風景に彩られた ひと夏の激しい恋

君の名前で僕を呼んで
©Sony Pictures Classics/ Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★★ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:10点

ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーが年の差カップルを演じたラブストーリー。『胸騒ぎのシチリア』(2015年)などで知られるルカ・グァダニーノ監督がメガホンをとり、アカデミー賞4部門にノミネートされました。

『君の名前で僕を呼んで』
©︎Sony Pictures Classics/Photofest/ Zeta Image

1983年の夏。家族とともにイタリアの避暑地にやってきた17歳のエリオは、大学教授の父が招いた大学院生のオリヴァーと出会います。最初は彼に反発するエリオでしたが、2人は一緒に過ごすうちに激しい恋に落ちるのでした。 イタリアの風景と主演2人の美しさに目を奪われます。

同率10位:『ボヴァリー夫人』(2014年)

不倫から身を滅ぼしていく若き人妻

『ボヴァリー夫人』
© MILLENNIUM ENTERTAINMENT/ Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★★ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:10点

これまでにも数度映画化されてきたギュスターヴ・フローベールの同名小説を原作に、ミア・ワシコウスカが不倫に溺れる人妻を演じた作品です。 父のすすめで医師シャルルと結婚した18歳のエマ。しかし田舎町での生活に退屈しきっていた彼女は、侯爵と不倫するようになります。そして彼の住む華やかな世界にあこがれたエマは、借金をしてまで貴族のような服装をするようになり……。

同率10位:『恍惚』(2003年)

べアールが妖艶すぎ!娼婦を雇って夫を誘惑させる妻の行く末は……

『恍惚』
© CANAL+/ Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★★★☆☆ 合計:10点

夫の浮気を疑った妻が、娼婦を雇って夫を誘惑するように仕向けるうち、自らがその娼婦の魅力に取り憑かれてゆく、という官能サスペンス。

『恍惚』
©︎Les Films Alain Sarde/Photofest / Zeta Image

エマニュエル・べアール、ファニー・アルダン、ジェラール・ドパルデューというフランス映画の大御所が揃う本作では、とりわけ夫を誘惑する娼婦を演じたベアールの妖艶な魅力に魅せられることでしょう。 2009年には『CHLOE/クロエ』というタイトルでハリウッドリメイクもされました。

同率10位:『ナインハーフ』(1985年)

ミッキー・ロークをセックスシンボルにした80年代を代表する名作

『ナインハーフ』
© MGM/Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★☆☆ ■過激さ:★★★★☆ 合計:10点

離婚したばかりのエリザベスは、謎めいた男ジョン・グレイト出会い、関係を持ちます。2人の9週間半に及ぶ倒錯した関係を描いたサスペンス。

『ナインハーフ』
© MGM / Photofest / Zeta Image

当時人気絶頂だったミッキー・ロークと、キム・ベイシンガーのセクシーすぎる魅力が公開当時話題となった本作は、80年代を代表する官能映画との呼び声も。蜂蜜や氷、ガーターベルトを使ったSM的な場面の数々は、今観ても刺激的です。

10位:『ピアノ・レッスン』(1993年)

ニュージーランドの美しい自然を背景にピアノの音色が奏でる愛の物語

『ピアノレッスン』
© Miramax /Photofest / Zeta Image

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★★☆☆☆☆ 合計:10点

19世紀の開拓前のニュージーランド。入植者のスチュワートに嫁ぐためスコットランドからやってきたエイダは、口がきけず、ピアノを通じて感情を表現する女性でした。しかしスチュワートは、大きなピアノを邪魔だと現地の地主ベインズの土地と交換してしまいます。

『ピアノ・レッスン』
© JAN CHAPMAN PRODUCTIONS/Zeta Image

エイダに興味を持ったベインズは、自分に演奏を教えるならピアノを返すと持ちかけました。仕方なく彼にピアノを教えるエイダでしたが、レッスンを重ねるうちに2人は惹かれ合っていきます。 ジェーン・カンピオン監督が女性ならではの視点で描き出した美しく官能的な描写の数々。カンヌ国際映画祭では、女性監督として初めてパルムドールを受賞しました。マイケル・ナイマンによるスコアも実に印象的です。

同率4位:『わたしの可愛い人―シェリ』(2009年)

親子ほども年の離れた男女の愛

『わたしの可愛い人ーシェリ』
© PATHE/Zeta Image

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★★★★★ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:11点

1906年、高級娼婦がセレブとしてもてはやされた時代のパリ。その美貌と知性で富と名声を築き、娼婦を引退したレア・ド・ロンヴァルは、優雅な生活を送っていました。 あるとき彼女は、元同業者から息子フレッドの放蕩生活をやめさせたいを相談され、教育係として交際することになります。

『わたしの可愛い人 シェリ』
© Miramax Films / Photofest / Zeta Image

フランスの女流作家コレットの代表作『シェリ』を原作に、『危険な関係』(1988年)のスティーブン・フリアーズがメガホンをとりました。

同率4位:『LOVE【3D】』(2016年)

3Dで繰り広げられる官能の数々

『LOVE 3D』
© WILD BUNCH/Zeta Image

■ストーリー性:★★☆☆☆ ■美しさ:★★★★★ ■過激さ:★★★★☆ 合計:11点

若い妻、幼い息子と暮らすマーフィーは、1月1日の朝にかつての恋人・エレクトラの母親からの電話で目を覚まします。彼女が行方不明になっていると知った彼は、エレクトラとの2年間にわたる性と愛の日々に思いをはせるのでした。

『LOVE 3D』
©︎ WILD BUNCH / All Star Picture Library / Zeta Image

3D用に撮影されたラブシーンは、芸術的な美しさでよりエモーショナルに観客に迫ります。鬼才ギャスパー・ノエによる、愛と性を描いた映画として賛否両論を巻き起こしました。

同率4位:『ピアニスト』(2001年)

中年ピアノ教師と美青年の禁じられた恋、と思いきや……

『ピアニスト』
© WEGA FILM/Zeta Image

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★★★☆☆ ■過激さ:★★★★☆ 合計:11点

抑圧的な母と暮らすエリカは、ウィーンの名門音楽院でピアノ教師として働いていました。ある時彼女は、ハンサムな青年・ワルターから生徒になりたいとの申し出を受けます。 エリカはしぶしぶ彼のレッスンを担当することにしますが、やがて2人は禁じられた関係に。しかし実は彼女は特殊な性癖を秘めていて……。

『ピアニスト』
© Kino International / Photofest / Zeta Image

オーストリアの鬼才・ミヒャエル・ハネケが監督した本作。カンヌ国際映画祭では、審査委員グランプリ、男優賞、女優賞の3つを受賞しました。長年人知れず秘めていた性癖をあらわにしたことで狂っていくヒロインを演じたイザベル・ユペールの怪演に注目です。

同率4位:『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015年)

若きCEOと大学生インターンの歪んだ愛。1度始めたら、もう引き返せない

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
© FOCUS FEATURES/Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★★★★☆ 合計:11点

平凡な女子大生アナは、学生新聞の記者として大企業の若手CEOクリスチャン・グレイにインタビューし、それをきっかけに急接近します。彼女は彼と交際するための秘密保持契約にサインしますが彼には秘密があり……。

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
© Focus Features / Photofest / Zeta Image

イギリスの一般女性がネットに投稿し、話題になった小説を映画化。ダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンという美形な2人による倒錯した関係が話題を呼び、世界的な大ヒットを記録しました。 「フィフティ・シェイズ」三部作第1作目ですので、つづく2作もあわせて楽しんでみてください。

同率4位:『ラスト、コーション』(2007年)

日本占領下の中国で繰り広げられる、女スパイの愛と葛藤の物語

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★★★★☆ 合計:11点

舞台は日本占領下の上海。抗日運動に参加する若き女スパイが、暗殺対象である男に接近するうちに惹かれてゆき、死と隣り合わせの危険な愛を描いた問題作です。

『ラスト、コーション』
©︎FOCUS FEATURES / All Star Picture Library / Zeta Image

『ブロークバック・マウンテン』(2005年)などで知られる台湾の巨匠・アン・リーが監督した本作では、タン・ウェイとトニー・レオンが美しくも激しい官能描写を見せます。 そのあまりにもリアルな濡れ場の数々は「本当にしていたのでは?」と噂されるほど話題になり、中国では大幅にカットされて上映されました。

4位:『アンチクライスト』(2009年)

森の中で本性を見せる女性の狂気!子どもを失った女性の喪失感がもたらす悲劇の結末とは?

『アンチクライスト』
© ARTIFICIAL EYE/Zeta Image

■ストーリー性:★★★☆☆ ■美しさ:★★★☆☆ ■過激さ:★★★★★ 合計:11点

愛し合っている最中に自らの子どもを不慮の事故で失った夫婦。妻はショックから精神を病み、セラピストである夫は治療のために妻を連れて森に向かいます。しかしそこで妻の本性が明らかになり、事態は悪化してゆくのでした。

『アンチクライスト』
© IFC /photofest / Zeta Image

デンマークの鬼才・ラース・フォン・トリアーによるこの問題作は、そのあまりにもショッキングな描写の数々が苛烈な論争を巻き起こし、カンヌ国際映画祭ではブーイングも。 一見すると反キリスト教的な題材を描いているようにも見えますが、一方で女性のセクシャルな本性を率直に描いた力作だという評価もあります。

3位:『アデル、ブルーは熱い色』(2014年)

官能映画の傑作!女性同士の愛を描いたパルムドール受賞作

耽美・アデル、ブルーは熱い色
(C) 2013- WILD BUNCH - QUAT’S SOUS FILMS -FRANCE 2 CINEMA - SCOPE PICTURES - RTBF (Television belge) -VERTIGO FILMS

■ストーリー性:★★★★★ ■美しさ:★★★★★ ■過激さ:★★☆☆☆ 合計:12点

ある日、青い髪が魅力的な女性・エマに出会った少女・アデルは、生まれて初めて女性であるエマを愛します。そんなアデルの恋愛を通じた成長を描いた、3時間に及ぶラブストーリー。

『アデル、ブルーは熱い色』
©︎ WILD BUNCH / All Star Picture Library / Zeta Image

その生々しくリアルなセックスシーンがカンヌ国際映画祭で賛否両論を巻き起こした本作ですが、史上初めて主演女優2人もパルムドールを受賞するという歴史的な快挙に。 同性愛を正面から大胆に描きつつも、普遍的な人間の出会いと別れ、そして成長を描いた映画として高い評価を得ています。

2位:『ニンフォ・マニアック Vol.1』(2013年)

鬼才・ラース・フォン・トリアーが女性のセクシャリティに迫ったブラック・コメディ!

『ニンフォマニアック Vol.1』
© ARTIFICIAL EYE/Zeta Image

■ストーリー性:★★★★☆ ■美しさ:★★★★☆ ■過激さ:★★★★★ 合計:13点

ある冬の夜、年配の独身男性セリグマンは、路地裏で怪我をして倒れていたジョーという女性を助けます。回復した彼女になにがあったのかと尋ねた彼に、ジョーは幼いころから抱いていた強い性への関心と、数え切れない男性とのセックスに満ちた半生を語るのでした。 女性のセクシャリティをテーマに、デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアーがユーモアを交えて綴ったブラックコメディ。8章立ての物語のうち、「Vol.1」では5章までが描かれます。

『ニンフォマニアック Vol.1』
© Magnolia Pictures / Photofest / Zeta Image

登場するセックスシーンの数々は実際にポルノ俳優によって演じられた、いわゆる「本番」。そのあまりに過激な描写の連続に圧倒されてしまうかもしれません。後編『ニンフォマニアック Vol.2』もあわせてどうぞ。

1位:『お嬢さん』(2016年)

官能と狂気の狭間

『お嬢さん』 
(C)CJ E&M Corporation ojosan.jp

■ストーリー性:★★★★★ ■美しさ:★★★★★ ■過激さ:★★★★★ 合計:15点

舞台は1939年、日本統治下の朝鮮半島。詐欺集団に育てられてスッキの前に、藤原伯爵と名乗る詐欺師が現れます。彼はスッキに、莫大な財産の相続権をもつ上月家の令嬢・秀子と結婚し、財産を奪い取る計画を持ちかけました。 計画に乗り上月家にメイドとして入り込んだ彼女は、次第に秀子と惹かれ合っていき……。

『お嬢さん』 1
(C)CJ E&M Corporation ojosan.jp

『オールド・ボーイ』(2003年)などのパク・チャヌク監督が、イギリスの人気ミステリー小説『荊の城』を原案に、舞台を朝鮮半島に置き換えて描いた本作。スッキと秀子の女性同士の愛と、サスペンスならではのどんでん返しに注目です。

官能映画は愛の映画 エロを通してあなたは何を見る?

エロティックで刺激的なシーンが登場する、おすすめの官能映画を紹介してきました。もちろん性的な描写を見せることを目的としている作品もありますが、今回紹介した映画の多くは、性を通して愛や生きることについて訴えかけてきます。 エロスを通して人間の本質に迫る官能映画を、ぜひ楽しんでみてください。