2025年10月8日更新

【感想】キュンを過剰摂取!『主人恋日記』はピュアで愛らしい眩しい青春を堪能できる漫画

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『主人恋日記』

学校で人気者の兄を持つ地味な主人公が、兄の後輩であるイケメン男子と幸せになる青春漫画『主人恋日記』。 陰キャなヒロイン×大人気のイケメンヒーローというカップリングが好きな人には、たまらない作品となっています!高校が舞台となっているため、忘れかけていた青春や叶えられなかった眩しい日常がたっぷり味わえる作品です。 よくある構図だけど、王道だからこそキュン要素が過剰摂取できる青春ラブストーリー!そんな『主人恋日記』の魅力を伝えられたらなと思います。

『主人恋日記』とは

『主人恋日記』は、内気で地味な眼鏡女子の主人公が同じクラスの人気者イケメン男子と青春を送るラブストーリーです。メインカップルの2人はピュアで可愛らしい年相応な高校生で、理想的すぎない等身大の恋愛をしている点が作品の魅力となっています。 主人公の辻村葵は、売れっ子の漫画家である母と学校で1,2位を争うほど人気の兄・樹がいる家庭で育ちました。そのため自己肯定感が低く、学校では友達が1人もいません。 そんなある日、樹の部活の後輩でありクラスのイケメン男子である水沢世那が、樹の誘いで家にやってきます。この日以降、葵は世那と仲良くなっていき……。 葵と世那がどのように心を通わし、葵がどこやって成長するのか最後まで目が離せない作品です!

主人公のキャラクター性に惹かれる

『主人恋日記』の主人公である葵は、物凄く自己肯定感が低くて誰とも話さない内気な女子高生。素晴らしい人格の母と兄に囲まれたことで卑屈になっており、マイナスな思考が多めなキャラクターとなっています。 ここまで聞くと魅力が0な主人公に見えますが、本人が自覚していないだけで素敵な部分がたくさんあるのです! 忙しい母に変わって洗濯や料理など家のことを片づけたり、周りに流されない強い意志を持っていたり、家族を大切に思っていたりと真っ直ぐで優しい心の持ち主となっています。 そしてストーリーが進む中で、メイクを練習して美人に変化するなど、磨けば輝く原石だったことも明かされました。 周りと比べてしまう心や目立ちたくないという本心は、現代を生きる者にとってはどこか共感できますよね。しかし少しずつ殻を破っていき、新しい自分を受け入れて成長する姿には勇気がもらえました! やっぱり強くて真っ直ぐな主人公には惹かれます……!

ヒーローの世那が葵と同じくらい魅力的!

主人公が魅力たっぷりな本作ですが、恋愛漫画である以上はヒーローの存在も大切ですよね!葵があまりにも素敵すぎますが、もちろん世那も彼女に匹敵するほどの魅力を持っています。 樹と同格の人気者である世那は、運動神経が良くてイケメンで人気者な完璧ヒーロー。まさに葵とは真逆のキャラクターとなっています。 しかし卑屈な葵に対して温かい言葉をかけたり自然に話しかけたりと、優しい心の持ち主でもあるのです!そのため序盤から葵と友達関係になっており、2人の間で微笑ましいやり取りが繰り広げられています。 そんな世那ですが、実は恋愛に対しては奥手な一面が!葵がメイクして可愛くなったことに顔を赤らめるシーンや、デートの終わりに葵から「楽しかった」と告げられたときに照れるシーンには、世那の初心な性格が顕著に描かれていました。 女の子慣れしていそうなのに、葵に振り回されることもある世那がとにかく可愛いのです!

夢に見た青春を描いたキラキラストーリー

『主人恋日記』は高校が舞台となっているということで、甘い青春ラブストーリーが描かれています。 成人している私からしたら、めまいがするほどのキラキラ眩い展開です……。しかしかつて憧れた青春と、高校時代に経験したあの日を再現しているような、リアルで等身大な物語となっています。 そのストーリーを彩っているのが、やはり登場するキャラクターたちでしょう。葵と世那はもちろんですが、2人を温かく見守って応援してくれる家族や友人も魅力的な存在となっていました。 確かに、流行りである「恋路を邪魔する者の登場」「悲しい境遇を乗り越えて幸せになる」「実は重い過去がある」などの展開は良いスパイスになっています。しかしどこか非現実的で、漫画の世界だと理解させられる瞬間があるのも確かです。 しかし『主人恋日記』にはそういったストレスがなく、常に幸せな雰囲気が流れています。二次元すぎず、かと言って現実的すぎない丁度良い塩梅のストーリーに夢中になりました!

コミックシーモアで『主人恋日記』を読んだ感想まとめ

漫画『主人恋日記』は、物語の世界にどっぷり浸からせてくれる等身大の青春ストーリーです。 葵と世那が2人だけの空間で愛を育み、家族や友人たちが温かく見守る……。嫌なヤツの登場が少なく、現実離れしたトラブルや過去もない素敵な作品です。 だからこそ眩い青い春の世界から現実の世界に戻って来たときは、凄まじい喪失感と虚無感に襲われました。しかし「あったかもしれない青春」がたっぷり摂取できて、明日から頑張ろうと元気ももらえました。