多岐川裕美の美しさに魅了される!昭和の名ヒロインに迫る

2017年7月6日更新

鮮烈な女優デビューから昭和の美しき女優として長いキャリアを誇る多岐川裕美。60代中盤を迎えた今も衰えぬ美しさを保つ多岐川裕美の魅力と素顔についてまとめてみます。

多岐川裕美プロフィール

多岐川裕美

多岐川裕美は、1951年2月16日うまれで、東京都杉並区荻窪出身です。会社員の父と保険外交員の母の間に生まれ、開進第二小学校から山脇学園の中学・高校を経て、同・短期大学英文科に進みました。大学は女優デビューとともに東映に入社し、中退しています。

本名は大内薫です。芸名は、デビュー映画作品での役名と、監督が女性週刊誌の中に偶然見つけた、幸運そうな下の名前を組み合わせて命名されました。

1974年のカルト映画『聖獣学園』にて鮮烈デビュー

聖獣学園

山脇学園短期大学の女子大生だったとき、東京駅近くのアルバイト先で、次作のヒロインを探していた監督の鈴木則文にスカウトされました。そうしてデビューしたのが1974年の映画『聖獣学園』です。

多岐川裕美

出典: www.cinema.de

修道院を舞台にした、官能的でワイルドなカルト作品で、ヒロインの「多岐川魔矢」を演じた多岐川裕美は大胆なヌードも披露しました。公開当初は、ほとんどヒットしませんでしたが、その後の多岐川の活躍と共に、後年再び注目され、再公開されるに至っています。

多岐川裕美の代表作と言えば??

『仁義の墓場』

仁義の墓場

『聖獣学園』の翌1975年に公開された、実録ヤクザ映画の傑作のひとつとして知られているのが『仁義の墓場』です。名匠深作欣二が監督をつとめ、渡哲也が主人公である実在のヤクザ・石川力夫を演じました。多岐川裕美は、破滅に向かうヒロインの石川地恵子を熱演しています。

『新・女囚さそり701号』

女囚さそり

梶芽衣子主演で大ヒットした「女囚さそりシリーズ」。梶のシリーズから4年のブランクを経て、1976年の『新・女囚さそり701号』で、ヒロインの松島ナミを演じたのが多岐川裕美です。無実でありながら女囚となったナミの復讐を描きます。

梶芽衣子の強烈なイメージを払拭することは難しかったようですが、様々な女優による、その後のリメイクの先陣をきった作品です。

『殺人がいっぱい』

殺人がいっぱい

多岐川裕美が久しぶりに主演した作品が1991年の映画『殺人がいっぱい』です。野沢尚が脚本を担当、マザーグースにまつわる連続殺人事件を解明しようと奮闘する母と娘の姿をユーモアを交えて描きました。多岐川は、娘役の高橋かおりと共に、主人公の綾小路徳子を演じました。

多岐川裕美は酒豪で愛煙家なワイルド女優

多岐川裕美

芸能界において、かなりの酒豪として有名なのが多岐川裕美です。同じく酒豪で知られる萬田久子とは、大の親友にして飲み仲間のようです。また愛煙家としても知られています。

デビュー作品で惜しげもなく裸体を披露したこと、その後はヌードを嫌ってドラマを降板したり、事務所移籍問題があったりと、若い頃からなかなかにワイルドな個性を貫いてきた女優だと言えるでしょう。

多岐川裕美は天然??バラエティ番組でも活躍

多岐川裕美

近年は映画やドラマにおける女優業の他、ときおりバラエティ番組などでも活躍しています。タレントをしている娘との旅番組なども多く、母親らしからぬ天然な言動が人気です。女子大生のときにいきなり過激な作品でデビューした大胆さや、マイペースな物言い、娘と一緒になってはしゃぐ姿が、どうも天然キャラに見えてしまうようです。

数々のドラマにも出演し現役で大活躍

『俺たちは天使だ!』

俺たちは天使だ

1979年の4月から11月に渡って、日本テレビ系列で放送された大ヒット連続ドラマが『俺たちは天使だ!』です。

麻生探偵事務所の難あり5人組を描くアクション・コメディドラマで、沖雅也、渡辺篤史、柴田恭兵、神田正輝とともに、多岐川はクールな秘書を演じました。

『七瀬ふたたび』

七瀬ふたたび

筒井康隆のSF小説を原作に、1979年、NHKで放送された「少年ドラマシリーズ」の『七瀬ふたたび』。ヒロインの火田七瀬を演じた多岐川裕美は、少年のみならずお茶の間で一躍人気者になりました。

特殊な読心能力を持つ火田七瀬と仲間たちの活躍を描いています。

『峠の群像』

峠の群像

NHK大河ドラマにも、1976年の『風と雲と虹と』以来、2006年の『功名が辻』まで合計6作品に出演しています。とりわけ、江戸時代の赤穂事件を描いた1982年の『峠の群像』では、松平健扮する石野七郎次と深く関わる重要キャストの竹島素良を演じ、人気を博しました。

『硝子の葦』

硝子の葦

出典: www.cinra.net

2015年2月から3月まで、WOWOWで放送された連続ドラマ『硝子の葦 ~garasu no ashi~ 』は、原作が直木賞作家の桜木紫乃、主人公を演じた相武紗季が大胆な官能シーンに挑戦したこともあって話題を呼びました。

多岐川裕美は、主人公の個性的な母親・藤島律子役で出演し、さすがの演技力で存在感を放っています。

かつては歌手としても活躍

多岐川裕美

1976年の映画『新・女囚さそり 701号』の主題歌「あいつの残影」以来、歌手として複数のレコードを発売しています。

1980年の「愛しのララバイ」、1981年の「セクシーキャット」などの他、テレビCMに起用された1980年の「酸っぱい経験」と1983年の渡哲也とのデュエット曲「めぐり逢いしのび逢い」はスマッシュヒットを記録しています。

長女はタレントの華子

多岐川華子

多岐川裕美は、1984年にマネージャーだった元俳優の阿知波信介と結婚、1988年、二人の間に生まれたのが、現在タレントとして活躍している華子です。

ちなみに、阿知波とは1997年に離婚。その後も事務所社長と所属女優としての関係を続けていましたが、阿知波は2007年に自死により他界しています。

華子も、2011年に俳優の仁科克基と結婚したものの、1年足らずで別居して2012年10月に正式に離婚。その一連の泥沼騒動は記憶に新しいでしょう。現在は、映画やドラマにおける女優業の他、バラエティ番組などでは母親に劣らぬ天然ぶりを発揮しています。

多岐川裕美が6年ぶりにスクリーンで観られる!?

最新作は映画『クハナ!』

2016年10月8日劇場公開予定、多岐川裕美出演の最新映画が『クハナ!』です。「アンフェア」シリーズの原作者・秦建日子が初メガフォンをとる話題作で、三重県桑名市を舞台に、ビッグバンドジャズに熱中する子供たちの生き生きとした姿を描きます。多岐川は、磯山さやか演じる栗山千智の母・園子を演じています。

60代にして、今なおスクリーンで美しく輝く女優・多岐川裕美の久しぶりの円熟した演技を観るのが楽しみです。