漫画「大正身代わり婚」全話ネタバレあらすじ感想！rawやzipを使わずに無料で読む方法があるのか調査

『大正身代わり婚～金平糖は甘くほどけて～』は、不幸な主人公の身代わり結婚を描いた恋愛漫画。妾の子の主人公が姉の代わりに鬼社長の元へ嫁ぎ、次第に夫と心を通わせていく物語です。 ここからは本作のストーリーをネタバレ込みで39話まで解説！さらに作品の見どころや、安く漫画を楽しめるお得情報なども紹介していきます。本作が気になっている人は、ぜひ最後までチェックしてみてください！

藤島汽船の社長の娘・藤島雪子は妾の子で、実母の病死後に藤島家に引き取られました。正妻の喜代やその娘の毬江は、妾の子である雪子を冷遇し、彼女は女中以下の扱いを受けていました。 雪子の父親は彼女を仕事の道具としか見ておらず、ある日、毬江の代わりに平塚紡績の社長・嵩也の元へ嫁ぐよう命じます。嵩也は、女性に対して冷徹な仕事の鬼と噂されている人物でした。見知らぬ相手との結婚に戸惑いつつも、雪子は嵩也との結婚を受け入れます。 結婚式が終わり初夜を迎えましたが、嵩也は雪子に無関心で彼女に冷たく接しました。しかし、雪子は妻としての役割を果たそうと、献身的に尽くします。そんな雪子の姿に、嵩也の心は次第に動かされていき……。

主人公の雪子は藤島汽船の令嬢でありながら、妾の子という理由で正妻とその娘・毬江から使用人以下の扱いを受けていました。そんなある日、父親に呼び出された雪子は毬江の身代わりとして紡績会社を営む平塚家へと嫁ぐように命じられます。 父親の会社を立て直すための政略結婚を断れるはずもなく、雪子は言われるがままに冷酷と噂される平塚嵩也へ嫁ぐことに。そして緊張の中迎えた初夜、嵩也から冷たく突き放され、雪子は自分が単なるお飾りの妻であることを実感するのでした。 翌日朝早く目が覚めた雪子は、少しでも家の役に立とうと台所に立ちます。すると「まだゆっくりしていろ」とぶっきらぼうながら気遣いが感じられる言葉を嵩也からかけられ、少しだけ彼への印象が変わるのでした。

長らく伏せっている嵩也の母のため、お菓子を作った雪子。義母には喜んでもらえたようで、翌朝嵩也からもお礼を伝えられます。その日から雪子は嵩也と一緒に朝食を食べるようになり、少しずつ平塚家に溶け込み始めるのでした。 特に義母とはかなり打ち解け、彼女のためにもっと何かしてあげたいと考えた雪子は、後日嵩也にお菓子作りの材料を買いたいと頼み込みます。嵩也はお嬢様らしからぬ雪子の願いに驚きつつ、彼女が普通の令嬢とは違うことを感じていました。 一方、雪子がいなくなった藤島家では、毬江を平塚家と同じ大手紡績会社の千波紡績の息子・彰一に嫁がせようと画策中。彰一も毬江のことを気に入ったようで、何度か2人で会うようになっていました。そして彰一が嵩也の後輩であり、彼を妬ましく思っていることが明らかになります。

雪子の努力の甲斐あって、夫を亡くして以来ずっと伏せっていた義母はみるみるうちに回復。嵩也は元気になった母から雪子を大切にしなさいと諭されます。 母の言葉に自分は会社のために結婚しただけと反発する嵩也でしたが、彼の中でも雪子に対する印象は変わり始めていました。その変化を雪子も感じ取り、少しずつ心を開いてもらえていることを喜びます。 そして2人は結婚後、初めて一緒に出かけることに。母に尽くしてくれる礼がしたいと言われ、雪子は大好きなお菓子である金平糖をおねだりします。 一方その頃、夜会に参加していた毬江は、彰一が他の令嬢と婚約したことを知り激怒。さらに仲睦まじそうに街を歩く雪子と嵩也の姿を目撃し、理不尽な怒りを膨らませるのでした。

初めてのデート以来、度々一緒に出掛けるようになった雪子と嵩也。その日も最近洋食に興味を持ち始めた雪子のため、嵩也はレストランを予約します。そして食事の終わりに、雪子は嵩也から結婚指輪を渡され感激するのでした。 その頃、突然平塚家に押しかけてきた毬江は義母に「雪子は平塚家の嫁として分不相応。やはり自分が結婚するべき。」ととんでもない提案をしていました。雪子を蔑む毬江の言葉に、普段温厚な義母は激怒。興奮したせいで倒れてしまいます。 そしてそのまま体調は回復せず、暫くのちに義母は亡くなってしまいました。それから葬儀が終わり、突然の出来事に立ち直れずにいる雪子に、嵩也がある秘密を打ち明けます。

自分が平塚家の本当の息子ではないことを雪子に明かした嵩也。実の息子が幼くして亡くなり、病んでしまった義母のため義父が孤児だった嵩也を引き取ったのです。雪子は最後まで母親を騙しているような罪悪感を抱える嵩也を優しく抱きしめ、「2人の間には真の愛がありました」と声をかけるのでした。 1ヶ月後、仕事で神戸にいくことになった嵩也は新婚旅行も兼ねて一緒に行かないかと雪子を誘います。そして雪子は旅先で嵩也に恥をかかせまいと英語を勉強することに。秘書の多岐川に幼馴染の英美を紹介してもらい、1週間特訓に励みました。 その甲斐あって神戸では嵩也の仕事相手である英国人家族に英語で挨拶できた雪子。嵩也は雪子が今日のために英語を勉強したと知り、健気な彼女をいじらしく思います。

もうすっかり夫婦らしくなった嵩也と雪子でしたが、結婚してからまだ1度も夫婦の営みをしていませんでした。神戸のホテルでそれらしい雰囲気になるものの、体に藤島家で受けた無数の折檻の傷を抱える雪子は、その傷を見せたくない一心で嵩也を拒んでしまいます。 その後、神戸から帰ってきた嵩也が大悟という少年に切りつけられるという事件が発生。幸い傷は大したことなかったものの、少年はある女性が平塚紡績に殺されたと主張してきました。 話をよく聞くと数か月前に無断欠勤で解雇されたキヌという女性が突然死したらしく、同時期に会社では他にも無断欠勤で解雇された人が多数いたことも判明。何かきな臭いものを感じた嵩也は事件について調査を始めます。

調査の結果、キヌは弟の大悟により多くの仕送りをするため平塚から千波紡績の工場に移ったこと。そしてそこで過酷な労働を強いられ過労死してしまったことが判明します。千波紡績は先代が亡くなって以来、経営方針が変わり従業員を酷使するようになっていました。 丁度その頃、雪子のもとに父親が倒れたため実家に戻れという知らせが届きます。しかしわざわざ見舞いに来た雪子に対して父親はお金の無心。毬江からは離縁を迫られ、雪子はすぐに帰ろうとします。するとそこへ迎えにやってきた嵩也があらわれ、自分の妻は雪子だけだと毬江の前で宣言してくれました。 嵩也の言葉を聞き、彼に全てをさらけ出す決心をした雪子。帰宅後、勇気を出して傷だらけの体を嵩也に見せますが、その体を見た途端、嵩也は顔色を変えて部屋を出て行ってしまいました。

体を見せてからというもの、夜家に帰ってこなくなってしまった嵩也。実は雪子の過去を知るため花街へ出入りしていたのですが、それを知らない雪子は自分が拒絶されたのだとショックを受けてしまいます。 一方、雪子が藤島に引き取られる前のことを知った嵩也は、彼女と自分のある繋がりに気が付きます。実は孤児だったころ命を断とうとしていた嵩也は、まだ幼い雪子に金平糖をもらい自殺を思いとどまっていたのです。 そして嵩也はその真相とどんな姿でも愛していることを雪子に伝え、2人はようやく本物の夫婦として結ばれたのでした。 その後、千波紡績の一件は先代の妻の協力もあり平塚紡績が買収するという形で落着。藤島の家とも完全に決別して平穏が訪れます。

料理の腕を見込まれ、貴族議員を務めている瀧本家からご令嬢の家庭教師を頼まれた雪子。しかし娘の由寿は足が不自由で、他人に心を閉ざしてしまっていました。 「家事が出来ても誰も嫁に貰ってくれない」と言って拒絶する由寿の心を何とか開こうとする雪子でしたが、なかなか上手くいかず……。その一方で由寿は勉強の家庭教師である実鈴には懐いていました。 しかもこの実鈴という女性、実は千波の息がかかった人物で、ことあるごとに雪子の邪魔をしてくるのです。やっと由寿が興味を持ってくれそうな題材を見つけても、実鈴に邪魔され関係は一向に前に進みません。 そんな折、滝本家でパーティが開かれることに。雪子は由寿の同級生に出すお菓子を作ることになります。

クリスマスパーティーでお菓子の家を作ろうと決めた雪子。童話にも登場するお菓子に由寿は興味津々で、めずらしく積極的にお菓子作りに参加します。お菓子の出来栄えは上々。あとは当日を迎えるだけとなりました。 しかしパーティ当日にお菓子の家が何者かによって壊されるというハプニングが発生。雪子の機転によって何とか大盛況のうちにパーティは終了します。 その後、潰れたお菓子の家からイヤリングが見つかり犯人が実鈴であると発覚。千波家のスパイとして雪子を探っていた彼女は、失敗で落ち込む彼女に取り入り弱みを握ってやろうと考えていたようです。 雇い主である由寿の母親に悪事がバレ、もはや言い逃れできない状況に陥った実鈴。追い詰められた彼女がとった行動とは……？

藤島の家が破産したのち、継母の行方は描かれていましたが毬江のその後は不明のままです。もはや何の力も持たない毬江ですが、このまま黙っているとも思えません。雪子に逆恨みしてもうひと悶着起こすと考えていいでしょう。

32話では千波紡績の買収が描かれ、彰一とその父は経営から追い出されてしまいました。彰一はかなり腹黒いところがあるため、今後嵩也への復讐を企てる可能性があります。もしかしたら雪子を利用して経営を乗っ取ろうと動き出してくるかもしれません。

毬江や彰一といった不安要素がまだ残ってはいるものの、身も心も固く結ばれ本物の夫婦となった嵩也と雪子。今後どんな事件が起こってもこの2人なら乗り越えていってくれそうです！最後には子どもにも恵まれ幸せに暮らす2人の姿が見れると期待しています！

本作は妾の子として酷い扱いを受けて育った主人公が、政略結婚で見知らぬ社長のもとへ嫁ぐ物語です。 主人公の雪子は家族から疎まれ、奴隷のような扱いを受けていました。しかし、平塚紡績の社長である嵩也との結婚を機に、彼女の運命は一変するのです。 仕事の鬼として知られる嵩也は、雪子に対して冷淡な態度をとっていました。そんな状況にもめげず、妻の役目を果たそうとする雪子の姿に次第に心を開いていきます。誰からも愛されなかった雪子が、嵩也と心を通わせながら幸福をつかんでいくストーリーから目が離せません。

雪子が結婚した嵩也は、女性に対して冷酷な態度を取るという噂がある男性です。結婚式当日、彼はほとんど雪子を見ずに式を終え、初夜には「仕事が忙しい」と言って彼女に触れることもありませんでした。嵩也は全く情のない男に見えますが、翌朝の出来事で彼に対する印象が一変します。 朝早くから朝食を準備する雪子に対して、嵩也は「まだ疲れているだろうから、ゆっくり過ごせ」と声をかけるのです。そっけない態度を取りながらも、時折見せる嵩也の優しさに魅了されます。

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