©Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017

カンヌでも好評価、母の深い欲情を描いた『母という名の女』とは?

2018年5月8日更新

第70回カンヌ国際映画祭で、ある視点部門審査員賞を受賞した『母という名の女』。ついに日本でも2018年6月に公開されることが決定しました。今回は本作を徹底的に紹介していきます。

メキシコ出身の新進気鋭監督ミシェル・フランコによる話題作

メキシコ出身の新進気鋭監督ミシェル・フランコ。『父への秘密』や『或る終焉』などで知られ、今までに携わった映画本数は少ないものの、カンヌ国際映画祭を始め、様々な映画祭で受賞経験を持つ今注目の監督です。 その監督の最新作である『母という名の女』が2018年6月に日本で公開されることが決定しました。 本作は第70回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞を受賞した世界中から注目を集める作品でもあります。今回は世界中からの注目を集めた『母という名の女』、その概要を紹介していきます。

母親の欲望が描かれた作品

母という名の女
©Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017

『母という名の女』の舞台はメキシコのリゾート地、バジャルタ。その海辺にある別荘で暮らしていた姉妹・クララとヴァレリアは、妹ヴァレリアの妊娠をきっかけに離れて暮らしている母アブリルを呼び戻します。 母親が戻って来た当初、母親に不信感を抱いていたヴァレリアも徐々に母と打ち解け、そして一人娘カレンを出産。すっかり打ち解けた母アブリルにカレンの世話を母に依頼するようになりした。 しかし世話をしていくうちにアブリルの心の中にカレンへの独占欲が生まれ始めます。そしてカレンの母親である自身の娘であるヴァレリアの関係が悪化。そしてアブリルは自分の深い欲望を忠実に遂行していくのです。 『母という名の女』はそんな女性の深い欲望を忠実に描いた作品で、誰もがその世界に引き込まれていくこと間違いないでしょう。

アブリルを演じるはスペイン出身の女優エマ・スアレス

母という名の女
©Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017

欲望をむき出しにしていく母親アブリルを演じるのはスペイン出身の女優エマ・スアレス。1964年生まれのエマ・スアレスは15歳でデビューを果たし、その後コンスタントにスペイン映画を中心に活動を続けています。 そして2016年公開の『ジュリエッタ』でゴヤ映画祭の主演女優賞の受賞を始め、数多くの映画祭へのノミネート、また受賞を果たしている演技派女優です。 そんな彼女の迫真に迫った、女性としての欲望を丸出しにした演技は本作の見どころの一つと言えるでしょう。

若手女優・俳優陣の共演

母という名の女
©Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017

若くして母となる妹ヴァレリアを演じるのはアナ・バレリア・ベセリル。メキシコ出身の女優で、『母という名の女』が本格的な女優デビュー作品であり、これからの活躍に注目が集まる若手女優です。その他にも、エンリケ・アリゾンなどの俳優陣が共演しています。

監督として、脚本家として、そしてプロデューサーとしても活躍するミシェル・フランコ

母という名の女
©Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017

1979年生まれのミシェル・フランコ。監督としてのみならず、脚本家、プロデューサーとしても活躍する新進気鋭の監督です。 ジャーナリズムを学んだ後映画の世界に足を踏み入れ、2001年に発表した短編映画がメキシコの500もの劇場で上映され一気に注目を集め流ことになりました。その後長編映画に携わるようになり、2012年公開の『父への秘密』でカンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリを受賞します。 その際審査員長と努めたティム・ロスがミシェル・フランコ作品への出演を熱望し、2015年公開の『或る終焉』ではティム・ロスを主演に迎え、本作でカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞しました。 ミシェル・フランコは手がける作品はけして多くないものの、製作する作品のほとんど様々な映画祭へのノミネート、また受賞を果たしている実力派監督です。またハリウッドを代表する俳優からも注目を集める、まさに今後の活躍に注目が集まる監督と言えるでしょう。

2018年6月16日からユーロスペースで公開!

母という名の女
©Lucía Films S. de R.L de C.V. 2017

カンヌ国際映画祭で賞を受賞するなど映画批評家からの評価も高い『母という名の女』。いよいよ日本でも2018年6月に公開されることが決定しました。 2018年6月16日より東京のユーロスペースで封切られ、その後全国順次展開予定です。 気鋭の監督による話題作の公開まであと少しです。公開を心待ちしましょう!