2021年12月3日更新

【邦画】絶対に泣ける!おすすめ日本映画ランキングTOP30を紹介 観る者の心を揺さぶる名作ぞろい

君の膵臓をたべたい ロゴなし
©️2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©️住野よる/双葉社

「今日はなんだか泣いてスッキリしたい気分……。」という日もありますよね。 そんなときには、泣ける映画がオススメです。思春期ならではの繊細な感情、恋人や家族に対する愛情やその喪失など、心の奥底に訴えかけてくるような物語は数多く存在します。 この記事では、泣きたい気分のときにおすすめの邦画ランキングTOP30を紹介します。さまざまなテーマから厳選しているので、あなたの心に響く作品がきっと見つかるはずです。

泣ける邦画を選んだ基準は?

泣ける邦画の順位はどう決めた?

映画好き500人を対象に、「泣けると思う邦画はどれですか?(複数回答可)」というアンケートを実施しました。さらに映画に詳しい編集部による検討を重ねたうえで、最終的な順位を決定しています。

おすすめの泣ける邦画は?

上記の基準で選んだ結果、泣ける邦画のなかでは『世界の中心で愛を叫ぶ』がおすすめです!

【1位〜10位】

1位『世界の中心で、愛を叫ぶ』(2004年)

世界の中心で、愛をさけぶ

「セカチュー」現象を巻き起こした大ヒットラブストーリー

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト大沢たかお , 柴咲コウ(KOH+) , 長澤まさみ

純愛とその喪失を描いた、片山恭一の同名ベストセラー小説をもとにしている大ヒット映画です。「ポスト岩井俊二」の呼び声も高い行定勲監督が、オリジナルストーリーを付け加えて映画化しました。

失踪した婚約者の藤村律子を追って、故郷の四国・木庭子町を訪れた松本朔太郎。彼は思い出の場所で、白血病に冒され死別した高校時代の恋人・広瀬亜紀との淡い恋を振り返ります。過去を巡る故郷での旅を経て現在の恋人と向き合い、共に生きていこうと決意するまでを描きました。

ここがおすすめ!

主演を務めたのは、大沢たかおと律子役の柴咲コウ。亜紀役を長澤まさみが演じています。高校時代の朔太郎を演じる森山未來含めたキャスト陣の熱演や、平井堅による涙を誘う主題歌『瞳をとじて』が反響を呼びました。

2位『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)

末期の乳ガンに冒された女性と恋人の軌跡

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト榮倉奈々 , 永山瑛太(瑛太)

2007年5月に末期の乳ガンのため24歳の若さでこの世を去った、長島千恵の生涯を綴る実話です。支えてくれた恋人と4月に結婚式を挙げ、余命1ヶ月を夫婦として過ごした日々の軌跡を描きます。

取材に応じて自分の想いを伝え続け、死の間際まで乳ガンの撲滅を訴えた千恵を榮倉奈々が演じ、夫の赤須太郎を瑛太が好演しました。

ここがおすすめ!

最期まで病と闘った女性の姿とメッセージは、観客に大きな感動と勇気を与えました。それと同時に、恋人や友人たちとの間にある愛が胸を熱くさせてくれます。

3位『いま、会いにゆきます』(2004年)

亡くなった妻との奇妙な共同生活を綴るラブファンタジー

ジャンルファンタジー , ヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト竹内結子 , 中村獅童

ある町に住む秋穂巧は最愛の妻・澪に先立たれ、一人息子の祐司と慎ましく暮らしていました。しかし妻が生前に遺した、「1年経ったら、雨の季節に戻ってくる」という言葉が忘れられない巧。再び雨の季節が訪れたある日、父子の前に亡くなったはずの澪が現れるも、彼女は過去の記憶を失っていたのです。

同名の原作小説は、作者・市川拓司自身の病気体験が基になっています。映画ではファンタジー要素を交えつつ、妻との恋愛やバイク旅行のエピソードをはじめ、実際の出来事が散りばめられました。

ここがおすすめ!

主演は自身初の母親役に挑んだ竹内結子で、相手役を演じたのは歌舞伎界の革命児・中村獅童。ただ真っ直ぐに家族を想い愛する、純粋な家族愛に胸を打たれること間違いなしです。

4位『永遠の0』(2013年)

零戦搭乗員の悲劇を描いた小説を映画化

ジャンルヒューマンドラマ , 戦争
キャスト岡田准一 , 三浦春馬

佐伯健太郎は祖母の葬儀の場で、会ったことすらない実の祖父・宮部久蔵の存在を知ります。

健太郎は零戦パイロットだったという彼のことが気になり、かつての戦友たちを訪ねることに。生還することにこだわり、「海軍一の臆病者」と呼ばれながらも特攻で戦死した祖父の、思いも寄らない真実が明かされて……。

百田尚樹のベストセラー小説を、「ALWAYS」シリーズなどの山崎貴監督が映画化しました。主人公である特攻隊員の祖父を演じたのは岡田准一。その妻・松乃を井上真央、孫を三浦春馬が演じました。

ここがおすすめ!

祖父の過去を探る現代の青年の姿を通じて、人間の生と死や戦争の不条理さを描いています。若くして空に散っていった命の数々に、今を生きることの大切さを思い知らされることでしょう。

5位『君の膵臓をたべたい』(2017年)

君の膵臓をたべたい ロゴなし
©️2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©️住野よる/双葉社

衝撃的なタイトルからは想像できない、感動のストーリーが話題に

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト浜辺美波 , 北村匠海

高校時代のクラスメイト・桜良の言葉をきっかけに教師となった「僕」は、かつて彼女と一緒に過ごした日々を思い返していました。そして、結婚を目前に控えた桜良の親友・恭子と「僕」は12年の時を経て、桜良が本当に伝えたかった想いを知ることになります。

住野よる原作の同名大ベストセラー小説を、実写映画化した作品。桜良役を演じた浜辺美波、僕役の北村匠海はともに日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。大人になった僕役に小栗旬、親友の恭子役に北川景子がキャスティングされています。

ここがおすすめ!

衝撃的なタイトルとストーリーのギャップで話題を集めた作品です。終盤にかけて明らかになっていくタイトルの意味に涙すること間違いなし!初々しい浜辺美波と北村匠海の演技も見どころ。

6位『おくりびと』(2008年)

『おくりびと』(2008年)
©︎ REGENT RELEASING/All Star Picture Library/Zeta Image

「納棺師」が仕事や人々との触れ合いの中で成長していく

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト本木雅弘 , 広末涼子

チェロ奏者の小林大悟は、所属していた東京の楽団が突然解散することを機に夢を諦め、妻の美香と共に自身の故郷・山形への帰郷を決意します。大悟がひょんなことから「納棺師」となり、特殊な仕事に戸惑いつつも意義を見出していく姿、そして故人との別れが繰り広げるさまざまな人間ドラマを描きました。

日本国内の映画賞を席巻したばかりか、第81回米アカデミー賞外国語映画賞も受賞しました。

ここがおすすめ!

納棺師や死生観など重くなりがちなテーマですが、ユーモアも交え軽快なタッチで描かれています。主演の本木雅弘が見せる、遺体を清めて棺に納めるまでの繊細な納棺技術にも注目です。

7位『ALWAYS 三丁目の夕日』(2007年)

東京タワーに見守られた昭和の人情あふれる群像劇

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト吉岡秀隆 , 堤真一 , 小雪

西岸良平による漫画『三丁目の夕日』を原作とする、「ALWAYS」シリーズの第1作目。第29回日本アカデミー賞では全13部門にノミネートされ、12部門で最優秀賞を獲得しました。

物語の舞台は昭和33年、建設中の東京タワーを臨む下町。夕日町3丁目にある自動車修理工場「鈴木オート」では、集団就職で上京した六子が住み込みで働き始めます。一方で向かいの駄菓子屋「茶川商店」の店主は、勢いで見ず知らずの少年を預かることになり……。

ここがおすすめ!

山崎貴監督が得意のVFX(視覚効果)を駆使し、人々の記憶に残る古き良き日本の情景を再現。誰かと綿密に関わり合って生きていた時代の温かみや、豪華キャストが織りなす群像劇に胸を打たれます。

8位『容疑者Xの献身』(2008年)

容疑者Xの献身

誰も幸せにならない真実は果たして暴かれるべきか……

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト福山雅治 , 柴咲コウ(KOH+) , 堤真一

東野圭吾の人気推理小説を実写化した、「ガリレオ」シリーズ劇場版第1弾『容疑者Xの献身』。

顔を潰され指を焼かれた惨殺遺体が発見され、内海刑事とその先輩刑事が捜査に乗り出しました。被害者の元妻が容疑者として浮上したものの、犯人と言い切るには決定打に欠けます。内海刑事は物理学者の「ガリレオ」こと、湯川学に協力を要請することに。

しかし元妻の隣人として捜査線上に現れたのは、湯川の友人で天才数学者の石神でした。

ここがおすすめ!

湯川学の大学時代の同期が容疑者という、ドラマ版からさらにシリアスな展開を見せます。隠されていた真実が明らかになる時、堤真一の悲痛な叫びに胸が締め付けられるでしょう。

9位『八日目の蝉』(2011年)

誘拐された少女と犯人の女の逃亡劇

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト井上真央 , 永作博美

角田光代の同名ベストセラー小説を、『ソロモンの偽証』(2015年)の成島出監督がメガホンを取り、井上真央と永作博美の共演で映画化したヒューマンサスペンスです。

父親の不倫相手に誘拐された少女・秋山恵里菜が、犯人逮捕までの約4年間にわたり母娘として過ごした逃亡劇、生みの母親と育ての母親の間で揺れる心境。もがき苦しみながら成長するも、やがて育ての母親と同じ「不倫」に陥った彼女が、自らの過去と向き合っていく過程を描きました。

ここがおすすめ!

森口瑤子や小池栄子など、魂をぶつけ合うような女優たちの演技は圧巻!女性であることの哀しみと切なさ、たくましさを真っ直ぐに綴った物語は、誰の心にも深く突き刺さります。

10位『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017年)

『8年越しの花嫁 奇跡の実話』
Ⓒ2017 映画「8年越しの花嫁」製作委員会

いくつもの悲劇を乗り越え奇跡を掴んだ男女の実話

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト佐藤健 , 土屋太鳳

YouTubeの動画をきっかけに注目され、書籍化もされた実話を瀬々敬久監督が映画化した作品です。

結婚式を間近に控えた麻衣は、発症率300万人に1人といわれる難病「抗NMDA受容体脳炎」と診断され、ある日突然、昏睡状態に陥ってしまいました。恋人の尚志は麻衣の回復を祈るものの、彼女の両親に「娘のことは忘れてほしい」と諭されます。

それから数年経ち、麻衣は少しずつ意識を回復しますが、尚志に関する記憶を失っていて……。

ここがおすすめ!

瀬々敬久監督は本作を撮影する際、東日本大震災の復興を手伝った経験に着想を得たそう。どんな困難の中にも必ず存在する、日常の小さなきらめきを真摯に描いています。病について研究を重ねたであろう土屋太鳳のリアルな演技にも注目です。

【11位〜20位】

11位『そして父になる』(2013年)

そして父になる
(C)2013「そして父になる」製作委員会

子どもを取り違えられた夫婦の苦悩

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト福山雅治 , 尾野真千子

性格も境遇も対照的な2組の夫婦は、ある日突然6年ものあいだ我が子として育ててきた息子が、出産時に病院で取り違えられた他人の子だと知らされます。

監督は『誰も知らない』(2004年)の是枝裕和で、主演には大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)の福山雅治が迎えられました。共演陣には尾野真千子、真木よう子やリリー・フランキー、樹木希林など実力派が集結。登場人物の心情をリアルに演じ、戸惑いや葛藤などの感情が画面の向こうからダイレクトに伝わってきます。

ここがおすすめ!

過酷な決断を迫られる中で苦悩し、本当に大切なものを学んでいった家族たちの思いと最後の決断に、涙を堪えることはできないでしょう。

12位『南極物語』(1983年)

『南極物語』(1983年)渡哲也
© 20th Century-Fox/Photofest/Zeta Image

有名な樺太犬タロ・ジロの実話を基に描く超大作

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト高倉健 , 渡瀬恒彦

昭和33年2月。南極地域観測隊第1次越冬隊は、第2次越冬隊と交代すべく観測船「宗谷」で南極大陸に赴くも、長期の天候不良で上陸および越冬を断念します。犬係の潮田と越智の必死の要請も実らず、行動を共にしてきた樺太犬15頭を、無人の昭和基地に置き去りにすることになり……。

監督は「青春の門」シリーズの蔵原惟繕が務め、高倉健と渡瀬恒彦、夏目雅子らが共演。3年余りもの撮影期間を費やし、当時の興行成績を次々と塗り替える空前の大ヒットを記録した大作です。

ここがおすすめ!

南極大陸に取り残された兄弟犬タロ・ジロと越冬隊員が、1年後に再会する奇跡の実話です。樺太犬たちの生への奮闘と苦悩する南極観測隊員の姿を、創作を交えスケール感たっぷりに描きます。

13位『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)

北海道の四季を背景に訳アリな3人の交流を綴るロードムービー

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ
キャスト高倉健 , 倍賞千恵子

ピート・ハミルが1971年に発表したコラム『Going Home』を、舞台を北海道に変えて映画化。主演に名優・高倉健を迎え、倍賞千恵子や武田鉄矢らも出演した不朽の名作です。

失恋して自暴自棄になり、新しく買った車で北海道へ傷心旅行に出かけた鉄也。彼は1人旅をしている朱美をナンパし、さらに勇作という無口な男と知り合いました。3人は共に旅をすることなり、勇作はその道中、刑務所から出所したばかりだと打ち明けます。

ここがおすすめ!

監督は「男はつらいよ」シリーズの山田洋次が務め、渥美清が脇役で出演したことが話題に!タイトルやポスターからして、完全ネタバレだったことでも有名な作品です。それでもなお、トラブル続出の珍道中や最後にたどり着く優しい光景に胸を打たれます。

14位『万引き家族』(2018年)

『万引き家族』
​(C) 2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

日本社会の闇と、血を超えた家族の繋がりを問う衝撃作

ジャンルヒューマンドラマ
キャストリリー・フランキー , 安藤サクラ , 松岡茉優

2018年カンヌ国際映画祭において、最高賞のパルムドールを受賞した作品です。監督は『誰も知らない』(2004年)や『そして父になる』(2013年)などの是枝裕和が務めました。

主要登場人物となるのは、東京の下町で暮らす5人家族。父親は日雇い生活、母親はパート、母親の妹は風俗店で働いています。息子は学校に通っておらず、祖母の年金が主な収入源です。足りないものは万引きでまかなう彼らですが、貧しいながらも笑顔の絶えない毎日を送っていました。

ところが女の子を拾ったことをきっかけに、家族はバラバラになってしまい……。

ここがおすすめ!

家族とは何か?血の繋がりとは何か?を問いかけてくる衝撃作です。実力派キャストが揃っているだけあり、リアリティのある演技にどんどん引き込まれていきます。

15位『涙そうそう』(2006年)

国民的名曲の世界観をモチーフにした愛の物語

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト妻夫木聡 , 長澤まさみ

沖縄の那覇で飲食店を開きたいと夢見る青年・稲垣洋二郎。そんな彼のもとに、高校合格を叶えた妹・カオルがやってきて、同居をするところから物語は始まります。実は2人は洋二郎が8歳の時、両親の再婚で家族となった義理の兄妹でした。

そうした事情もあり、洋二郎は成長した妹にかすかな戸惑いを感じるように……。

ここがおすすめ!

歌手の森山良子が亡き兄への想いを作詞した、名曲『涙そうそう』をもとにしている土井裕泰監督作。沖縄で生まれ育った血の繋がらない兄と妹が互いを思いやり生きていく様を、優しいまなざしで見つめます。

16位『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(2007年)

東京タワーを巡る母親と息子の愛

ジャンルヒューマンドラマ
キャストオダギリジョー , 樹木希林

リリー・フランキーが亡き母親への思いを綴った、自伝小説を原作とした松岡錠司監督作。脚本にはリリーと同郷の松尾スズキを迎え、社会的ブームにもなった大ベストセラーの映画化に挑みました。

美大進学を機に上京した「ボク」は、罪悪感を抱えつつも自堕落な生活を送ってしまいます。ようやく仕事が軌道に乗り始めた頃、女手ひとつで育ててくれた「オカン」のガンが発覚して……。

ここがおすすめ!

主演を務めたオダギリジョーと樹木希林の演技が見事で、観る者それぞれの母親への愛情がじわじわと込み上げてくる作品です。

17位『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)

余命わずかの母親が家族のために奔走するヒューマンドラマ

ジャンルコメディ , ファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト宮沢りえ , 杉咲花

1年前に夫が蒸発し中学生の娘がいじめで苦しむ中、余命2ヶ月の宣告を受けてしまった幸野双葉。彼女は運命に絶望することなく、残りの時間で人生最後の4つの願いを叶えていきます。持ち前の明るさで家族の再建のために奮闘し、その過程で出会った人々の心にも救いをもたらしました。

『チチを撮りに』(2013年)で注目を浴びた期待の新鋭、中野量太監督の商業用長編デビュー作です。

ここがおすすめ!

主演には『紙の月』(2014年)の宮沢りえを迎え、母娘の強く温かな絆と、人生の喜怒哀楽が描かれています。

18位『手紙』(2006年)

人気ミステリー作家・東野圭吾によるロングセラー小説が待望の映画化

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト山田孝之 , 玉山鉄二

兄が強盗殺人を犯したことで、謂れのない差別に人生を狂わされた弟の姿を通じ、加害者家族に対する社会のあり様を見つめていく社会派人間ドラマです。

不運の弟を『電車男』(2005年)の山田孝之が好演し、実力派俳優らしく繊細な演技を披露しました。坊主頭で服役囚の兄を演じた玉山鉄二、沢尻エリカらの見事な演技に引き込まれ、思わず涙がこぼれてしまいます。

ここがおすすめ!

弟の学費ほしさで犯罪に手を染めた兄と、その思いによって苦しむ弟という重い内容ながら、笑いも盛り込んだ生野慈朗監督の手腕が光ります。加害者家族の視点に立ったとき、これまで見えてこなかった誰かの苦悩に気付けるはずです。

19位『BRAVE HEARTS 海猿』(2011年)

海上保安官の奮闘を描く大人気「海猿」シリーズの劇場版第4弾

ジャンルアクション , ヒューマンドラマ
キャスト伊藤英明 , 加藤あい

佐藤秀峰による同名漫画を伊藤英明主演で実写化し、ドラマ・映画共に大ヒットを記録したシリーズの劇場版第4弾にして、ラストを飾る完結作です。原作最終話「ジャンボジェット機の海上着水」をベースに、特殊救難隊所属となった仙崎大輔が300名を超える乗客乗員の救助に挑む様を描きました。

主演の伊藤や羽住栄一郎監督、加藤あいや佐藤隆太などお馴染みのキャスト、スタッフが続投。新たに仲里依紗らが出演し、過去の作品をはるかに凌ぐ圧倒的なスケールで物語が展開されました。

ここがおすすめ!

タイムリミット20分という、緊迫した状況での救命シーンや次々と襲い掛かる危機から目が離せません。

20位『ただ、君を愛してる』(2006年)

人間関係が苦手な青年と女性の切なくも美しい愛

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト玉木宏 , 宮崎あおい

堤幸彦監督作『恋愛寫眞』(2003年)とのコラボ企画として、『いま、会いにゆきます』の原作者・市川拓司が執筆したアナザーストーリー『恋愛寫眞 もうひとつの物語』を映画化しました。

写真が趣味の誠人に一目惚れした静流。一緒に居たい一心でカメラを扱い始めますが、彼はクラスの人気者・みゆきに片思い中だったのです。誠人はある日突然、静流が姿を消してから6年後に届いた手紙を頼りに、クリスマスで賑わうニューヨークの街を訪れることになります。

ここがおすすめ!

主演を玉木宏と宮崎あおいが務め、一途で美しい純愛を体現。サビの一節がタイトルの由来になったという、大塚愛による主題歌も切なく胸に響きます。

【21位〜30位】

21位『神様のカルテ』(2011年)

地方医療の中で成長する医師の姿を描くヒューマンドラマ

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト櫻井翔 , 宮崎あおい

自然豊かな長野県松本市にある本庄病院は、24時間365日体制で常に医師不足に悩まされていました。

青年医師・栗原一止は本庄病院の内科医として勤務し、過酷な現場に身をおいています。一止が前向きな職員たちと診療に励み、患者との出会いやさまざまな経験を通して成長する様を、彼を支える最愛の妻・榛名との心温まる夫婦愛と共に描く作品です。

ここがおすすめ!

漫画化もされた夏川草介の同名小説を、『白夜行』(2011年)の深川栄洋監督が映画化。嵐の櫻井翔と宮崎あおいが夫婦役を演じ、柄本明や加賀まりこら豪華共演陣が脇を支える珠玉のドラマに仕上がっています。

22位『HANA-BI』(1998年)

妻や同僚の生と死を目の当たりにした、孤独な刑事の生き様を描く

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト北野武(ビートたけし) , 岸本加世子

ビートたけしが主演を務め、北野武名義で監督・脚本ほか全てを担当した長編第7作目。本作がヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞したことから、「世界のキタノ」と称されるようになりました。

不治の病を抱える妻・美幸を見舞っていた刑事の西。彼は厚意で凶悪犯の張り込みを交代してくれた同僚が犯人逮捕の際に撃たれたことに動揺し、次々と失態を犯してしまいます。ヤクザに借金を重ねた西は銀行強盗を決意し、返済後に残ったわずかな金で、余命少ない妻との逃避行を始めるのです。

ここがおすすめ!

暴力描写と静寂という「静と動」の対比に、夫婦愛といった叙情的な展開を交えて描写する、北野武監督の手腕が光る名作です。この頃から確立されたという「キタノブルー」の、月夜に照らされた雪の青白さなど、凝った映像美も見どころになっています。

23位『花束みたいな恋をした』(2021年)

『花束みたいな恋をした』
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

平成生まれに刺さる!とあるカップルの青くて苦いラブストーリー

ジャンル恋愛
キャスト菅田将暉 , 有村架純

菅田将暉と有村架純の共演で、坂元裕二のオリジナル脚本を映画化した作品です。ドラマ『カルテット』(2017年)以来となる、坂元と土井裕泰監督のタッグも話題になりました。

駅で終電を逃したことをきっかけに出会い、意気投合した大学生の山音麦と八谷絹。2人は好きなカルチャーがほぼ同じで、お互いに運命的なものを感じます。しかし卒業後の進路を意識した時、ぴったりと重なっていた彼らの想いが離れはじめてしまい……。

ここがおすすめ!

平成後期のカルチャーが彩る、ありふれたカップルの出会いと別れ。どこか懐かしく、青かった頃の記憶を呼び覚ますような身近な物語が観る人々の琴線に触れ、異例のロングヒットを記録しました。

24位『西の魔女が死んだ』(2008年)

西の魔女と呼ばれた祖母と孫のひと夏の暮らし

ジャンルヒューマンドラマ
キャストサチ・パーカー , 高橋真悠

登校拒否になった中学生のまいは、田舎で暮らすイギリス人の祖母のもとに預けられ、「西の魔女」と呼ばれる彼女の愛に包まれた日々を送ることに。自然豊かな田舎暮らしを通じて、祖母から魔女の手ほどきを受けた彼女は、“何でも自分で決める“という教えを胸に刻んでいくのです。

梨木香歩によるロングセラー小説を映画化した、長崎俊一監督作。祖母を演じたサチ・パーカーは、アメリカの名女優シャーリー・マクレーンの娘です。

ここがおすすめ!

魔女修行の中で祖母から語られる言葉すべてが魅力的で、傷付きやすく繊細なまいだけでなく、観る人々の心まで癒してくれます。

25位『半落ち』(2004年)

妻を殺した元刑事を通じて生きることを問うヒューマンドラマ

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト寺尾聰 , 柴田恭兵

映画『ツレがうつになりまして。』(2011年)などの佐々部清監督が、シンガーソングライターとしても活躍する寺尾聰を主演に迎え、横山秀夫の同名ベストセラー小説を映画化しました。

アルツハイマー病で苦しむ妻を殺害した元刑事が、警察の取調べで犯行を認めながらも「完落ち」せず、絶対に語らない自首までの空白の2日間。この謎を軸として、刑事・検察・弁護士などさまざまな立場の人々が元刑事と向き合う様を通じ、人間の命と人生の意味を問いかけます。

ここがおすすめ!

後期高齢化が問題となる現代で、愛する人が壊れていく姿を目にした時、どう行動すべきなのか……。介護経験の有無に関係なく誰もが身近に感じるテーマだけに、考えさせられる映画としても必見です。

26位『ソラニン』(2010年)

夢を追って懸命に生きる若者の純粋な姿を描く青春ラブストーリー

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャスト宮崎あおい , 高良健吾

累計発行部数70万部を突破した、人気漫画家・浅野いにおの同名漫画を、長編映画で初めてメガホンを取った三木孝浩監督が映画化しました。

会社を辞めた元OL・芽衣子、音楽の夢を諦められなかった亡き恋人・種田を中心に、彼が遺した曲『ソラニン』を巡って繰り広げられる人間模様を描きます。芽衣子を演じる宮崎あおいと、恋人の種田を演じる高良健吾のW主演作です。

ここがおすすめ!

瑞々しくも切ない2人の恋と若者たちの心情をリアルに綴る物語からは、青春時代特有のやり切れなさや虚無感も感じられます。宮崎あおい自らギターを弾き、まるで叫ぶように歌う『ソラニン』がクライマックスの感動をより盛り上げました。

27位『ミッドナイトスワン』(2020年)

『ミッドナイトスワン』
©2020Midnight Swan Film Partners

母性に目覚めるトランスジェンダーと姪の疑似母子愛

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト草彅剛 , 服部樹咲

ニューハーフショークラブで働くトランスジェンダー・凪沙は、本当は子ども嫌いにもかかわらず養育費目当てで親戚の娘である一果を預かることに。しかし日々をともに過ごすなかで、実母からネグレクトされた一果に対する「母」としての感情が凪沙のなかに芽生えていくのでした。

監督と脚本を務めたのは、映画『下衆の愛』(2016年)やNetflixドラマ『全裸監督』(2019年)で多様な愛の形を描いてきた内田英治。本作では「血のつながりを超越した愛」を、性別の問題とからめて重層的かつリアルに描写しています。

ここがおすすめ!

元SMAPの草彅剛がトランスジェンダーの役に挑戦して話題になった作品です。現代的で複雑なテーマを扱っているため、観る人によってさまざまな感動が生まれることでしょう。

28位『星になった少年』(2005年)

日本人初の象使いとなるも夭逝した少年を巡る物語

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト柳楽優弥 , 常盤貴子

仔ゾウ・ランディとの出会いからタイへ渡り、日本人初の“ゾウ使い”の道を志しながらも20歳で逝去した少年、坂本哲夢を巡る実話です。哲夢の実母である坂本小百合が記した『ちび象ランディと星になった少年』を原作としており、若くして亡くなった彼の生涯を映画化しました。

ここがおすすめ!

主演の柳楽優弥は役作りのため、タイにあるゾウ訓練センターで10日間のレッスンを受けたそうです。柳楽と象の姿からは嘘偽り無い心の交流が伝わり、涙なしでは観られない結末を際立たせています。

29位『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年)

彼女がその名を知らない鳥たち」
(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

イヤミスの女王・沼田まほかるが描く「究極の愛」の形とは……?

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト蒼井優 , 阿部サダヲ , 松坂桃李

『凶悪』(2013年)などの白石和彌がメガホンを取り、初めて本格ラブストーリーに挑んだ作品。「イヤミスの女王」に名を連ねる、沼田まほかるの同名小説が原作です。

下品で貧乏な15歳年上の男・佐野陣治の稼ぎに頼り、自堕落な生活を送る北原十和子。彼女は8年前に別れた黒崎に似た妻子持ちの男・水島と出会い、彼との情事を重ねます。そんな時、黒崎が行方不明になっていることを知り、陣治の関与を疑うのですが……。

ここがおすすめ!

登場人物は1人残らず最低最悪なクズばかり!最初は吐き気がしそうなほど共感度0%&不快度100%ですが、実は本作のテーマは「究極の愛」です。ラストで明かされる真実に、「あなたはこれを愛と呼べるか」というキャッチコピーの意味が隠されています。

30位『Love Letter』(1995年)

天国へのラブレターを機に浮き彫りになる2つの恋

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト中山美穂 , 豊川悦司

誤送されてしまった1通のラブレターから始まる、冬の小樽と神戸が舞台のラブストーリーです。

婚約者を亡くした渡辺博子。彼女は愛した藤井樹への想いを忘れることができず、彼が昔住んでいたという小樽へ届くはずのない手紙を出すことに。来るはずのない返事が届いたことから、彼と同姓同名で中学生時代の同級生だった女性と知り合い、博子と樹の奇妙な文通が始まるのですが……。

ここがおすすめ!

深夜ドラマで注目を集め、後に『スワロウテイル』(1996年)などを生んだ岩井俊二監督の長編デビュー作です。主演は中山美穂と豊川悦司が務め、中山は博子とその文通相手を一人二役で演じて話題になりました。

邦画だから心に染みる!おすすめの泣ける日本映画で涙を流そう

この記事ではmciatrが自信をもっておすすめできる泣ける邦画を紹介しました。 日本が舞台になっている邦画は、洋画とは違って心に響きやすい作品が多いのではないでしょうか?涙を流したくなったら、ぜひ今回紹介した作品をチェックしてみてください。