漫画『東郷家へ嫁いだ話』最新巻まで全話ネタバレあらすじ＆感想！原作小説はある？

漫画『東郷家へ嫁いだ話』は異能力をもたないことで虐げられ傷ついてきたヒロインが東郷家の青年との婚姻によって心を取り戻していく王道ラブファンタジーストーリー。 今回の記事ではコミックシーモアで独占配信中の『東郷家へ嫁いだ話』の最新話までのあらすじやネタバレを解説していきます！

全ての人が何かしらの異能力「天与」を発現する世界。 3歳の時、松方家の養子となったヒロイン・文。幸せな日々を送っていましたが、弟・樹が念動力の天与を開花させた頃から少しずつ彼女の人生に不穏な影が滲み始めます。 通常、能力の強弱はあれど必ず10歳までに発現する天与。しかし、文は10歳になっても能力に恵まれない、所謂「呪いの子」だったのです。 文が呪いの子であると知った途端、両親を含め周囲の人間たちの態度は一変。以来、使用人として生かされながらも辛い人生を歩むこととなります。 心を殺すことで虐げられる日々に耐えてきた文。そんなある日、千里眼の天与をもつ名家の長男・正治が文に婚約を申し込んできて……？

突然の文への縁談話に両親は大反対。しかし、東郷家が差し出してきた結納金の額を見るなり態度を変えます。急展開についていけない文ですが、正治に言わるがまま婚約、松方家を出ることが決まるのでした。 ようやく家族から離れられることに安堵していた矢先、文は母親から東郷家の秘密を探るよう脅迫されてしまいます。天与を使った命令に文は逆らうことができません。 その後は大きな問題も起こらず、東郷家へ嫁入りした文。しかし、正治は初対面のときと打って変わって冷たい態度をとってきます。結局、嫁ぎ先でも虐げられる運命なのかと文は怯えていました。 しかし、少しずつ互いのことを知るうちに2人は親交を深めていき……。

強大な権力を有する東郷家の嫁に文が選ばれたことに不満を募らせている松方家の両親や樹。そんな中、百目鬼と名乗る怪しげな男が樹に呪符を渡してきて……。 一方、東郷家の文は少しずつ使用人たちとも打ち解け平和な日々を過ごしていました。正治も実家で受けていた仕打ちのせいで傷だらけの文に薬を用意するなど優しい心遣い見せるように。他者からの優しさに慣れていない文は驚くと同時に嬉しいという感情を覚えていきます。 ある日、西地区で発生した抗争の知らせを受け正治は外出。そのタイミングを狙ったかのように東郷家に文の両親と樹が乗り込んできました。相変わらず文を蔑む家族に恐怖する文ですが、彼女を助けるように正治が現れて……。

東郷家に乗り込んできた文の両親と樹を目の当たりにした正治は、自身が所有している刀を樹に突き付けて「私の妻を侮辱するな」と言い放ちます。正治の迫力を前にして樹は気を失ってしまい、両親は樹を背負って東郷家をそそくさと退散するのでした。 この騒ぎで自身が呪いの子であると知られてしまったと思った文は、正治に隠していたことを謝りますが彼はまったく意に介していない様子です。むしろ正治は、天与の有無にかかわらず堂々と生きて欲しいと文に伝えるのでした。 夜になり、正治との出来事を思い出して顔を赤くする文でしたが、用事があって正治のもとを訪れた際に、正治が話している内容からある重大な秘密を耳にしてしまうのでした。

現影家についてに耳にしてしまった文は、その末裔が自分だと知って戸惑いの表情を見せます。文には松方家に引き取られるまでの記憶があまり無く、思い出そうとしても頭が痛くなってしまうのでした。 翌日になり、東郷家に正治の妹・琴音が帰ってきたことで家の中が騒がしくなっていました。彼女は文に対してまるで友達と接するかのように好意的な態度を見せます。友達ができたようで、嬉しさが溢れていました。 正治と文も何気ない会話をしていましたが、ふいに正治が「文」と名前を呼び、文も驚きの表情を見せながらも「正治様」と嬉しそうに呼び返します。

百目鬼(どうめき)と接していた文の弟・樹は、文に対する恨みの感情を口にしていました。松方家の養子でかつ呪いの子である文が、東郷家の嫁になり自分よりも恵まれた環境にいることが彼にとっては不満だったのです。 一方で文は琴音から借りた本で読み書きの勉強をしていました。彼女がまともな勉強をしていたのは十歳までだったので本を読むのも一苦労です。しかし自分の生まれに関係あるであろう現影家のことを調べるために文字を覚えようと熱心に取り組んでいます。 正治はそんな文を図書館に誘います。正治の妹・琴音も同行することを望んでいたのですが、正治が病院に行くように諭したことで彼女は病院に行くのでした。図書館に着くと、正治が「千里眼」を使って文の気持ちを読んだことで照れた表情を見せて……。

正治に諭されるかたちで病院へと向かった琴音。診断の結果は、『あの病気は今の医学では治らない』と医師から告げられてしまうのでした。その診断結果に肩を落とす琴音。望みがなくなった医師の言葉に、悲しげな顔をみせる琴音にとても悲しくなりました。 そんな琴音に正治は、そんなに気を落とすなと優しく言葉をかけ、琴音の病院には、腕のたつ宇津木という医者がいる、きっと何か手があるはずだと励ますのでした。正治の琴音を思いやる気持ちがみられて、心が温かくなりました。 正治の言葉を聞いた琴音は、現状治療法がないとしても私が暗い顔をしてはいけないと、前向きになれたのでした。そして、病院の帰りに楽しそうに会話をする夫婦が前から歩いてきて......。

正治が“腕のたつ医師”と信頼していた宇津木は、助手の伊泉とともに特殊な懐紙を利用して腐体病を人為的に発症させていました。 一方、病院へ向かう正治を見送った文のもとには琴音からの伝令線が届きます。 「話したいことがあるので、誰にも言わずに会いに来てほしい」 と書かれていた内容を鵜呑みにした文は、誰にも行き先を告げずに手紙にあった場所へと向かうのでした。指定された場所に到着した文が琴音の名前を呼ぶと、なぜか伊泉に腕を掴まれてしまいます。さらに何者かに襲われた文を伊泉がかばい、混沌とした状況に文はあっけにとられてしまうのでした。 その頃、うまく言い表せないもやもやを感じていた正治のもとに“文の姿がどこにもない”という報せが入り……。

文の血を狙う宇津木に陥れられ、彼に操られたことで我を忘れて文に襲いかかる琴音の攻撃を一身に受けながら、文を守ろうと歯を食いしばる伊泉。 もはや満身創痍のなか、伊泉は文の不思議な力を感じます。しかし、琴音から受けた攻撃の傷は深く、もはや彼に文を護るための力はほとんど残されていませんでした。 「死んでください」 なかなか伊泉が倒れないことに苛立った宇津木が2人に銃口を向け、万事休すかと思われたその時。 「動けば首が飛ぶぞ」 という正治の低い声が宇津木の背後から響き、宇津木の首元には鋭い刃の切っ先が光っていました。 「もしかして、心配してくれた？」 と期待してしまう文でしたが、実は宇津木が怪しいと感じていた正治はいつ何が起きてもいいように準備をしていたと聞き……。

文と伊泉が襲撃された事件から数日が経ち、洗脳されていて事件のことを覚えていないとはいえ、琴音は深く落ち込んでしまいます。 「私が弱いから、たくさん迷惑をかけてしまった」 とうなだれる彼女でしたが、 「どんなに辛くても、周りの人たちのために笑顔を絶やさないあなたが弱いはずがない！」 という伊泉の言葉で顔を上げるのでした。 伊泉は文を危険な目に合わせてしまったことを正治に改めて謝罪し、ピンチの時に感じた文の不思議な能力についても報告します。 「手をつなぎたい」 事件が一件落着し、文のおねだりで彼女の手を取る正治。 一方、文を殺害しようとした罪で牢に入れられた宇津木は、百目鬼にそそのかされて妻のために犯してきた罪を振り返っていました。そこにやって来た百目鬼は……。

漫画『東郷家へ嫁いだ話』8巻の発売日は、2024年2月17日に予定されています！ 忘れずに購入したい人はコミックシーモアの新刊自動購入を利用するといいでしょう。

まだまだ謎の多い本作ですが、今後は文の本当の正体が明かされるのではないでしょうか。天与を持たない呪いの子として忌み嫌われている文。しかし近いうちに能力が覚醒したり、隠されている力が明かされる展開が予想できます。 というのも政略結婚とはいえ、正治が文を受け入れた理由は他にもあると考えられます。天与である「千里眼」はすべてを見通す能力です。そのため文の身体に眠った天与の力を見抜き、覚醒させようとしているかもしれません。 または文の強大すぎる能力を、早めにコントロールさせようとしている可能性も。今後は百目鬼や松方家を始めとした悪役と戦う展開がありそうですね！そのときに文がどのように関わってくるのか注目です。

数々の困難を乗り越え絆を深めた正治と文が幸せになる王道の結末を迎えるでしょう。合わせて、正治が文に突然婚約を申し出た理由も明らかになるのではないでしょうか。 正治が文との未来に何を視たのかは分かりませんが、文に辛く当たる松方家を明確に敵視し彼女を思いやる行動からは一切の悪意が感じられないため正治は純粋に文を助けたかったのだと思います。

本作品のヒロイン。3歳の時に松方家の養女となるが、天与をもたない「呪いの子」とわかってからは下女として働かされていた。蔑まれる人生に苦痛を感じながらも慣れるしかないと諦め気味だったが、ある日突然東郷正治に婚約を申し込まれる。

松方家の長男で、文の弟。文が養女になった後に松方家の両親から生まれた子どものため文と血の繋がりはない。父親と同じ「念動力」の天与をもつ。僅か4歳で能力を発現した寵児だが、両親同様文を格下に見ており蔑む態度を隠そうともしない。

「千里眼」の天与をもつ東郷家の長男であり次期当主。絶大な力をもっており、戦争では負けなしの武人でもある。当初、文との婚姻が政略結婚だったため素っ気ない態度が多かったが、文の誠実な性格を知っていくうちに優しい表情を見せるようになる。

天与をもたない呪い子として両親や弟だけでなく、周囲の人間全てから虐げられてきたヒロイン・文。しかし、彼女は誰かを恨むことはせず呪い子であるゆえ仕方ないのだと心を殺して1人耐え続けていました。本作はそんな優しくも強い心をもった文が少しずつ報われていく姿が描かれます。 最初は政略結婚ゆえに愛情のない関係だった正治との生活も言葉を交わしていく中で心の距離が近づいていくのです。文の表情や心が少しずつ明るくなっていくのをじんわりと感じながら物語を楽しむことができます。

生まれてから10歳までのあいだに、天与と呼ばれる異能力が開花することが当たり前の世界で、ストーリーが展開されていきます。しかし、10歳になっても天与が開花しなかった呪いの子･文は、親族から見限られるのですが、千里眼の天与を持つ結婚相手の正治と出会ったことで彼女の人生は一遍していきます。 2人は数々の困難を一緒に乗り越えていき、特に正治の献身的な支えや思いやりにあふれた言葉や行動に、とても愛を感じることが出来る作品となっています。

『東郷家へ嫁いだ話』に原作小説はありません。本作はコミックシーモアで独占配信されている完全オリジナル作品のため、他サイトでの連載などもありません。

本作の作者･清水奏良先生は、少女・女性向けラブストーリー漫画をメインに執筆されています。作品の特徴としては、学園ものや異世界ものなど幅広いジャンルで、ストーリー性の高さを楽しむことができます。 代表作としては、本作『東郷家に嫁いだ話』、『ただいまお取込み中です』、『花咲くソロトリップ』などがあります。

ヒロインの和野(わの)さんは、生徒会長を務める真面目で成績優秀な女子高生で、遅刻の常習犯で問題児の四月一日(わたぬき)くんをどうにかしたいと考えていました。その理由は、大好きな辻(つじ)先生の役に立つことで、振り向いてもらいたいという不純な動機でした。 しかし、どれだけ注意しても遅刻してくる四月一日くん。そんな相反する2人ですが、和野さんが辻先生のことが好きだと四月一日くんに知られたことで、徐々に接点が増え始めていきます。本作は、そんな生徒会長×問題児の新感覚ラブストーリーが展開される恋愛漫画となっています。

調査の結果、2024年2月現在、漫画『東郷家へ嫁いだ話』を配信中のアプリはありませんでした。 お得なクーポンが利用できるコミックシーモアで購入すれば、待たずに好きな時に好きなだけ作品を楽しむことができるのでオススメです！