タップできる目次
- 1:医大卒の監督が、医大生たちのリアルな日常を描いた秀作【1980年】
- 2:心に傷を負った天才青年の旅立ちを描いた感動作【1997年】
- 3:愛する人のため名門ロー・スクールに進学するブロンド美人の奮闘【2001年】
- 4:昨日と今日をタイムトラベルする大学生を描くSF青春ストーリー【2005年】
- 5:美大生たちの恋愛模様を描く、人気コミックの映画化【2006年】
- 6:ラスベガスで荒稼ぎした天才学生たちを描いた実話の映画化【2008年】
- 7:三浦しをん原作、箱根駅伝に挑む大学生たちの熱い青春【2009年】
- 8:世界最大のSNSを創設したハーバード大学生の伝記ドラマ【2010年】
- 9:カンボジアで学校建設ボランティアをした大学生の実話【2011年】
- 10:ガールズアカペラ部の女子大生たちが織りなす青春群像【2012年】
- 11:大学進学で上京してきた世之介を巡る80年代の青春模様【2013年】
- 12:『モンスターズ・インク』名コンビの大学時代を描く前日譚【2013年】
1:医大卒の監督が、医大生たちのリアルな日常を描いた秀作【1980年】
『ヒポクラテスたち』
京都府立医大を卒業した大森一樹監督が、自らの体験をもとに、大学病院で学ぶ学生たちの生き生きとした日常を描いた青春映画が『ヒポクラテスたち』です。
主人公は、京都府立京都洛北医科大学に通う医学生7人。モラトリアムとも言える最終学年を迎え、臨床実習の同じグループに割り当てられた7人が、様々な問題に直面しながら、次第に医師の卵として成長していく過程を描きます。
日活ロマンポルノで活躍していた古尾谷雅人が、本作で初の一般映画に出演した他、斉藤洋介、内藤剛志、また、芸能界を引退していた元キャンディーズ・伊藤蘭の復帰作でもあります。
大森監督の母校である京都府立医科大学はじめ、東邦大学医学部、東京都三鷹市の井之頭病院など、実際の医療機関がロケーションに使用され、リアルな現場の雰囲気も話題になりました。
2:心に傷を負った天才青年の旅立ちを描いた感動作【1997年】
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掲示板にある問題を天才ウィルが簡単に解いてしまうシーン、数学を専門とするショーンがウィルの才能を羨みながらも尊敬するシーン、最後の掛け合いのシーンはとても印象的。虐待を受けた子供時代をひきづるウィル役マッドデイモンの演技はさすが。不良友達がいいやつすぎて辛い。心痛いが感動する名作。
世界屈指の名門校、マサチューセッツ工科大学のランボー教授が出した難問をいとも簡単に解いたのは、優秀な学生たちではなく、清掃員のウィル。ランボーは、ウィルに知人である精神分析医のショーンを紹介し、二人の交流が始まります。
天才的な頭脳を持ちながら、幼い頃に負ったトラウマが原因で心を閉ざした青年ウィルと、妻に先立たれた喪失を抱えたショーンの交流と心の成長を描いた物語です。
監督はガス・ヴァン・サント。本作で見事にアカデミー脚本賞を受賞したマット・デイモンとベン・アフレックを一躍有名にしました。また、ショーンを演じたロビン・ウィリアムズも助演男優賞を獲得しています。ウィルには、マット・デイモン自身が扮しました。
ウィルとハーバード大学の学生スカイラーの恋など、学生の街ボストンを舞台にした、ヒューマン・ドラマの傑作です。
3:愛する人のため名門ロー・スクールに進学するブロンド美人の奮闘【2001年】
ecoyuka925
彼氏を追っかけて入学したロースクールで、彼氏を逆襲する痛快コメディ!!
主人公のファッションと、感情の表現の仕方がかわいい♡面白いし、最後締まりが良くて気持ちよく見れた!
政治家志望の恋人の愛を取り戻すため、難関ハーバード・ロー・スクールに入学した、陽気で派手なブロンド美人が、ポジティヴ・シンキングで活躍する痛快サクセス・コメディーです。
なんと言っても、おしゃれで成績優秀のブロンド美人エルを、キュートに演じたリース・ウィザースプーンの魅力が全開。ブロンドは議員の妻にふさわしくないと恋人ワーナーに振られながら、前向きに立ち上がる姿に、思わずエールを送りたくなります。
低予算映画ながら、全米初登場1位を記録する大ヒット。2003年には『キューティ・ブロンド/ハッピーMAX』、2009年には『キューティ・ブロンド3』とシリーズ化されるほどの人気を博しました。
4:昨日と今日をタイムトラベルする大学生を描くSF青春ストーリー【2005年】
31chan_t
夏と青春が恋しくなる ありえへん設定の中でも学生のひたむきさと「すべて決められている」っていうセリフは切なさも感じる
くだらなさと爽快感!
Kobayashi_Shoki
タイムトラベルもののコメディ。たくさんの伏線があり、開始15分は見逃し厳禁。二度三度見るたびに新しい発見が出来る。
『踊る大捜査線』や『交渉人 真下正義』」で知られる本広克行監督が、劇団「ヨーロッパ企画」の舞台劇『サマータイムマシン・ブルース2003』を映画化した作品です。突然出現したタイムマシンに翻弄される大学生たちの姿を、軽やかなタッチで描きました。
クーラーのリモコンが壊れ、猛暑に包まれたSF研究会の部室に、突然タイムマシンが出現。壊れていないリモコンを、昨日に戻って取り戻してこようということになり……。昨日と今日だけのタイムトラベルに奮闘する、だらしない部員たちの姿が滑稽です。
主要キャストを瑛太と上野樹里が演じています。
5:美大生たちの恋愛模様を描く、人気コミックの映画化【2006年】
himitsudan
美大に憧れたな。。
s_8o1
高校のときからずっと観ている映画。何回も観ている映画。それぐらいお気に入りだ。原作も好きだが原作に負けないぐらいの出来じゃないかと思っている。
空気感や服装、画面の色合い、キャストなどすべて含めて好きだ。
また観たくなる映画。
累計発行部数が800万部を超えた羽海野チカ原作の大ヒットコミックを、嵐の櫻井翔、蒼井優、加瀬亮、伊勢谷友介ら豪華キャストで実写映画化。監督は、人気CMディレクターの高田雅博が手掛けました。
美大を舞台に、甘酸っぱい恋と不器用な若者たちをみずみずしいタッチで描いた青春映画の秀作です。主な登場人物5人全員が片想いをしているという設定が、若者たちの胸を切なくしました。
主題歌となったスピッツの「魔法のコトバ」、さらにエンディングに流れる、スガシカオが手掛けた嵐の「アオゾラペダル」も評判になりました。
6:ラスベガスで荒稼ぎした天才学生たちを描いた実話の映画化【2008年】
southpumpkin
似たようなタイトルの映画があるそうだが全く関係ない。超秀才学生が学費を稼ぐためにラスベガスでぶいぶい言わせる話。序盤のうきうきな感じと中盤の絶望したいい、ベッタベタな娯楽映画。しかしその王道をぐいぐい進んでいくストーリー展開はとても楽しめた。期待していなかった分、最後のオチは小ぶりながらも映画全体の良いエッセンスとなっていたような気がする。おすすめ。
ベン・メズリックの実話に基づいたベストセラーの映画化です。
名門マサチューセッツ工科大学に学ぶ、数学の天才学生たちが、理論と数式を武器にブラックジャックの必勝法を考え出し、ラスベガスのカジノで荒稼ぎする物語です。学生らとカジノ側とのスリリングな攻防は見応えじゅうぶんです。
オスカー俳優のケヴィン・スペイシーが製作と出演もこなし、主演は、期待の若手ジム・スタージェスが務めました。共演陣には他に、ケイト・ボスワース、ローレンス・フィッシュバーンら個性派が揃っています。
7:三浦しをん原作、箱根駅伝に挑む大学生たちの熱い青春【2009年】
31chan_t
箱根を走るなんて大それた事じゃなくても、この人のためならって頑張れるエネルギーって本当に素敵。そのまっすぐな思いにグッとしたし、表裏のない感情がぶつかり合う熱いシーンにはハラハラした。青春!
箱根駅伝にチャレンジする大学生ランナーたちのみずみずしい青春を描いた、直木賞作家・三浦しをんによる同名小説の映画化です。
主人公は、箱根駅伝出場を夢見る寛政大学陸上部4年生のハイジ。事件を起こし陸上から遠ざかっていた天才ランナーのカケルと出会い、スカウトします。箱根駅伝の興奮とリアリティを忠実に再現したレースシーンは見応えじゅうぶんです。
ひざの致命的な故障を克服する元エリートランナーのハイジを小出恵介、カケルを『バッテリー』の林遣都が演じました。その他、和久井映見、鈴木京香、寺脇康文、高橋ひとみら豪華キャストが友情出演していることも話題になりました。
第83回キネマ旬報ベスト・テン第10位、第31回ヨコハマ映画祭にて新人監督賞と審査員特別賞を受賞しています。
8:世界最大のSNSを創設したハーバード大学生の伝記ドラマ【2010年】
misakoooon
2010年(試写会)、2011年にも2回?3回?鑑賞。
台詞回しからハーバード大学の景色まで、全てが好きすぎる。展開も早くて良い。アメリカの大学生活イイネ!って感じ。また観たいな〜。
homaremania
snsの利用をテーマにした恋愛とか学園青春ものかと思っていたら違った。組織の混乱と発展の末に見える人間ドラマ、なんだけど主要人物が学生で、行動を起こす経緯も学生の身近な出来事だけど実際に起こす行動と出来事が一般人のそれとかけ離れてて惹かれる。めまぐるしいスピード感で飽きずに一気に観れる。でも個人的には見てて嫉妬心がやばかった。俺も何かにこんなに無我夢中でやりてー。
世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーク・サイト)である「Facebook」を立ち上げたマーク・ザッカーバーグと友人たちの人間模様を、デビッド・フィンチャー監督が映画化しました。
原作はベン・メズリックのベストセラー・ノンフィクション。2003年、ハーバード大学に通う19歳のマーク・ザッカーバーグが、親友エドゥアルドとともに、学内の友人を繋げるネットワークを開発し、またたく間に拡大していきます。様々な人物を巻きこみ、一躍有名人となって巨万の富を築くものの、同時に、裏切りや金と女に関わる悲喜こもごもの渦に巻き込まれていくさまを鮮やかに描きました。
主演は『イカとクジラ』のジェシー・アイゼンバーグ。人気歌手のジャスティン・ティンバーレイク、のちにスパイダーマンに抜擢されるアンドリュー・ガーフィルドらが共演しています。
9:カンボジアで学校建設ボランティアをした大学生の実話【2011年】
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世界は変えられなくても、ひとりひとりを
笑顔にすることはできるし、
自分を変えることはできる。
同じ大学生活でも、こんなに価値観を変える
経験ができた人がいたんだ、と素直に感服。
これ見てから、コンビニの50円以下のおつりは
全部募金するようになった(笑)
小さいことだけど、続けてる。(笑)
主題歌の歩みがほんと響いたなー。
2008年に自費出版された現役大学生・葉田甲太の体験記を原作に、『バトル・ロワイヤルII 鎮魂歌』の深作健太監督が映画化しました。どこにでもいる、軽薄だが楽しい学生生活を送っていた医大生が一念発起し、カンボジアの子どもたちのために学校を建設しようと奮闘する姿を描いた青春群像劇です。
現地のカンボジアで、様々な困難と非情な現実に直面した若者たちが、次第に成長し、自分自身の生き方と社会を見つめ直す姿が、感動を呼びました。
主人公の田中甲太には、向井理が映画初主演。松坂桃李、柄本佑、窪田正孝らの演技も光りました。
10:ガールズアカペラ部の女子大生たちが織りなす青春群像【2012年】
Yusuke_Washizu
素晴らしかった!洋楽好きにはたまらない選曲の数々、歌うことの楽しさ、登場人物の人間性、色んなものが詰まった上に、笑って涙できる。こんな映画未だかつてあったろうか!
DJ志望だったベッカが、親のすすめで渋々大学に入学。ひょんなことから、全く興味のなかったガールズアカペラ部に入部したものの、全米大会で優勝を目指すことに……。個性的なメンバーと衝突し、喧嘩しながらも、次第に友情と確かな絆を育んでいきます。
ブロードウェイミュージカルの経験があり、『イントゥ・ザ・ウッズ』などミュージカル映画への出演も高く評価されているアナ・ケンドリックが主人公ベッカに扮しました。劇中、カップを楽器代わりに歌を歌うシーンは、大変評判になりました。
下ネタギャグも満載で、クセのあるキャラクターが巻き起こす騒動と、歌唱シーンや迫真のステージが見どころ。2015年公開の続編『ピッチ・パーフェクト2』も大ヒットを記録し、さらに『ピッチ・パーフェクト3』が2017年7月に公開が予定されています。
11:大学進学で上京してきた世之介を巡る80年代の青春模様【2013年】
Yukie_Ozawa
これと言って刺激のあるストーリーではないんだけど、楽しめる笑
フツーの大学生男子の日常が描かれてて、脇役が結構個性的…笑
ついついツッコミ入れて笑ってしまう
そして、綾野剛が素敵♡
横道世之介…
名前もビックリだけど
彼の最期もビックリ
ほっこりせつない
『悪人』『怒り』で知られる吉田修一による同名小説の映画化です。
1980年代、大学進学のため、長崎県の港町から上京してきた横道世之介と、彼を取り巻く様々な人間模様を、ユーモアを交えて描きます。
主人公の世之介に高良健吾、その恋人で社長令嬢の与謝野祥子を吉高由里子が演じました。その他、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛らが共演し、監督は、『南極料理人』『キツツキと雨』の沖田修一がつとめています。
お人好しで、気のいい世之介らが謳歌した青春時代と、その後の物語を、切なく、心温まるタッチで描いた秀作です。
12:『モンスターズ・インク』名コンビの大学時代を描く前日譚【2013年】
igagurichan
モンスター達のキャンパスライフ。
結構リアルなスクールカースト。
大学生のサリーとランドールの性格が前作と全く異なる事に驚いた。
この2人?きっかけ次第では立場逆転になってもおかしくなかったんだぁと...。
ランドールが絶対悪ではなかったことを知って、何だか少し悲しくなった。付き合う相手を見極めよう...。
マイクは幼少の頃からずっと変わらないポジティブ精神の持ち主。お約束の見切れてるのもあって笑う。
前作が物凄く評判良いのに、全然引けを取らない素晴らしい仕上がり。
ラストの時の流れの見せ方にジーンとした。こういう所が上手いよねピクサー。
ディズニー・ピクサーによる、2001年の大ヒットアニメ映画『モンスターズ・インク』。主人公のマイクとサリーが「モンスターズ・インク」に入社する前、ふたりが初めて出会う学生時代を描いた前日譚のシリーズ2作目です。
幼い頃のキュートなマイクの姿や、モンスターたちが通う大学のコミカルな雰囲気が最高。マイクとサリーが出会い、友情が始まり、さらにモンスター界に巻き起こった大事件を巡る冒険が描かれます。
声優を担当したのは、前作に引き続きビリー・クリスタルとジョン・グッドマン。日本語吹き替えも前作と同じく田中裕二と石塚英彦が務め、話題になりました。
興行収入は、2013年公開洋画の中で第1位を記録しています。