映画「トワイライト・ウォリアーズ」キャスト相関図＆登場人物一覧！【決戦！九龍城砦】

日本でもハマる人続出！香港映画の歴史を変えた映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦！九龍城砦』のはちゃめちゃでかっこいい登場人物＆キャストを相関図とともに解説！作品を楽しむ際にぜひ参考にしてください。

チャン・ロッグワン(陳洛軍)は身よりもなくベトナムから香港へと密航してきた男。 大ボスが仲間に引き入れようとするほどの腕っぷしを持ち、それが原因で彼から逃れるために九龍城砦へと逃げ込みます。真面目で孤独な青年ですが、城砦で仲間と出会い少しずつ変わっていくことに。実はある人物の息子であり、それが引き金となって大きな騒動へと発展します。 同役を演じるのは歌手としてもアジアで人気を誇るレイモンド・ラム。本作では野性味あふれる姿を見せています。

ロンギュンフォン(龍捲風)は九龍城砦安全委員会の主幹を務めるリーダー的存在。普段は理髪店を営んでいて一応堅気の人間ですが、裏社会の匂いが香るダンディな人物。見た目通り、かつては裏社会に名を馳せていた「旋風拳」の使い手。逃げ込んできたチャン・ロッグワンに居場所を与えます。 演じるのは香港を代表する映画スターのルイス・クー。実に100本以上の映画に出演しています。

ソンヤッ(信一)はロンギュンフォンの右腕を務める今どきの青年。風紀委員として城砦内の風紀を取り締まるほか、事務仕事もこなす有能な人物です。大好きなロンギュンフォンに言われてチャン・ロッグワンの面倒を見るうちに、次第に彼のよき理解者となっていきます。情に厚く友達想いです。 ソンヤッ役は1988年生まれのテレンス・ラウ。本作で注目を集めました。2025年には女優のセシリア・チョイと日本で挙式しています。

常にマスクをつけて顔を隠しているセイジャイ(四仔)は、城砦内の住民の命を支える闇医者。無愛想ながらも腕のいい医者で、怪我をしていたロッグワンも彼がしてあげました。過去を語りたがりませんが、あり理由から黒社会を憎んでいます。長身で大きな体が特徴的。 同役を演じるのはスタントマンとしても活動していたジャーマン・チョン。ムエタイやボクシングなど複数の武術を操る肉体派俳優です。

サップイーシウ(十二少)はテンプルストリートを仕切る虎兄貴の右腕。ロンギュンフォンに命を助けられたことがあり、彼を父親のように慕っています。同時に虎兄貴も大好き。黒社会で頭角を現しはじめながらも、城砦とも友情を育むことに。4人の中ではムードメーカーです。 サップイーシウ役はトニー・ウー。元香港代表の野球選手だったという珍しい経歴の持ち主。ルイス・クーの事務所に所属しています。

大ボス(大老闆)はフルーツマーケットを仕切る黒社会の大物。表向きは穏やかな商人ですが、欲しいものはなんとしても手に入れる無慈悲で冷酷な人物。彼とロッグワンの因縁が本作の大きな軸の1つに。城砦にはロンギュンフォンがいるため手を出せずにいますが、いずれ手中に収めたいと目論んでいます。 同役を演じるのはジャッキー・チェンとともにアクションブームを生み出したサモ・ハン・キンポー。『燃えよデブゴン』の「動けるデブ」としてもおなじみ。

大ボスの右腕として登場するのがウォンガウ(王九)です。長髪にサングラスという怪しい風貌に加え、言動もつねにハイテンション。陽気にマシンガンをぶっ放す明るくもやばい人物。特殊な気功術を操り、ロッグワンとはいくどに渡り戦うことになる宿敵のような存在です。 狂気的なウォンガウを演じてるのは、爽やかなアクション俳優のフィリップ・ン。本作での怪演で複数の賞を受賞しました。

秋(チャウ)兄貴は城砦の大地主。上品で穏やかなお金持ちといった風貌で、長めの白髪を後ろに流しています。ロンギュンフォンとはかつての仲間で義兄弟の契りを結んだ仲。いまも弟分であるロンギュンフォンを見守っていますが、内面にはチャン・ジムへの苛烈な復讐心を抱いています。 同役を演じるのはリッチー・レン。歌手としても活躍している人物です。本作ではキーパーソンとなる秋兄貴を魅力的に演じました。

テンプルストリートを仕切る黒社会のボスが虎(タイガー)兄貴です。義理人情を持ちながらも、ときに冷静に、かつ狂気的な一面を見せることも。片目を潰されています。圧倒的ボスオーラを放っています。ロンギュンフォン、秋兄貴はかつての仲間。右腕であるサップイーには期待をしている様子。 虎兄貴を演じるのは、アパレル業界からモデルとなり俳優への道を掴んだケニー・ウォン。くわえタバコが似合う有能な虎兄貴を好演しました。

チャン・ジム(陳占)は城砦の旧リーダー、ロイ・ジャンドン(雷震東)の充実な部下にして、「殺人王」と称される危険な人物です。恐怖で一帯を支配した勢力の殺戮マシーンとして、多くの火種を後世に残すことに。すでにロンギュンフォンによって殺されていますが、彼の存在が大きなカギとなります。 同役を演じるアーロン・クオックは香港のエンタメ界の第一線で走り続けている第一人者。歌手としても活躍しており、一時代を築きました。

アチャッ(阿七)は城砦でチャーシュー飯の飲食店「阿七冰室(アチャビンサッ)」を営むスキンヘッドの男性。見事な包丁さばきと強面でその筋の人に見えますが、困っている人を放っておけない面倒見の良い人物。料理の腕前はもちろん、腕っぷしも頼れる兄貴です。 アチャッ役は喬靖夫。空手やフィリピン武術の使い手であると同時に、小説家の顔も持つ文武両道な俳優です。スキンヘッドも相まって強烈なインパクトを放っています。

インファン(燕芬姐)は城砦の食品加工工場で働く若い女性。寡黙でやや冷たい印象を与えるものの、乗り込んできたチンピラにひるまない強さや、子供の面倒を見る優しさを持っています。 数少ない女性キャストであるフィッシュ・リュウが同役を担当。マレーシア出身で、映画『アニタ』や『リンボ』で存在感を放っています。

ユーダンムイ(魚蛋妹)はインファンと同じ魚のすり身工場で働く子供です。母親は売春宿で働いており、学校に行っていません。工場の新入りとして入ってくるロッグワンの先輩として、仕事を教えてあげています。 子役の王尹菁。2025年には『臨時決鬥』にて、ロンギュンフォン役のルイス・クーの娘役を演じました。

スー・イーイー(蘇玉儀)はチャン・ジムの妻であり、ロッグワンの実母です。かつて城砦にて、幼い生まれたばかりの息子を守りながら懸命に生きていた強い女性。 同役を演じるのはセシリア・チョイ。ソンヤッ役のテレンス・ラウとの結婚発表時は「トワウォ」ファンの間でも大いに盛り上がりました。

「トワイライト・ウォリアーズ」登場人物＆キャストをまとめて紹介しました。相関図には収まりきらないくらい、関係性の矢印があちこちに伸びている本作。アクションはもちろん、見応え抜群の人間ドラマもお見逃しなく！