漫画『おとなの恋は、やぶさかにつき。』ネタバレあらすじ＆感想！全巻無料で読めるかの調査も

漫画家・たまこの初連載作品である『おとなの恋は、やぶさかにつき。』。会社ではストイックなイケメン上司と彼の弱い部分を知った部下のヒロインがオフィスラブを繰り広げる人気作品です。 ここからは本作の10巻までのあらすじ・ネタバレ感想や、全巻無料で読めるサービスがあるかを調査した結果を紹介していきます！

主人公・泉駒子は、世間では「いいところ」と言われる会社に勤め始めて半年の新入社員。彼女の上司・森崎聡は、仕事ができてストイックな性格の持ち主です。泉に対して冷酷に接することも多く、彼女は日々きつめのダメ出しを受けています。 そんなある日、森崎が病気で3日間会社を休みます。部長から森崎に資料を届けるように言われた泉は、森崎の自宅を訪問。立派な一軒家から現れた森崎は、会社にいるときのイメージとは違い、すっかり弱っている様子でした。 一人暮らしをしているという森崎が気になった泉は、家に上がり込んで彼の看病をします。そのことがきっかけで、泉と森崎の距離感が接近していき……。

俗に言う「良いところの企業」に勤めている泉駒子は、入社半年にして戦力外。タスクを終わらせるのに時間が掛かるため、毎日仕事に追われています。 さらに上司の森崎聡が自分にも他人にも厳しくて冷酷なので、次々と仕事を回してくるのです。格好良いけど、できないことを要求してくるのは嫌ですね～。 ある日、珍しく森崎が体調不良で連日欠席します。そんな中ぼーっとしていた泉は、真鍋部長から森崎に直接書類を届けるよう頼まれるのでした。 緊張しながら到着した森崎の家は一軒家。そして中から出てきたのはダウナーな森崎でした。部長から託された書類と、差し入れを手渡した泉の胸に森崎が倒れ込んできます。 なんとか彼を部屋まで運んだ泉は、介抱してくれる人を呼ぶように提案しますが、どうやら森崎にはそういう家族や友人がいないようで……。

40度近い熱の影響でダウンしてしまった森崎をソファーまで運んだ泉。一先ず食材の買い出しに向かいますが、帰ってくると森崎が仕事をしていました。 それに対して泉は激怒し、今だけは頼ってほしいと伝えます。上司とはいえ、心配しているからこそ本気で怒れる泉がめちゃくちゃ格好良いです！ 泉は買ってきた食材で、泉家自慢のお粥を作ります。久々の温かい手料理に感動した森崎は、今まで見せたことがないような表情を見せるのでした。鉄仮面が剥がれる瞬間はドキッとしました～！ 食事を終えた森崎は、食事のお礼と、会社を休んだことの謝罪を口にし、続けて自身の家庭事情について泉に語りだします。 泉は、ずっと独りだったと話す森崎に、「一人で寂しい思いをしていたんですか？」と問いかけ、その言葉を聞いて顔を真っ赤にした森崎を、無意識のうちに抱きしめてしまうのでした。

後日、元気になった森崎が出社してきます。一方、昨日の咄嗟の行動を反省している泉は、どう接していいかわからず悶々としていました。しかし森崎はそんなことお構いなし。まるで何事もなかったかのようにストイックに仕事をこなし、いつも通り冷たく接してきます。 森崎に書庫に呼び出され、何かを期待していた泉に待っていたのは仕事へのダメ出し。勝手に期待していた泉は彼の態度に傷ついてしまい、残業中に1人涙を流しそうになるのでした。関係が進展したと思ったのにね……。 しかし突然森崎が缶コーヒーを差し入れとして持ってきてくれます。「この間はうれしかった」ーー。顔を赤らめながら発したその言葉に、泉はテンションマックスに。そして勢いのままに、再び料理を振る舞う約束を取り付けるのでした。 そして、とうとう泉が森崎の家に行く当日になり……。

ついに迎えた約束の日、顔を赤らめながら森崎の部屋に上がった泉。最初に入ったときのことを思い出して緊張しますが、森崎から早速料理を作ってほしいと頼まれます。 「あわよくばそういう関係になれたら」と、そんな願望を抱きながらも、泉は手料理を振る舞います。森崎は美味しいと言いながら料理を頬張り、自分の過去のことを話し始めるのでした。これはもう夫婦ですよ！今回のエピソードで一気に距離が縮まりましたね～。 食事を終え、森崎が誘ってきたのはオセロでした。期待していた展開とは違ったため、少しがっかりする泉でしたが、彼とのオセロを楽しみます。森崎も表情を崩すほどオセロに熱中し……。 その後は2人だけの幸せな時間を過ごし、泉は駅まで送ってもらって帰宅します。そして週明けの月曜日、友人のよっしーと話していると突然頼子先輩がやってきて……。

頼子先輩から、森崎が好きなのか？と聞かれた泉。続けて、彼を好きになっても何もないよと、森崎の女性遍歴を聞かされて、泉は愕然とするのでした。 過去に森崎を好きになった女の子は多くいたものの、彼女になった人はいませんでした。彼女たちが言うには、遊ばれているわけでもなく、付き合うわけでもない、何もない放置プレーが続くとのこと。頼子先輩は、泉に好きになる前にやめといた方が無難だと言って去っていきました。 ある日、泉が残業をしていると、よっしーが「がんばって」と声をかけてきます。意味深な言葉を受け、周りを見渡すと泉と森崎以外職場には誰もいませんでした。お腹を空かせた泉に、アメを手渡す森崎。これをきっかけに2人の会話がはずみます。 翌週末が森崎の誕生日だと知った泉は、お祝いをしようと提案。何をすればいいか戸惑う森崎でしたが、泉からオセロを提案されると、彼は、次は負けませんと言い返すのでした。 雑談を終え、仕事に集中していた2人は、ひょんなことから顔と顔とが接近し……。

泉は意を決して森崎に、好きだから付き合って欲しいと告白をします。良い返事をもらえると思っていた泉に対して、森崎は「少し時間をくれませんか？」と曖昧な返事。すっかり泉は落ち込んでしまうのでした。 よっしーと頼子先輩に報告する泉でしたが、当の森崎はトラブルで出張中。なかなか顔を合わすことができません。そんななか、泉がお祝いしようと約束した森崎の誕生日が近づいてきます。 泉はカフェでよっしーに、森崎に告白したことを相談。告白への後悔の念や、森崎の気持ちがわからないという不安が相まって情緒不安定に陥ってしまいます。そんな泉を、あなたらしくいればいいよとよっしーは背中を押してくれて……。 森崎が出張から帰ってきたのは誕生日の前日でした。疲れ果てていた森崎は、翌日になって誕生日の準備を始めます。仏壇にケーキを備えて掃除をしていると、家のチャイムが鳴り、玄関をあけると泉が立っていたのでした。

誕生日祝いの食べ物やお酒などをたっぷり用意した泉とささやかに誕生日を祝った森崎。いつもはノンアルをたしなむ森崎もこの日は酒を口にし、「僕はずっとつまらない人間だから」とこぼしたのち爆睡してしまいます。 眠ってしまったかに思われた森崎に「帰らないで」と抱きしめられた泉はそのまま森崎と一線を越え、「これで断られたらどうしよう」と不安を感じてしまうのでした。 しかし、翌朝「私のそばに居てほしいです」と告白された泉はそのまま森崎と付き合うことに。会社では厳しくても家ではやさしい森崎との毎日で満たされていた泉でしたが、突然「大きなプロジェクトが片付くまでゆっくり会えなくなります」と森崎から告げられます。 翌週から始まった怒涛の日々に悲鳴を上げそうになっていた泉は、ただ森崎に「会いたい」とメールをしますが……。

自分にも他人にも厳しい森崎。顔はイケメンで仕事もできるということで女性たちが放っておきませんが、ストイックすぎる面が欠点になっています。泉も観賞用としては良いと思っていましたが、ダウナーな森崎の姿を見た瞬間にときめくのです！ そして手料理を振る舞ったことで、初めて森崎の笑顔を見ることができます。さらに森崎がずっと独りぼっちで実は寂しがり屋という一面も知ることに。 ストーリーが進むごとに恋愛経験の少ない森崎の可愛くて愛らしい部分が垣間見えるので、泉の母性がどんどん爆発していくのも理解できます。泉に出会ったことで、変わっていく森崎の姿にドキドキがとまりません。

主人公・泉が勤める会社は、世間でいうところの「良いところの企業」。そんな会社でバリバリ働いている森崎と、新入社員の泉が見せる人間模様が興味深いです。 仕事場では森崎のダメ出しにやられてしまう泉が、2人になると母性を発揮する場面は特にドキドキしちゃいます。 2人だけでなく、友人のよっしーや頼子先輩などの登場人物が、ストーリーを盛り上げてくれます。頼子先輩が、森崎の過去の女性遍歴を暴露した際には、泉がどんな顔をするのかハラハラさせられました。 オフィスを舞台に、周りの人に支えながら距離を縮めていく2人の恋愛模様から、この先も目が離せません。