漫画『深紅の令嬢は自己肯定感低め！』は無料で読める？結末まであらすじネタバレ！rawや小説家になろうで読める？

不器用かつ思い込みの強すぎる2人が出会い、すれ違いながらもハッピーエンドへと向かっていく様子を描いた短編恋愛漫画『深紅の令嬢は自己肯定感低め！』。短編ながら満足度の高い悪役令嬢ものとして話題の作品です！ この記事では本作をお得に読む方法や、ネタバレ込みでのストーリーの紹介をしていきます！

主人公のイザベラは厳格な祖父母から厳しく育てられた公爵令嬢。曲がったことが大嫌いな彼女は周囲から「高慢な公爵令嬢」と呼ばれていました。 その反面、意外にも自己肯定感はとてつもなく低かったイザベラ。婚約者である王太子・ヴァスティアンにも嫌われていると思い込んでいましたが……。

公爵家に生まれたイザベラは、幼くして自分の運命を悟っていました。「王太子と結婚するために、たくさん勉強してたくさんの人から愛されなさい」ーー。 そんな一族からの重圧に耐えながらも、イザベラは必死に努力を続けていました。父方の祖父母に預けられてからは、たっぷりの愛情とともに品性と教養を叩き込まれたイザベラ。 しかし教育内容自体が時代遅れだったため、周りからは浮いて見える女性に育ってしまいます。曲がったことが大嫌いで、不正やイジメがあったら見て見ぬふりせずに正す。悪者たちには嫌われていましたが、彼女の行動は多くの人を救っていました。 そして努力が実を結び、王太子・バスティアンの婚約者となったのです。

政略的な結婚だと理解していたイザベラでしたが、気弱で内気ながらも優しい性格のバスティアンに徐々に惹かれていきます。そんなある日、城内でとある噂を耳にしてしまうことに。 「王太子にはイザベラ以外に好きな人がいるらしい」ーー。さらに追い打ちをかけるように、イザベラはバスティアンがアンシェラという女性と一緒にいるところを目撃してしまいます。 そして互いに名前で呼び合っていることも知り、2人が想い合っていると認識したイザベラ。悲しい気持ちで胸がいっぱいになりますが、バスティアンの幸せを優先することにします。 そしてバスティアンの立場と彼自身を想って、自らフラれるように悪役令嬢へ変貌することを決めるのでした。

ヴァスティアンに自分以外の想い人がいると悟ったイザベラは、婚約破棄を言い渡されるのも時間の問題だと感じていました。 そしてある日のパーティでイザベラの予想は的中。自分ではない令嬢をエスコートしているヴァスティアンから婚約破棄を告げられます。さらにアンシェラへのイジメも告発され、イザベラは完全な悪役令嬢へと化すのでした。 この日のために、悪役令嬢の練習をしていたイザベラ。いざ特訓の成果を見せようとしますが……。

完璧な悪役として立ち振る舞おうと考えていたイザベラでしたが、不意に涙を流してしまいます。それでもバスティアンから告げられた婚約破棄を受け入れ、その場を去るのでした。 一方、イザベラの悲しい顔を前にしたバスティアンは、彼女を追いかけることに。そして咄嗟に「私のことが好きなのか？」と聞いてしまいます。 するとバスティアンの顔が一瞬で真っ赤に。そこへアンシェラがやってきますが、バスティアンはイザベラを優先するのでした。

バウス男爵家出身のアンシェラは、決してバスティアンを愛しているわけではありませんでした。彼女の目的は、彼と婚約して王家の親族になること。 そのためには手段を問わず、バスティアンに媚薬を飲ませて既成事実を作ろうとまで考えていたのです。しかしバスティアンは彼女の策略を見破っており、バウス家の不正を暴こうとしていました。 そしてアンシェラにあたかも好意があるように近づき、こっそりとバウス家の情報を集めていたのです。

その後、無事にアンシェラは追放されて罰を受けることに。一方、イザベラとバスティアンはお互いに秘密を打ち明けます。 そこで明らかになったのは、バスティアンが婚約前からイザベラに惚れていたこと、婚約後に相応しい男になれるように背伸びをしていたことでした。 そして婚約破棄した理由も、イザベラの幸せを第一に考えた結果だったことが明かされます。その後、2人は愛を確かめ合って幸せな結婚生活をスタートさせるのでした。

調査の結果、『深紅の令嬢は自己肯定感低め！』に原作小説はないということがわかりました！ 本作は原作者の小山内慧夢が書き下ろしたオリジナルストーリーとなっているため、漫画でしか読むことはできません。 なお小山内慧夢は小説投稿サイトの小説家になろうでも活動している作家です。他の作品を読んでみたい人は、ぜひ小説家になろうをチェックしてみてください！

本作の主人公である公爵家の令嬢。幼い頃から父方の祖父母に徹底した教育を施されており、王太子と結婚するために努力をしてきました。 曲がったことや悪しきことが大嫌いな真っ直ぐな性格。相手が誰であろうとダメなことはダメと言ってしまう質なので、周りからは浮いている存在に。しかし純粋で素直という愛らしい一面もあります。

イザベラの婚約者であり王太子。気弱で愚鈍と言われていますが、優しくて紳士的な性格をしています。さらに裏ではしっかりと公務をこなす仕事人な一面も。 強気な性格のイザベラに気圧されることが多いですが、心の底から愛しています。また彼女の幸せを第一に考えており、そのためなら自分の傍を離れても構わないと考えるほど。

バウス男爵家の令嬢。バスティアンに恋愛感情があるように振舞っていますが、すべては王家に取り入るためです。 根底に愛はなく、目的のためなら汚い手も使う極悪非道な女性。また裏ではイザベラの不幸を喜んでいます。

イザベラの幼馴染。近衛騎士として王太子に仕えていますが、イザベラに厚い忠誠を誓っています。 バスティアンに想い人がいると知って悲しむイザベラを一番に支えた優しい男性。彼女の想いを優先する良き理解者です。