「引退したおっさん冒険者」全話ネタバレあらすじ＆無料で読む方法を解説！rawやpdfで読むのはやめよう

ギルドの古株でB級冒険者の肩書を持つおっさんが、最恐のギルドマスターになるストーリーの青年漫画『引退したおっさん冒険者、再雇用で最強ギルドマスターになってしまう』。 ここからは作品の配信情報や無料で読めるか、ネタバレ・あらすじを紹介していきます。結末の予想もしているので、最終回の展開が気になる人はぜひチェックしてみてください！

遥か昔から多くの国を滅ぼしてきたと言われている黒竜が封印され、平和を取り戻した世界。交易都市のハンザルクにあるギルド「銀月の狐」では、B級冒険者のドノバンが依頼された品を納めていました。 「もう年だから討伐はキツイんだよね」 そうぼやいては運搬の仕事しか受けないドノバンが、実はかの黒竜と戦った冒険者だったということは誰も知りません。 この日、討伐難易度の高いキラーベアを仕留めた冒険者から“武器を持つのも辛いのなら、引退してはいかがだろうか”と引退を勧められたドノバンは……。

交易都市・ハンザルクにある冒険者ギルド「銀月の狐」に持ち込まれた魔殺熊(キラーベア)。キラーベアに傷をつけずに仕留めたという冒険者のヘイブンを、主人公のドノバンは「すごいじゃん」と褒め称えます。 ドノバンは“全冒険者のうち1,000人に1人”といわれるB級冒険者でありながら、年齢を言い訳に物資の輸送ばかりを行っていました。 そんなドノバンの不真面目な態度を見たヘイブンがドノバンに引退を勧めたその時、仮死状態だったキラーベアが息を吹き返します。 ドノバンはとっさにキラーベアの急所をペンで突き、あっという間にキラーベアを仕留め……。

キラーベアを討伐したドノバンに目を向けたヘイブンは、ドノバンの身体に妙な傷跡があることに気づきます。 ドノバンの身体に刻まれていたのが自らを仕留めたものに黒竜が刻んだ呪いだと気づいたヘイヴンは、ドノバンの実力を認めるとともに「なぜドノバンはB級冒険者にとどまっているのか」と考え始めます。 その時騒ぎを聞きつけたギルドマスターが現れ、ドノバンの傷を治すことに。ギルドマスターに「ドノバンはS級冒険者でもおかしくない」と言われ、ヘイブンは改めてドノバンに謝罪します。 しかしドノバンは「俺がいなくてもギルドは回る」とギルドを去ろうとしていました。そんなとき、ギルドマスターはドノバンに“別のギルドでギルドマスターになってみないか”と言い出し……。

ギルド「赤鉄の龍」のギルドマスターになるべく、城塞都市・ニーベルグへと旅立ったドノバン。しかし、赤鉄の龍は先代のギルドマスターが亡くなってからメンバー同士の折り合いが悪く、領主ともいい関係を築けていないギルドだというのです。 一方、ニーベルグに到着したドノバンは商人から“龍神様の力が宿ったダイス”を見せられ、「この町に自分が探す情報があるのかもしれない」とわずかな希望を抱きます。 それから赤鉄の龍の受付嬢兼ギルドマスター代理のシアーネと話した際、ギルドメンバーがいないことに気づくドノバン。 「今はたまたま出払っているだけ」 と話すシアーネでしたが、アルクスという青年が即座にシアーネの言葉を否定し……。

キラーベアの群れを1人で討伐してしまうほど腕のたつ冒険者・アルクスはドノバンが新しいギルドマスターになることが不満な様子。 アルクスはギルドの許可証をよこせとシアーネに迫り、力尽くで許可証を奪い取ろうとします。とっさにドノバンが止めに入ったことでこの場は事なきを得ますが、*アルクスはある疑念を持ってドノバンを見ていました。 一見だらしなく、くたびれた中年に見えるドノバンはやり手の冒険者なのではないかと見抜き、ドノバンにダイスを投げつけて去っていくアルクス。 その後シアーネはアルクスのドノバンに対する非礼を詫びながら、アルクスが赤鉄の龍はもう潰れると断言している理由を話しはじめ……。

かつてのアルクスは、優しくて正義感の強い立派な青年でした。時にはその強すぎる正義感のせいで、幼馴染であるシアーネを心配させることもしばしば。 しかしどれだけシアーネが小言を言ってもアルクスは自分の信念を曲げず、誰かの命を守れるなら、見返りの少ない危険な依頼も迷わず受け続けてきました。 こうしてアルクスは冒険者としての実力をメキメキと伸ばし、周囲の人間からも信頼される存在に成長。誰もが「赤鉄の龍」の次のギルドマスターはアルクスだと思っていました。 しかし今では自分を裏切ったギルドを深く憎んでいるようで……？

シアーネの話を聞きながら、何となく自分が厄介なことに巻き込まれてしまったと察したドノバン。するとそこへ、ボンボスという金貸しの男がやってきます。 ボンボスはギルドに大金を貸し付けていて、今日が返済日だと告げました。しかしシアーネが交わした契約では、返済日はまだ先のはず。そのうえ一月で一割のはずだった利子も、十日で一割に変えられていました。 シアーネは契約書が違うと抗議しましたが、領主のサインもあると言われ何も言えなくなってしまいます。次期ギルマスとして勝手に連帯保証人にされてしまっていたドノバンは、仕方なく「ある物」で支払うことにして……？

ドノバンが借金を支払う代わりにといって差し出したのは、黒の魔竜の鱗でした。魔竜の鱗は非常に貴重なもので、借金など簡単にチャラにできます。 しかしボンボスの部下は鱗が本物だと全く信じていない様子で、ドノバンを小馬鹿にしながら鱗を奪い取ってしまいました。 するとその瞬間、鱗を持った手が炎に包まれました。ドノバンは竜の呪いだと説明したうえで、部下の腕を切断。そしてすぐにエクスポーションで腕を再生してあげました。 この一連の騒動で鱗が本物だと確信したボンボスは、ドノバンの交渉に応じることに。領主がギルドに深い恨みを抱いていると忠告を残し帰っていきました。

ボンボスが帰った直後、街中にけたたましい鐘の音が鳴り響きます。慌ててシアーネが外の様子を見ると、そこには大群で押し寄せる翼竜(ワイバーン)の姿がありました。 ワイバーンに破壊される街の様子に困惑するシアーネ。本来ワイバーンはこんな街中に姿を現すモンスターではありませんでした。 するとシアーネの目の前に一頭のワイバーンが現れます。間一髪のところでドノバンが助けに入り、シアーネに怪我はありませんでした。 その直後に群れは去っていったものの、街の被害は甚大でした。シアーネは崩壊した街を見下ろしながら、「私のせいだ」と呟き……？

伝説の黒竜は封印されたということになってはいますが、ドノバンにかけられた呪いはまだ癒えていません。さらにニーベルグでドノバンが発見したダイスからはごく僅かな竜の力が宿っていたことから、黒竜は完全に封印されていないと考えられます。 キラーベアのように力を温存し、*封印が弱まったタイミングでの復活を考えているとしても不思議ではありません。 ドノバンは永きにわたる黒竜との戦いで弱点なども知り尽くしているでしょうし、今度こそ黒竜を完全に封印する展開も期待できそうです。

普段はなんてことのない中年男といった感じのドノバンですが、初対面のアルクスが認めるほど冒険者としての高いスキルを持っています。 今後はアルクスもドノバンのことをリーダーとして認めるようになっていくでしょうし、ドノバンのことを慕ってギルドに加入する冒険者も増えるかもしれません。 そうすれば赤鉄の龍はふたたび活気を取り戻し、一大ギルドとして名を馳せることになるのではないでしょうか。古巣である銀月の狐ともいい協力関係が築けそうですし、これから赤鉄の龍と銀月の狐はどんどん発展していきそうですね！

『引退したおっさん冒険者、再雇用で最強ギルドマスターになってしまう』は、小説投稿サイト「小説家になろう」が原作の作品ではありません。 また本作は小説が原作ではなく、小説家・kimimaroによる漫画原作のオリジナルコミック。そのため最速でストーリーを楽しみたい人は、ブックライブを利用するのがおすすめです！