漫画『茉莉花官吏伝』5巻まで全話ネタバレあらすじ＆感想！【才能を開花させる少女】

『茉莉花官吏伝～後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ～』は、天賦の才能を持ったヒロインが、奇跡を巻き起こしていくラブストーリーです。 本記事では、本作『茉莉花官吏伝～後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ～』を最新巻までネタバレも含めて徹底解説していきます！全巻無料で読めるかも調査したので、ぜひ最後まで見ていってくださいね！

平民出身の茉莉花(まつりか)は、その記憶力の良さを買われて、下働きの宮女から女官に昇進していました。女官になったことで、憧れの陛下を目にできることが何よりも嬉しいことでした。そして、陛下との夢のような恋仲になりたいと、現実的ではないと分かりながらも、密かに思い描いていたのです。 そんな中、茉莉花は、陛下・珀陽(はくよう)のお見合いの練習相手として抜擢されるのでした。そして、顔合わせの日。いつも遠くから眺めていた彼が、すぐ側にいることが信じられません。そして、彼と話していくうちに、気さくで優しい性格の持ち主であることを知っていくのでした。 その一方で、珀陽も茉莉花の才能に気付いていき......。

茉莉花は、珀陽の志や人となりを知って、彼のために文官になることを決意していました。彼女は、文官になるための最大の難関、科挙試験の合格を目指します。そして、かつて科挙の試験で首席である状元合格をした芳子星(ほう しせい)に懇願し、勉強の指導をしてもらうことになっていました。 彼女の才能を認める子星からは『あなたの本気を見てみたい』と、大きな期待を寄せられます。自分の能力にまだ自信の持てない茉莉花は、この期待が重いと感じながらも、しっかり受け止めようと思うのでした。 最高峰の学びの場・太学で、珀陽から茉莉花の世話役を任された春雪(しゅんせつ)は、彼女のとてつもない才能を見せつけられていきます。そして、なぜ珀陽が彼女を太学へ入学させたのか、その真意にも少しずつ気付いてきて......。

官史を目指していた茉莉花は、子星の指導や自身のポテンシャルの高さを発揮し、見事科挙の試験に合格します。そして、いよいよ文官としてのキャリアを歩み始めるのでした。彼女とともに試験に合格した春雪たちが新人研修を受講するために、様々な場所に出向いて奔走していました。 文官として初めての仕事として、彼女の先輩に女性文官・玉霞(ぎゃくか)とともに、自国に来訪している隣国の赤奏国の皇帝・暁月の世話役を任されます。しかし、その仕事の最中に、玉霞が反皇后派に協力しているところも目撃してしまいます。 茉莉花は、困惑した感情に苛まれながらも、大好きな先輩である玉霞を止めるため、動き出しますが......。

茉莉花は、反皇后派のブレインとなって、自国を裏切った玉霞に激しく動揺します。しかし、国を守るため心を鬼にし、決意を固めた彼女の大胆な策によって、反皇后派を抑えることに成功します。そして、見事に暁月の世話役の役目も終えるのでした。 そして、次の任務として、暁月が治める赤奏国へ向かい、宰相補佐として崩壊したこの国の体勢を立て直す役割を担うことになります。 茉莉花は、赤奏国で役人の最年長・海成とともに今回の任務を遂行していきます。海成はとても能力がある人物だと見抜きますが、なぜか彼はそれを隠すように振舞っていて、違和感を抱きます。そんな中、彼から驚きの誘いが......。

茉莉花は、国家として崩壊の状況にあった赤奏国の体勢の立て直しの任務を遂行していました。そして、任務の最中に、この国の跡目を巡る争いに巻き込まれてしますのでした。 そんな危険な状況下で、暁月を要する皇帝派を守るべく、ある奇策を実行します。それは、暁月と敵対する堯佑軍の布弦祥を味方にするため、あえて彼らの軍に捕まるという危険な作戦でした。 その作戦がしっかりハマり、茉莉花が布弦祥を説得した結果、堯佑軍を裏切らせて味方にすることに成功します。そのかいもあり、一時的に争いは落ち着きをもたらしました。 しかし、堯佑がしびれを切らしはじめ、争いはより危険な状況を迎えていくのでした......。

ヒロイン・茉莉花は、生まれつき抜群の記憶力を持ちながらも、自分に自身の持てない少女でした。しかし、その記憶力が認められ、平民ながら女官に抜擢され、責務を全うしていました。 そんなある日、ひょんなことから白楼国の皇帝・珀陽にその才能を見出されます。そして茉莉花は、彼の志や人となりに感銘を受け、官史として自国のためや、彼のために生きていく道を選択するのでした。 天才的な頭脳を活かして問題を解決していく描写や、珀陽とのロマンスにも目が離せない、読み応え抜群の作品です。