漫画『ヌリタス～偽りの花嫁～』最終回までネタバレあらすじ＆無料で読む方法を解説！結末はどうなる？rawは危険？

漫画『ヌリタス～偽りの花嫁～』は偽りの人生を歩むことになったヌリタスを描くロマンスファンタジーです。 広告から気になって読み始めてハマる人が続出している本作の評判やネタバレありの結末、最新話の情報や原作情報などを紹介します。

騎士を夢見る少年は、ロマニョーロ伯爵家で下人として暮らしています。ある日、その少年が出血を伴う腹部の痛みを訴え……。その一件で、その少年が少女であったことが伯爵にバレてしまうのでした。 伯爵は、その少女を自身の娘・メイリーンの身代わりとしてルーシャス公爵に嫁がせようと企みます。そして少女に対してヌリタスという名を与えるのでした。 ルーシャス公爵に嫁ぐまでの間、貴族の令嬢としての振る舞いを身に着けるべく厳しい英才教育が行われます。そんななか、ヌリタスの前にルーと名乗る男性が現れるのでした。 彼の正体は、ヌリタスが嫁ぐ先のルーシャスで、偽名を使ってロマニョーロ伯爵が何を企んでいるのかを探りに来たようで……。

結婚式を迎え、ルーシャスはヌリタスを彼女のために用意した部屋に送ります。ただ、ヌリタスは自分に対して何も聞いて来ないルーシャスに対して、彼が本物のルーシャスではないかもしれないと疑いの気持ちを抱くのでした。 結婚式が始まり、侍女のふりをして忍び込んでいたメイリーンは、ルーシャスを目にした瞬間、後悔の念に駆られます。それは、彼の容姿が噂とは異なり、端正な顔出ちだったからです。メイリーンは、ヌリタスに対して怒りの感情を抱き……。 無事に式が終わり、慣習に従って別行動をとっていたルーシャスとヌリタス。ヌリタスは、夜会からルーシャスが帰ってくるのを1人寝室で待っていましたが、ルーシャスは夜会を抜け出し、彼女に会いに来るのでした。 空腹に耐えられなかったヌリタスが、ワインを口にしていたところ、彼女を呼び止める声が聞こえてきます。振り返るとそこにはルーシャスが立っていて……。

ルーシャスとヌリタスは、ロマニョーロ一族と共に食事をすることに。憂鬱な気持ちになるヌリタスは、今にも抜け出したい気持ちになっていました。 豪華な食事に対して、ルーシャスは感謝の気持ちを述べます。伯爵夫人はそれを聞いて、上機嫌に。ただ、ヌリタスは彼女が準備に関与していないことを知っていました。ヌリタスの賢くて美しいところは伯爵夫人に似たのでしょうと続けるルーシャスに対して、伯爵夫人の顔色が変わり……。 一方で、ヌリタスに恋心を抱くアビオは伯爵に叱られ、不本意ながらもルーシャスに挨拶をします。そしてワインを注ごうとするのですが、怒りのあまり瓶をルーシャスの頭に振り下ろすのでした。 そんな想像をしていたアビオは、自分が伯爵になればヌリタスを奪えると考えます。しかし、ヌリタスはアビオに対して好意を抱くどころか、過去の経緯から嫌悪感を抱いている様子。この場にいることに辛さを感じているヌリタスをルーシャスはそっと支えるのでした。

ルーシャスからキスを求められたヌリタスは、現実だと受け止めることができずに躊躇してしまいます。顔を赤らめながら見つめるルーシャスに、本気だと理解したヌリタスは、彼の気持ちを察して……。 ルーシャスの指が彼女の顎に触れた瞬間、ヌリタスの脳裏には過去の嫌な思い出が浮かび上がります。アビオに口づけされたことを思い出した彼女は、恐怖のあまり震えだしてしまうのです。そんなヌリタスを、ルーシャスは優しく、優しく抱きしめるのでした。 抱きしめられたヌリタスは、ルーシャスの鼓動と体温を感じたことで、気持ちが落ちつきます。そして、ルーシャスを離したくないと思った彼女は、彼の首に両手を回して……。

馬上大会で優勝したルーシャスは、表彰式でチャンピオンの証を受けとります。ヌリタスは、身を乗り出してその様子を見つめ、自分の方に優しく微笑むルーシャスに思いを巡らせていました。 馬上大会の優勝賞品は、望む者からの口づけです。妻でなくても構わないというルールでしたが、その場にいる女性には目もくれず、ルーシャスはヌリタスに対して手を差し伸べます。 表彰式が終わり、テントに戻ってきたルーシャス。突然、何かを思い出したかのように彼は周囲に帰る支度をするように告げます。しかし、それと同時に、王からの伝言を家臣が伝えてきて……。 それは、王主催の祝勝会への参加を強いる知らせでした。早く帰って2人きりになりたいルーシャスは、それを渋々受け入れます。ただ、王はヌリタスに執着をしているようで、何かが起こりそうな雰囲気です。

ヌリタスは流行り病に苦しむ民を救うため、衛生局へ向かいました。しかし集まった貴婦人たちは病気を治療する気持ちは全くなかったのです。苛立ちを隠せないヌリタスは1人で行動を起こし始めました。 ヌリタスは衛生局でただ1人奮闘していたチャールズを連れ、現地へと赴きます。そこでヌリタスは流行り病で苦しむ平民の酷い現状を目の当たりにするのです。ヌリタスの働きにより治療の道は開け始めていました。 支援活動からの帰り道でヌリタスは襲撃にあってしまいます。ピンチのヌリタスを助けたのはルーシャスでした。ヌリタスはルーシャスが助けに来てくれたことに嬉しい気持ちがあふれ出します。その一方で、彼女は自分の命を狙っている黒幕が誰なのか思いを巡らせて……。

モルシアーニに戻ってきたルーシャスと食事をしていたヌリタスは、2人で食事ができることの喜びを噛み締めていました。すると、不意に「あのときの願い事を叶えてほしい」と言い出したルーシャス。 ルーシャスの願い事を想像して頬を赤らめたヌリタスは、食事の後寝室で待っているルーシャスのもとへ。2人は抱きしめあってお互いの愛情を確認し、「お願いを聞いてもらってもいい？」とヌリタスにささやいたルーシャスはようやく願い事を口にします。 ルーシャスの願いごとは「ヌリタスとの子どもがほしい」というものでした。ルーシャスの願いを受け入れ、そのままベッドでルーシャスと朝を迎えるヌリタス。 一方、オリーブ伯爵は買い付けを行った商品が届かないことにいらだっていました。ヌリタスへの襲撃を行った際には部下を亡くし、今回商品が届かなければ家名に傷がつくと焦った伯爵は……。

伯爵の庶子として生まれ、男の子として育ってきた少年が、実は女だったという驚きのストーリー。普通に考えれば、そう簡単に受け入れられない状況のはずです。ただ、自身の母親を助けるためにも、伯爵の娘の身代わりに嫁がなければならなくなります。 実際に嫁ぐ相手に会ってみると、容姿端麗な公爵で申し分のない人物。身代わりであることを隠しながらも、彼に接していくなかで恋に目覚めていくヌリタスにはドキドキしてしまいます。 物語序盤に描かれた伯爵家での彼女の扱いは酷いもので、恋をするなんて未来図は描けなかったでしょうね。そんな彼女がゆっくりと恋を深めていく姿は健気で、愛らしいものです。 漫画を読み進めながら、自分自身の初恋と照らし合わせて淡い気持ちになるのもいいでしょう。

ヌリタスが嫁いだ先のルーシャスが見せる愛に、思わず癒される人も少なくないでしょう。公爵ではありますが、恋に関する経験は少ないようで、不器用ながらもヌリタスとの距離を縮めようと奮闘します。 容姿端麗な公爵が見せるヌリタスへの愛情表現に、胸をキュンキュンさせる女性が続出しそうです。それでも自分のペースを押し付けるわけではなく、ヌリタスのペースに合わせて自制する姿にも好感が持てます。 ルーシャスを庇って、ヌリタスが刺されてしまうシーンがありますが、王族にしか使えないはずの蘇生術でヌリタスを蘇生させるのです。ヌリタスを愛しているからこその行動ですよね。 そんなルーシャスにヌリタスも心を開いていって、どんどん接近する2人の愛に目が離せませんね。

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原作小説ではヌリタスはハッピーエンドを迎えています。 当初はお互い不本意な婚姻となったヌリタスとルーシャス。偽りから始まった2人は運命に引き寄せられるように互いを好きになっていきます。 しかしヌリタスには身分を偽っている負い目があり、なかなか素直になれません。原作ではそこからルーシャスの甘々な猛攻が始まり、時間をかけて2人は本当の夫婦となります。 ロマニョーロ伯爵家はそれぞれが不幸な目に遭い死亡もしくは猛省の末、ヌリタスに謝罪。気がかりだった母親も救い出せました。ヌリタスは王族に認められる功績を立て、私生児を差別する法律もなくなったことで、女伯爵として幸せに暮らします。