ロブ・ゾンビが最強!ロック好きも映画好きも唸らせる!

2017年7月6日更新

ヘヴィ・メタルの大御所アーティストであるばかりか、ホラー映画監督としても活躍するロブ・ゾンビ。そのプロフィールとキャリア、そして代表的な映画作品を5作紹介します。

ロブ・ゾンビといえばヘヴィ・メタルの大御所

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ロブ・ゾンビは1965年1月12日生まれ、アメリカ・マサチューセッツ州出身です。本名はロバート・カミングス。1985年に、へヴィ・メタルのロックバンド「ホワイト・ゾンビ」を結成し、音楽活動を開始しました。

メジャーデビュー後は数々のヒットを飛ばし、1998年にはソロに転向します。ファースト・アルバム「ヘルビリー・デラックス」は大ヒットを記録し、名実ともにヘヴィ・メタル大御所の一人に数えられるようになりました。

BABYMETALにも高い評価を与える

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出典: www.barks.jp

ロブ・ゾンビは、今や世界的人気を誇る日本人女性3人組のヘヴィメタルダンスユニット「BABYMETAL」を、高く評価していることでも知られています。

最初PVを見て気に入り、その後初ライブを鑑賞した感想を以下のように述べています。

「デスメタルをキュートにする方法を見つけるのはあの日本人たちに任せようって感じだった…。でも、素晴らしかった。それに観客が…。すごい熱狂だった。クラウドサーフィングやステージダイブの数、完全にカオスで、それがさらに面白いとこだった。だって、ステージでは小さな可愛い女の子たちがカラテかなんかやってて、(バックには)全員真っ白でゴーストみたいな格好の連中がいるんだぜ。最高に変わってる。観る価値あるよ。すごくいい」
引用:barks.jp

一部ヘヴィ・メタルの王道ファンからの異論を物ともせず、ロブ・ゾンビが若い日本女性の音楽を純粋に評価できるのは、柔軟で自由な感性を持っていることの証でしょう。

映画マニアなロブ・ゾンビが映画界へ

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「ホワイト・ゾンビ」名前の由来が、1932年公開のホラー映画の元祖的作品『恐怖城(原題:White Zombie)』だったことからわかるように、かねてから映画好きで、とりわけホラーに造詣が深かったロブ・ゾンビ。音楽活動と並行し、自身はもちろんオジー・オズボーンらのPVを手掛け、複数の賞を受賞するなど、その手腕は高く評価されていました。

2003年には、満を持して、妻のシェリー・ムーン・ゾンビを主要キャストに抜擢した初監督ホラー映画『マーダー・ライド・ショー』を発表し、大ヒットします。

以下、主だったロブ・ゾンビ監督映画を5作品紹介します。

過激描写にも関わらず大ヒットを記録した監督デビュー作【2003年】

southpumpkin とにかく悪趣味に振り切ったホラー映画ファン向けのB級ホラー映画。ミュージシャンとしても活躍するロブ・ゾンビ監督は4000本ものホラー映画を所有するオタクだそうで、オタクが極まりこのような映画を撮ったそうです。ストーリーはほとんど『悪魔のはらわた』なので意味はないですし、ビジュアルをみてわかる通り『ロッキー・ホラーショー』っぽさもあったりと、完全にこの辺りを押さえていないと意味がわかりません。その他多くのオマージュがあったらしいですが、多分僕が把握したのだけでも半分以下なんじゃないでしょうか。明らかにホラー映画ファンであればあるほど楽しめる映画なので、自分よりホラー映画を知った人と観ると楽しめること請負です。
Maaaaaaboou ミュージシャンのロブゾンビの映画っていうことで観てみました。久しぶりにこういうホラー的なやつ。ちゃんと最後の最後まで救いの無い感じでよかった。ドキドキできた!

取材のためドライブ旅行中だった2組のカップルからなる4人組が、車のパンクというアクシデントに遭遇。そこで、途中乗車させていたヒッチハイカーの女性宅で、修理を依頼することに……。なんとそこは、猟奇的な殺人一家の住処だったという物語です。

『キル・ビルVol.2』などで知られる個性派俳優シド・ヘイグや妻のシェリー・ムーン・ゾンビを主要キャストに抜擢したほか、カレン・ブラックも出演しています。

公開が危ぶまれるほどの過激な描写だったにも関わらず、予想を覆す異例の大ヒットを記録し、ロブ・ゾンビがヘヴィ・メタルの巨匠であるばかりか、才能あるホラー映画監督であることを証明しました。監督のみならず、もちろん音楽と脚本も手掛けています。

前作以上に過激さと残酷さを極めた続編【2005年】

Shun_Yamada ロブゾンビ映画の中で最高傑作。1があまり気にいらなかった人も是非見て貰いたい。あれは単なる前フリ。
Ken_Chang ホワイトゾンビがすっごく好きだったんで、ロブは何してんのかなーと思ってたらこんな映画撮ってたw 殺人鬼たちが飛び交わす、粋でゲスでタランティーノばりのFワード連発のセリフが私のハートを串刺しに 殺人一家の血まみれの逃避行を砂埃とサザンロックが空っ風に舞う、テキサス臭いロードムービーに仕上げたゾンビ先生、さすがっす!!

『マーダー・ライド・ショー』の異例の大ヒット受け、製作された続編が『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』です。前作で捜査隊によって追い詰められた猟奇的殺人一家のファイアフライ・ファミリーが、なんとかその手を逃れ、再び残酷な殺戮のために帰ってきます。

主要キャストはそのままに、残酷度と過激性を増した描写で、観客をあっと驚かせました。2006年度のスクリーム賞で、見事、最優秀ホラー映画賞に輝いています。

名作ホラー映画のリメイクに挑戦した3作目【2007】

manatasu0llb 三度の飯を食するかのように人を殺す。求める情すら見出だせず、むしろそういった煩わしいものがないせいか妙に清々しい。殺人が悪と認識できなくなった頃、予想通りであるはずの結末に胸が締め付けられる思いだった。

ロブ・ゾンビが監督第3作目に選んだのは、1978年公開のジョン・カーペンター監督による伝説的ホラー映画の傑作『ハロウィン』のリメイクでした。

少年時代、ハロウィンの夜に家族惨殺事件を起こし精神病院に収監されたマイケル。17年後のその日、病院から逃走したマイケルは、再び恐怖の殺人鬼と化し、残虐行為を開始します。

リメイク版では、マイケルの少年時代や病院での様子が描かれるほか、ロブ・ゾンビらしい終盤の展開も話題を呼びました。元プロレスラーのタイラー・メインが大人のマイケルを演じたほか、精神病院の医師ルーミスに、『時計じかけのオレンジ』などで知られる名優のマルコム・マクダウェルが扮しています。

高い評価を得たリメイクに続いて制作されたその後の物語【2009年】

前作で一度は息絶えたかに見えたマイケルが、搬送中に蘇生し、再び殺戮を開始します。タイラー・メインやマルコム・マクダウェルら主要キャストが再び集結し、新たな恐怖が繰り広げられます。とりわけ、スカウト・テイラー=コンプトン扮する、マイケルの妹ローリーの恐怖と絶叫が見どころです。

幻想度を増したロブ・ゾンビ独特の映像と音楽は、今回もファンを裏切らず、圧巻の世界が展開します。

実際の事件を元に描いたサイケデリックなホラー映画【2013年】

ace666metal マーダー・ライド・ショーやハロウィンの様なスプラッタ感はほとんど無くて古臭いゴシックホラーかサイケデリックホラーな見せ方が逆に新鮮 実際にはどうなのか解らないけど、妙なメロディのレコードや後半のアニメーションはドラッグムービーっぽかった 古風なホラーをこの時代に作れるロブ・ゾンビ監督 最高です

1692年、アメリカのセイラムで実際に起きた魔女裁判事件を題材に、ラジオDJをしている女性ハイジの元に届いた一枚のレコードをきっかけに始まる魔女の呪いを描きます。

当時の事件に深く関わる人物の末裔だったヒロインのハイジを演じたのは、再び妻のシェリ・ムーン・ゾンビ。本作は、2012年のトロント国際映画祭において、栄えあるプレミア上映作品に選ばれました。

ロブ・ゾンビ監督最新作!『31』がなんだか凄そう

衰えを知らないロブ・ゾンビ監督の最新作が『31』です。廃墟に閉じ込められた人々が危険度MAXの殺人ゲームに強制参加させられます。「地獄でポップコーンを楽しみな」と語りかけてくるのは、『マーダー・ライド・ショー』を思わせる白塗りのピエロ…。怖すぎです。

ホラーファン必見の映画『31』は2016年10月22日公開です。