絶対に泣けるオススメ映画32選【邦画編】

2017年7月6日更新

今日はなんだか泣きたい気分!になった時、”涙活”したい時にぴったりの、絶対に泣けるオススメの邦画をご紹介します。思わず号泣してしまう感動作や、ぽろりと涙がこぼれるヒューマン・ドラマなど、観る者の心に響く作品を厳選してみました!

なんだか泣きたい時にオススメの邦画

余命一か月の花嫁

”涙活”という言葉がある通り、「今日は何だか泣きたい気分・・・。」って日もありますよね?

思い切り泣いてすっきりしたい時にも、ほろりと泣きたい時にも、やっぱり映画がオススメです。思春期の繊細な機微、恋人や家族との愛情とその喪失など、人間の深い感情に迫った物語が多数!身近な人の大切さを再認識したり、生きていく強さを与えてくる作品と出会えるかもしれませんよ。

今回は泣きたい気分の時にオススメの、絶対に涙してしまう邦画から32本をご紹介します。様々なテーマから厳選したので、あなたの心に響く作品がきっと見つかるはずです!

1.有名な樺太犬タロ・ジロの実話を基に描く超大作【1983年】

南極大陸に取り残された兄弟犬、タロ・ジロと越冬隊員が1年後に再会する奇跡の実話です。樺太犬たちの生への奮闘と苦悩する南極観測隊員の姿を、創作を交えスケール感たっぷりに描きます。

昭和33年2月。南極地域観測隊第1次越冬隊は、第2次越冬隊と交代すべく観測船・宗谷で南極大陸に赴くも、長期の天候不良で上陸・越冬を断念します。犬係の潮田と越智の必死の要請も実らず、行動を共にして来た樺太犬15頭を、無人の昭和基地に置き去りにすることになって・・・・・・。

監督は『青春の門』の蔵原惟繕が務め、高倉健・渡瀬恒彦・夏目雅子らが共演。撮影期間に3年余りもかけた大作であり、当時の興行成績を次々と塗り替える空前の大ヒットを記録しました。

2.戦争によって親を亡くした幼い兄妹が辿る悲劇的な運命を描く【1988年】

火垂るの墓

自らの体験を基に描かれた、野坂昭如の同名小説をアニメ映画化した作品です。制作はスタジオジブリ、監督・脚本を『おもひでぽろぽろ』などの高畑勲が務めました。

舞台は1945年、兵庫県神戸市・西宮市の近郊。終戦前後の混乱の中で、親を亡くした幼い兄妹が必死で生き抜こうとするも、やがて悲劇的な死を迎えていく姿を描きました。監督のリアリティがあり繊細を極めた演出が秀逸で、昭和20年代の日本の様子、兄妹の運命を予見するような蛍の描写が胸に迫ります。

公開時は宮崎駿監督の『となりのトトロ』と同時上映だったため、観客は心温まる姉妹の物語を鑑賞した後に、幼い2人の孤独と救いの無い悲劇を目撃することに。このあまりの落差に衝撃を受け、号泣しすぎて脱水症状を起こしたり、座席から立ち上がれない人も続出したそうです。

3.聾唖の青年と少女が織りなすひと夏の淡い恋を綴る異色ラブ・ストーリー【1991年】

あの夏、いちばん静かな海。

ある海辺の町を舞台に、聴覚障がい者同士の青年と少女がサーフィンを通して心を通わせていく、ひと夏の恋愛模様を綴った北野武監督第3作です。

北野作品唯一のラブ・ストーリーとされ、言葉による説明の一切を排除するなど、それまでの恋愛映画とは一線を画する仕上がりになった異色作。透明感溢れる”キタノブルー”の映像美に、本作が初参加の久石譲による哀し気なメロディが寄り添い、静かな視点で描かれる物語が心に染みます。

4.天国へのラブレターを機に浮き彫りになる埋もれていた2つの恋【1995年】

love letter

深夜のTVドラマで注目を集め、後に『スワロウテイル』などを生んだ岩井俊二監督の長編デビュー作。誤送されてしまった一通のラブレターから始まる、冬の小樽と神戸が舞台のラブ・ストーリーです。

婚約者を亡くした渡辺博子。それでも彼・藤井樹への思いを忘れることができず、昔住んでいたという小樽へ届くはずのない手紙を出すことに。来るはずのない返事が届いたことから、彼と同姓同名で中学生時代の同級生だった女性と知り合い、博子と樹の奇妙な文通が始まるのですが・・・・・・。

主演は中山美穂と豊川悦司で、中山は博子と文通相手の女性、樹の2役を演じ話題になりました。

5.妻や同僚の生と死を目の当たりにした、孤独な刑事の生き様を描く【1998年】

HANA-BI

主演はビートたけしで、北野武が監督・脚本・演出ほか全てを担当した第7作目です。今作がヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞したことから、「世界のキタノ」と称されるようになりました。

不治の病の妻・美幸を見舞っていた刑事・西。厚意から凶悪犯の張り込みを交代してくれた同僚の堀部が犯人逮捕の際に撃たれたことを機に、動揺から次々と失態を犯してしまいます。ヤクザに借金を重ねた彼は銀行強盗を決意し、返済後に残ったわずかな金で、余命少ない妻との逃避行を始めるのです。

これまでの乾いた暴力描写と静寂の”静と動”の対比に、夫婦愛といった叙情的な展開を交えて描写する、北野監督の見事な手腕が光る名作です。この頃から確立されたという”キタノブルー”の、月夜に照らされた雪の青白さなど、凝った映像美も見どころになっています。

6.妻を殺害した元刑事の姿を通して、生きることを問うヒューマン・ドラマ【2004年】

映画『ツレがうつになりまして。』などの佐々部清監督が、主人公にシンガーソングライターとしても活躍する寺尾聰を迎え、横山秀夫の同名ベストセラー小説を映画化しました。

アルツハイマー病で苦しむ妻を殺害した元刑事が、警察の取調べで犯行を認めながらも”完落ち”せず、絶対に明らかにしようとしない自首までの”空白の2日間”。この”謎”を軸として、刑事・検察・弁護士など様々な立場の人々が元刑事と向き合う様を通し、人間の命と人生の意味を問いかけます。

後期高齢化が問題となる現代で、愛する人が壊れていく姿を目にした時、どう行動すべきなのか。介護の経験があっても無くても身近になるテーマだけに、”考えさせられる”映画としても必見です。

7.「セカチュー」現象を巻き起こした大ヒットラブ・ストーリー【2004年】

世界の中心で愛を叫ぶ

純愛とその喪失を描いた、片山恭一の同名ベストセラー小説が原作の大ヒット作です。”ポスト岩井俊二”の呼び声も高い行定勲監督が、オリジナル・ストーリーを付け加えて映画化しています。

失踪した婚約者・藤村律子の後を追い、故郷の四国・木庭子町を訪れた松本朔太郎。この思い出の場所で、白血病に冒され死別した高校時代の恋人、広瀬亜紀との淡い恋を振り返ります。過去を巡る故郷での旅を経て現在の恋人と向き合い、共に生きていこうと決意するまでを描きました。

主演は『解夏』の大沢たかおと婚約者役の柴咲コウで、広瀬亜紀役に長澤まさみ。高校時代の朔太郎を演じた森山未來らの熱演、平井堅の涙を誘う主題歌『瞳をとじて』が反響を呼びました。

8.亡くなったはずの妻と夫・息子の奇妙な共同生活を綴るラブ・ファンタジー【2004年】

ドラマ『いま、会いにゆきます』

ある町に住む秋穂巧は最愛の妻・澪に先立たれ、一人息子の祐司と慎ましく暮らしていました。しかし、澪が生前に遺した「1年経ったら、雨の季節に戻ってくる」という言葉が忘れられない巧。再び雨の季節が訪れたある日、彼と裕司の前に亡くなったはずの澪が現れるも、彼女は過去の記憶を失っていたのです。

同名の原作小説は、作者・市川拓司自身の病気体験が基になっています。ファンタジー要素を交えつつ、妻との恋愛やバイク旅行のエピソードを始め、実際の出来事が散りばめられています。

主演は自身初の母親役に挑んだ竹内結子と、夫の巧役に歌舞伎界の革命児・中村獅童。ただ真っ直ぐに家族を想い愛する、純粋な家族愛に胸を打たれること間違い無しです。

9.日本人初の象使いとなるも夭逝した一人の少年を巡る物語【2005年】

星になった少年

仔ゾウ・ランディとの出会いからタイへ渡り、日本人初の”ゾウ使い”の道を志しながらも20歳で逝去した少年、坂本哲夢を巡る実話です。哲夢の実母である坂本小百合が記した『ちび象ランディと星になった少年』を原作としており、若くして亡くなった彼の生涯を映画化しました。

主演の柳楽優弥は役作りのため、タイのゾウ訓練センターで10日間のレッスンを受けたそうです。柳楽と象の姿からは、嘘偽り無い心の交流が伝わり、涙なしでは見られない結末を際立たせています。

10.80分しか記憶を保てない数学博士と年若い家政婦親子の心の交流【2006年】

第1回本屋大賞に輝いた小川洋子のベストセラー小説を、『阿弥陀堂だより』の小泉堯史監督が、3度目のタッグとなる寺尾聰を主演に迎えて映画化したヒューマン・ドラマです。

シングルマザーで家政婦の杏子は、派遣先の天才数学博士に交通事故の後遺症があり、80分しか記憶を維持することができないと告げられます。数学一筋の博士との交流は困難の連続でしたが、彼は10歳の息子にルートと名付けて打ち解けます。これを境に3人は穏やかな時を過ごすことになるのですが・・・・・・。

数学博士を熱演した寺尾のほか、家政婦役に深津絵里、息子のルート役に齋藤隆成。3人の心の機微を丁寧に描き、家族のような関係を通して、”人を愛すること”の尊さを問いかけます。

11.人間関係が苦手な青年と彼を一途に思う女性の切なくも美しい愛【2006年】

ただ、君を愛してる

堤幸彦監督『恋愛寫眞』とのコラボ企画として、『いま、会いにゆきます』の原作者・市川拓司が執筆した、アナザー・ストーリー『恋愛寫眞 もうひとつの物語』を映画化しました。

写真が趣味の誠人に一目惚れした静流。一緒に居たい一心でカメラを扱い始めますが、彼はクラスの人気者・みゆきに片思い中だったのです。ある日突然、静流が姿を消してから6年後に届いた手紙を頼りに、誠人はクリスマスで賑わうニューヨークの街を訪れることになります。

主演は『変身』の玉木宏と、演技派女優と名高い宮崎あおいが務め、一途で美しい純愛を体現。サビの一節がタイトルの由来になったという、大塚愛の主題歌も切なく胸に響きます。